おむすび

高校三年、進路に迷う結 / おむすび 第35回

2024/11/15(金)第7週「おむすび、恋をする」

あらすじ

結は高校卒業後の進路を決められずにいました。そんな中でようやく決めた進路は栄養士になることでした。結は聖人と愛子に決めた進路を宣言。栄養士になると決めた結の気持ちを聞かされた聖人と愛子は、結の決意を受け入れました。

一方の聖人も、家族で神戸に戻ることを考えていました。しかし、実家を離れることへの戸惑いもありました。しかし、佳代に背中を押された聖人は神戸に戻ることを決意。永吉にそのことを告げると心に決めました。

それから半年ほど経過した平成19年3月。聖人は神戸に戻ると決めたことをいまだに永吉に告げられずにいました。引っ越しの手続きも終わり、結も神戸の専門学校に入学するのも決まっている中、永吉だけが何も知らずにいたのです。

ある日、米田家にやって来た翔也の一言で、聖人たちが神戸に引っ越すつもりであることを永吉は初めて知りました。永吉は家族団欒を失うのは嫌だと頑なに反対。しかし結の説得によって、永吉は聖人一家の神戸行きを認めるのでした。

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感想

今週の振り返り:結ちゃんの恋

今週のサブタイトルは「おむすび、恋をする」でした。

そしてサブタイトルが示すとおりの展開になりました。

先週、過労で倒れた結ちゃんを助けた翔也くん。

助けてもらったお礼として翔也くんに届けた弁当がトラブルの元に。

しかし、このトラブルが恋のトリガーになりました。

結ちゃんの中で恋心は一瞬で点火されてしまったようです。

翔也くんを見送った直後から「ヤバい、ヤバい」を連発する結ちゃん。

翌日、学校に行っても「ヤバい、ヤバい」を連発。

この「ヤバい、ヤバい」の連発が何を意味するのか、陽太くんはよく知ってました。

陽太くん情報によれば、結ちゃんは本当に好きなものが見つかると「ヤバい、ヤバい」を連発するらしい。

なので結ちゃんの中で何が起こっているのかをすぐに察知した陽太くん、さすがです。

さて、この陽太くん情報によってブログ主は納得したことがあります。

それは結ちゃんが風見先輩に対して抱いていた感情です。

まだ結ちゃんが風見先輩に憧れていたころ、結ちゃんはその憧れの感情が恋ではないと否定していました。

結ちゃんが恋ではないと否定したのは本当のことだったのでしょう。

当時「ヤバい、ヤバい」を連発しなかったので。

というわけで、翔也くんに対して「ヤバい、ヤバい」を連発した結ちゃんはついに恋をしました。

今週の振り返り:時間のスキップ

前週、結ちゃんと歩ちゃんが仲直り。

そして姉妹それぞれが抱えていた過去の悲しみが一区切りついたところで迎えた今週。

回想場面を除いて本作始まって以来初めて劇中の時間がスキップしました。

時間のスキップは、甲子園を目指す翔也くんの試合の結果のナレーションによって表現。

春の選抜、夏の選抜、そして次の春の選抜。

最初の春の選抜は高校一年、続く夏と春の選抜は高校二年。

そして迎えた高校三年の夏の選抜。

あっという間の二年間でした。

その二年間の間に結ちゃんと翔也くんは一度も会わなかったらしく二人の関係の進展はなし。

そして、結ちゃんと翔也くんの関係よりもブログ主が注目していた陽太くんと恵美ちゃんの距離も二年前のまま。

後者のあまりの変化のなさには、恵美ちゃんが気の毒になりました。

陽太くん、翔也くんに会えないがらも毎日のようにメールを送りメールの着信を心待ちにしている結ちゃんを観察し続けて、結ちゃんをあきらめたりしなかったのかな?

それよりも何よりも恵美ちゃんの気持ちに気がつかないまま二年間を過ごしたのかな?

卒業までに陽太くんが恵美ちゃんの気持ちに気が付きますように。

今週の振り返り:聖人さん

今週、登場人物たちの中でもとりわけ大きな人生の転機を迎えたのに、今回までその点があまり深堀りされたなかったキャラ・聖人さん。

二年間の時間がスキップする前、聖人さんは大規模直売所の農産物の担当になりました。

そして、これでもう神戸には戻れないと口にしました。

あれから二年。

大規模直売所での聖人さんの立場を想像すると、二年前よりも抜けるのは難しくなっているはずですが、分かってもらえたようです。

米田家の畑まで面倒見てもらえるとか。

そこまで積極的に話を進めたので永吉さんにだけ言えなかったとは。

一方の永吉さん、やっぱり人物が大きい。

自分が知らないところで息子夫婦が引っ越す段取りを整えていたら、普通の人なら相当ヘソを曲げてしまうはず。

永吉さんも少しはヘソを曲げましたが、根にもつほどではありませんでした。

最終的には聖人さん一家の神戸行きを受け入れましたが、それが心から納得するものでありますように。

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予習レビュー

次週のサブタイトル「さよなら糸島 ただいま神戸」が示すとおり、次週からはいよいよ神戸編に入ります。

そのフラグが今週の終わりごろに立ちます。

2006年の神戸

1995年、東日本大震災に被災しバーバー米田の建物は全壊しました。

2004年、聖人が神戸に戻りたいと言い出し、家を出て行ったままだった歩ちゃんが急に帰ってきて、家族で神戸に戻りたいと言ったのがこの年。

そして・・・

2006年、バーバー米田の跡地にマンションが建っているのだそうです。

ここまでは確定情報。

以下はブログ主の推測ですが、バーバー米田は借家だったのでしょう。

そしてバーバー米田の土地のオーナーが跡地にマンションを建てたものと思われます。

ブログ主の推測はここまで。

ここからは再び、ドラマに関する確かな情報です。

マンションの一階は店舗スペースなのだそうですが、入居していたお店が出ていったらしく、2006年は入居者募集の状態に。

その知らせを受けた聖人さんは早速神戸へ。

神戸さくら通り商店街には、かつて聖人さんが賛同者集めに奔走したアーケードがすでに完成。

商店街の人々も聖人さんが戻ってくるのを待っているような状況です。

商店街の人々と再会し、物件を見た聖人さんはバーバー米田と同じ場所で再び理髪店を開業すると決意します。

聖人さんの決意への家族の反応

2004年から神戸に戻りたいという気持ちを口に出し始めていた聖人さん。

いよいよ神戸に戻ろうと腹を決めます。

その聖人さんの決意に対して家族はどのような反応を示すのか。

まずは愛子さん。

愛子さんは聖人さんの決意に賛成し、神戸に移転する手続きや開業のための手続きを進めます。

結ちゃんは神戸の栄養専門学校への進学が決まっているので賛成も反対もない。

歩ちゃんは今週は東京ですが、家族で神戸に戻ることが希望なので異論はないはずです。

佳代さんも、子供たちの帰る場所があり、聖人さんが悔いのない人生を送れるならば、神戸に戻ることに対して異論はありません。

ところが・・・

永吉さんだけが反対します。

反対する理由は、家族が揃っていた時間がとても楽しかったから。

かつて永吉さんがトラックドライバーとして全国を飛び回っていたのは、いつだったかドラマの中で語られた通りです。

そんな生活が終えてからしばらくは佳代さんと二人暮らし。

若いときもその後も、永吉さんは家族団欒の楽しさを知らないままでした。

それが神戸から息子の家族が戻ってきたことで、家族団欒がどれほど楽しいことなのを知ってしまったらしい。

楽しい家族団欒の時間が失われたくない。

それが永吉さんが聖人さん一家の神戸行きを反対する理由です。

しかし結ちゃんの必死の説得によって、最終的には永吉さんは聖人さんの決意を受け入れるようです。

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POSTED COMMENT

  1. せんせい より:

    2019年オープン戦、ホークスが圧勝したのは3月3日のタイガース戦7-1
    おじいちゃんの帽子、ソフトバンクになってましたね

  2. 永吉さん見てると、「トラック野郎」の文太さんを思い出す。自分勝手な思い込みで動く所なんか。河童空気読めず。結さんの説得功を奏した。「辛い事があったらいつでも。」定番ですなあ。

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    じいちゃんの反対するのが「だが断る」の岸辺露伴っぽいなとか、じいちゃんこの年のホークスは3位だぜとか、ヨン様が「真犯人フラグ」の頃に戻ってるとか、来週は「銀魂2」の神楽ちゃんとお登勢さんのからみがあるのかとか等
    これらの感想をぶっ飛ばし最後に心中で叫んでしまったわ、メンディーッ!と

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