2024/12/6(金)第10週「人それぞれでよか」
あらすじ
こども防災訓練の全体ミーティングが開かれ、結は聖人ともに参加しました。ミーティングの中で結は、炊き出し隊の人数が足りないので手伝ってくれる人が欲しいと要請。しかし、手を貸してくれる人は一人もいませんでした。
そんな中で聖人は孝雄の名をあげました。しかし、美佐江は聖人のアイデアに反対。いつまでもふさぎ込んでいる孝雄を嫌う美佐江に対して、結は言いました。野菜の育つ期間がそれぞれのように、人が立ち直る期間もそれぞれではないかと。
そして迎えたこども防災訓練の当日。会場に集まった商店街の面々の視線は、会場にやって来る人物に注がれました。孝雄がやって来たのです。孝雄を誘ったのは美佐江でした。美佐江は菜摘を救ってくれた礼を孝雄に述べたのです。
一方、スランプに陥っていた翔也は、ようやくスランプを抜け出す道を見出し始めていました。変化球の練習を続けていた翔也は、ようやく変化球をうまく投げられるようになっていました。。エースの澤田も、翔也の変化球を絶賛しました。
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感想
今週は孝雄さん週と言っても差し支えないほどに、これまで描かれなかった孝雄さんの一面がドラマの中で初めて描かれました。
初めて見る孝雄さんの一面:靴職人としての腕前
これまで、孝雄さんが腕の良い靴職人であることは登場人物たちの何気ない会話の中で語られてはいました。
しかし孝雄さんの腕前が誰の目にもわかるように描かれたのは今週が初めてです。
そして、いつの間にか売れっ子の古着バイヤーとしてヴィンテージものの目利きができる歩ちゃんが孝雄さんの腕前を絶賛。
歩ちゃんの今の立ち位置を上手に使うことで孝雄さんの腕前がどれほどのものなのかがよくわかりました。
聖人さんが新品の時と同じだ!と感激しても、孝雄さんの腕前はわからなかったでしょう。
そして、歩ちゃんの目利きに加えて真紀ちゃんの亡くなる前の言葉が、孝雄さんの靴職人としての腕前をこれ以上望めないくらいに言い表していました。
お父さんは日本一の靴職人。
だからどこに行っても通用する。
孝雄さんはそんなすごい人であることが分かりました。
初めて見る孝雄さんの一面:アーケード設置に協力的
震災前、あれほど反対していた商店街のアーケード設置を、孝雄さんは震災後になってから熱心に推し進めていた意外な事実。
商店街の人々が震災のショックから立ち直れない中、熱弁をふるう孝雄さん。
孝雄さん、こんなに熱くなれる男だったのかとかなりびっくりしました。
孝雄さんの熱すぎるスピーチには、あの美佐江さんも「よく言った!」と大絶賛。
アーケード設置、どうやら孝雄さんの努力があったから形になったみたいです。
アーケード設置をあれほど熱心に推し進めた理由は真紀ちゃんにあったことが木曜日に語られましたが、理由は何であれ孝雄さんは熱い男だということがはっきりと分かりました。
初めて見る孝雄さんの一面:避難所に食料
孝雄さんは熱い男であることに加えて心優しい紳士でした。
美佐江さんのお嬢さんが便秘で苦しんでいた際、助けてくれたのが孝雄さんでした。
孝雄さんがあのタイミングで食物繊維をたっぷり含んだ食材を持ってきてくれた理由はドラマの中で語られませんでした。
孝雄さんも無口な人ですから何も言いませんでした。
菜摘ちゃんを救うには、海藻類や豆類が欠かせない。
それなら家に備蓄があると思い出したのかもしれません。
あるいは家の備蓄をみんなの役立てたいと思ったら、たまたまそれ菜摘ちゃんを救うことになったのかもしれません。
おそらく前者かなとは思うのですが、実は孝雄さんはとっても優しい人です。
不器用すぎるので、優しさをうまいこと表現できないだけの人のようです。
初めて見る孝雄さんの一面:家族との関係
亡くなる前の真紀ちゃんとの会話の回想場面を通して、孝雄さんと家族との関係も見えて来たような気がします。
震災前、アーケード設置に頑なに反対する孝雄さんに真紀ちゃんが言いました。
お母ちゃんの前で反対できる?と。
真紀ちゃんのお母ちゃん、すなわち孝雄さんの亡き奥様は真紀ちゃん似の社交的で明るくて優しい女性だったのでしょう。
なので不器用すぎる孝雄さんの代わりに接客や対外折衝のすべてを引き受けていたものと思われます。
孝雄さんも奥様に頼り切りだったのでしょう。
そして亡くなった奥様を心から愛し、尊敬もしていたのだと思います。
そんな両親に育てられたからこそ、真紀ちゃんもあんなにいい子に育ったのでしょう。
以上のように孝雄さんの奥様のことを想像していたふと気がつきました。
孝雄さんがアーケード設置に真剣になったのは真紀ちゃんのためであることに加えて、奥様のためでもあったのかもしれません。
そんな素敵な家族に恵まれていた孝雄さん。
ドラマが最終回を迎えるまでに、幸せを何らかの形で取り戻すことができますように。
予習レビュー
今週は歩ちゃんと翔也くんの新たな展開が暗示される場面が描かれます。
歩ちゃん
神戸に戻った歩ちゃんは「大女優」をやめて古着のバイヤーになっていたことが明らかになったのが前週。
歩ちゃんの新しい職業の延長線上で、歩ちゃんは新しいビジネスを思いつくらしい。
新しいビジネスとは・・・
前週、聖人さんが孝雄さんに靴の修理をお願いしました。
今週に入って靴の修理が完成。
孝雄さんが修理した靴の仕上がりの素晴らしさに、古着の目利きができる歩ちゃんは心から感激します。
歩ちゃん曰く「これは修理というよりカスタム!」。
カスタムとは、商品を作り直して生まれ変わらせることなのだそう。
歩ちゃんは考えます。
孝雄さんの技術があれば、ヴィンテージのレディースの革靴を、生まれ変わった新品として販売できるのではないかと。
早速、歩ちゃんは孝雄さんに相談するものの、孝雄さんは拒否。
しかし歩ちゃんはあきらめません。
孝雄さんには断られたものの、レディースの中古の革靴を大量に仕入れます。
今週の歩ちゃんの描写はここまでのようです。
しかし、真紀ちゃんを失うという悲しみを共有する孝雄さんと歩ちゃんのプロジェクト。
そこから何かが生まれることを願うばかりです。
翔也くん
翔也くんがスランプに陥ります。
高校時代、最後の県予選で敗退し甲子園の夢が絶たれたときも、その翌日には気持ちを切り替え前を向いていた翔也くん。
その翔也くんが今回ばかりは苦しむようです。
翔也くんは速球が投げられなくなります。
そして暴投の連続。
こんなことではエースの澤田選手を超えることなんて夢のまま夢。
ベンチ入りさえままならない。
深く落ち込んだ翔也くんは結ちゃんに悩みを打ち明けます。
でも悩みを打ち明けられたところで、結ちゃんは野球のことなんてわからない。
結ちゃんは思いつきで翔也くんにアドバイスします。
速球だけがすべてじゃないんじゃないか、みたいなアドバイスです。
このいい加減なアドバイスから翔也くんはヒントを得るらしい。
その後、翔也くんは変化球に磨きをかけ、澤田選手からも認められるほどに。
今週はここまで。
ここまでだとハッピーエンドですが、次週以降で翔也くんはさらに深刻な状態におちいります。
今週の翔也くんのスランプは、近い将来のもっと深刻なスランプのフラグなのかもしれません。
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おむすびを見つめる孝雄さん、食べてくれるのか?食べた、食べ方が汚いとネットが炎上したどこかのエライさんと違いキレイだ!ふたつの意味でハラハラした
確かにという言い方がストレッチマンのそれで、変化球を磨けという言い方がメンディさんの素だったなあ
名乗る程の者ではございません様、早速のご返答ありがとうございます。そういう事だったのですね。了解いたしました。。前言を翻すようですが、クドカン作品としては荒削りだけどパワーのある「新宿野戦病院」の方が好きです。わかめお結び、うちでも作ってみようか。ナベさんと美佐江さんの和解。えっ、シャンプー今更?
「おむすび」を見ていて思い出す三作品
ひとつは「世界の中心で愛を叫ぶ」
ドラマ版続編で緒形直人さんがサクを演じていたこともありますが、愛する人を失い立ち直るまでに17年間を費やしたこと
次は「巨人の星」
球質が軽いという弱点に対して凹んでいた時に「大リーグの専売特許の新しい自分だけの変化球を生み出せ」という金田正一投手のアドバイスを受けて大リーグボールを生み出す飛雄馬に翔也くんが被る
最後は「ジョジョの奇妙な冒険5部」
博多でも神戸でもいつの間にかグループの中心に結ちゃんがなっていること、特に新入りながらハギャレンの解散を止める主張をした姿にジョルノが被りましたね
おむすびを見ていて、感心する場面があります。ゆいちゃんのおかあさんは、イラストが上手ですね(^-^) 愛子さんは、某民法ドラマで、漫画家の役をやってましたね。もし、ホントに本人のイラストなら、すごく納得出来ますね(^-^)v
麻生さん、「泣くな、はらちゃん」というドラマではヒロインでマンガ描くのが趣味のカマボコ工場の工場長代理役でしたね、因みに作中のマンガはプロのマンガ家が描かれていました
主演は長瀬くんで主題歌はTOKIOのリリックでした、個人的にはTOKIOの中では隠れた名曲と思っています