本放送:2021年11月19日(金)
再放送:2024年12月6日(金)
第3週「1942−1943」
あらすじ
稔が岡山に帰ってきました。岡山駅まで稔を迎えにやって来た千吉は、稔を神社に連れて行きました。神社に着くと、そこには安子の姿がありました。千吉は稔に告げました。安子が祝言の相手だと。
千吉は稔に言いました。銀行の頭取の娘との縁談は断った。そして、堅実な商売を続けてきた「たちばな」のような家で育った安子こそが稔を支えてくれると考えたのだと。稔は安子に求婚。安子と稔を、勇は祝福しました。
稔は安子を雉真家に連れてゆきました。しかし、美都里は安子に背を向け、安子を受け入れようとはしませんでした。しかし、稔が心残りのまま出征するのは嫌であるという理由から、美都里は安子と稔の結婚を認めました。
その後、稔は橘家を訪問。金太と小しず、ひさに結婚の赦しを請いました。数日後、杵太郎の忌中であったため、祝言は簡素に行われました。そして安子と稔は、稔が出征するまでの一ヶ月間、幸せな時間を過ごすのでした。
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予習レビュー
今回はもしかすると本作『カムカムエヴリバディ』の神回の一つになるのではないか。
ブログ主はそんな予感がしています。
前回の勇くんの必死の訴えを、千吉さんはひそかに受け入れてくれました。
千吉さんはなんと、「たちばな」に足を運びます。
その目的はもちろん安子ちゃんの人となりを自分の目で確かめるためです。
一方の安子ちゃんは「たちばな」にやってきた男性客が、稔くんのお父上である千吉さんだとはまったく知りません。
そして、「たちばな」にやってきた千吉さんは、その時、落ち込んだ様子を見せるのだとか。
愛する息子が出征をひかえ、安子ちゃんと一緒になりたいという息子の希望を叶えてあげるべきかどうか苦悩しているのだと思います。
さて、千吉さんの正体を知らない安子ちゃんですが、落ち込んでいるように見える千吉さんを励まそうと、最後に残った材料で作った汁粉を千吉さんに振る舞います。
この汁粉が、千吉さんの心をとかしてくれるのでしょう。
今週の最後、千吉さんがまさかの行動に出ます。
この千吉さんのまさかの行動の場面、ここが神回になるのではないかと、ブログ主は期待しているのです。
感想
悲し過ぎるフラグ
「短いけれど幸せな日々でした」
今回の最後のナレーションはあまりにも悲しいフラグでした。
過ぎ去った過去のような、二度とその幸せは戻ってこないかのような、悲し過ぎるナレーションでした。
さて、安子ちゃんが稔くんと過ごした一ヶ月は、ドラマの中では数分間の描写で終わってしまいましたが、人生の中で最も幸せな時間として安子ちゃんの記憶に刻まれるのでしょう。
そして、幸せだった時間を胸に秘めながら、安子ちゃんの苦難の日々が始まる予感でいっぱいです。
安子ちゃんの苦難の日々のフラグは美都里さんの存在です。
安子ちゃんと稔くんの結婚を美都里さんが認めたのは、安子ちゃんを気に入ったからではありません。
溺愛している稔くんのため、それだけです。
以下、ネタバレが複数含まれます。
ネタバレあり:次週の金曜日
一週間後の金曜日、金太さんが亡くなることが判明しました。
次週は、小しずさんとひささんも空襲で命を落とします。
出征した算太くんがその後どうなるのかはまだ不明ですが、次週の間に安子ちゃんが両親と祖母を亡くすことは確定です。
安子ちゃんには、いざという時に帰るところがなくなります。
また、次週の金曜日には稔くんの戦死が知らされる場面も描かれるかと思います。
そうなると、安子ちゃんが頼れるのは、雉真家の人々だけ。
さて、その雉真家で、もし千吉さんが先に逝ってしまったら。
美都里さんと安子ちゃんだけになった雉真家で、一体、何が起こるのか。
そんな最悪の事態、想像するだけで憂鬱になります。
今回は幸せいっぱいの回でしたが、次週からしばらくの間は困難な日々が続きそうです。
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勇役の村上虹郎君、坊主頭と岡山弁で、千鳥の大悟さんに似ていると評判。改めて見ると顔立ちも似ている。大悟さん高校時代も野球部。虹郎君本人も少年野球をしていました。もし千鳥の二人の半生をドラマ化することがあれば、大悟さん役は虹郎君で決まりです。
ドラマとは関係ない吐き出し
大晦日の紅白歌合戦に秦基博さんが選出されていないこと、本人が出演拒否しているなら話は別だけど紅白で「泣き笑いのエピソード」見たかったな、個人的には歴代朝ドラ主題歌で最も気に入っている曲なので
マー姉ちゃんのモデルの方もたった一週間の夫婦生活の後に旦那さんが出征されていますね、インパールに・・・
古い話ですけど
「純情きらり」では達彦さんの母である戸田恵子が桜子ちゃんとの交際を反対していたものの、「好きな女が妻として待っててくれるなら、必死で生き延びて帰ってくれることに賭けたい」と気持ちを変えてくれたのに、彼自身が「好きな女を未亡人にするかもしれないから」と断り、復員したのちめでたく結婚することが出来ました。
「べっぴんさん」では初恋のすみれちゃんと結ばれた則夫さんは、身重のすみれちゃんを残し出征。ただ復員までに時間がかかってしまって、その間幼い娘と夫の帰りを待つすみれちゃんは、則夫さんのご両親から「則夫のことは諦めてくれ」と切ない心遣いを申し出られました。
大東亜銀行の御令嬢は、縁談がドタキャンになったのは女として屈辱かもしれないけど、後々今日のことを「あの時破談になっていなかったら、今頃戦争未亡人だったのよね。」と受け止められるほど幸せになってほしいです。
偉大な父親の愛情溢れる決断に感動しました。
ただ商売一辺倒、お家大事のカチカチ頭だと思いきや、何と柔軟に2人を祝福してくれたことか…..
戦争中という時世では果断ですよね。
そして、家長の言うことには逆らえず、算太くんの出征の前夜も家族で送り出すことも出来ず泣きながらおむすびを握っていた小しずさん。安子ちゃんの恋に気づきながら何も出来ずにいたからこそ、本当に安堵したのでしょう。あの「良かったねぇ」には同じ母として涙腺崩壊でした。
2人の新婚の幸せがひと月しかなかったなんて、悲しすぎます。でも、登場人物の息子たちほとんどが出征したんですね。戦争がもたらした悲劇がこれからもっと続くと思うと胸が痛いです。
段田安則お父さん、開始早々、やったね!
偉い!
偉い!
偉すぎる!
おじちゃん(私のこと)、涙が出たぞ~
世良公則マスターも
偉いぞ!
ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ
そこいくと、YOUお母さん、大丈夫か?
安子と仲良くやってくれよ~
しかし、お子ちゃまか~?
なんか、猛烈に悪い予感がするの~
( ̄▽ ̄;) ( ̄~ ̄;) ( ̄□ ̄;)!!
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
千吉さん、サプライズ。事の経緯を知らない稔君困惑。でも千吉さん資金繰り大丈夫?でもお父さんが金太さんで本当に良かった。取り敢えず週末で一山超えたけど、これから予想される困難を考えると来週の展開が気がかり。美都里さん。やっぱり最愛の息子を他人に取られるのは嫌だけど、ここは堪えてくれました。でも一緒に暮らし始めると。抵抗が。定一さんとっておきの珈琲。焙煎すると劣化が早いので生豆のまま保存してたのかな?息子さんが既に出征したので稔君が息子代わり。ここで出来たのが深津さん?
嵐の前の幸せな日々。
千吉さんの商売人として最大のリスペクトと安子の優しく誠実な人柄を素直に認める柔軟さに泣かされ。
勇ちゃんの心底穏やかではないのに、精一杯祝福する健気さに泣かされ。
美都里さんのツンデレなりに安子を迎え入れてくれてまた泣かされ。
こんな幸せがずっと続けばいいのに。というフラグ感がビンビンに立った回でしたね。
心配の種の美都里さん。安子を受け入れたように見えますが、あくまでも稔くんの為のもの。
トリガーの稔くんを失ってしまったら、安子への歯止めが効かなくなってしまう可能性も。
朝蔵様の予想通りになってしまう可能性も十分にあり得ます。