NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あんぱん』
2024年4月7日 〜 4月11日放送
あらすじ
草吉が朝田家に来る
のぶの祖父・釜次が腕に怪我をしました。草吉にパンを焼いてもらい家計の足しにしようとのぶは考えるものの、のぶが連れてきた草吉を釜次は追い返してしまいました。
しかし、のぶは釜次を説得。母・羽多子も釜次と草吉に頼み込み、草吉は朝田家でパンを焼くことを了承。朝田パンが開店しました。
嵩の母・登美子
一方、柳井家では、母・登美子から手紙が届きました。弟の千尋は母に会いたがりました。そこで嵩は、弟に母を会わせようと登美子からの手紙の住所に足を運びました。
登美子はすでに再婚していました。そして登美子は、嵩のことを親戚の子だと夫に紹介。嵩はショックを受けました。
のぶは高等女学校の四年生
あんパンを売り歩くのぶと羽多子は、登美子のことでショックを受け道端でへたり込む嵩の姿を見つけました。嵩は手渡されたあんパンによって元気を取り戻すことができました。
時は流れ昭和9年(1934年)秋。のぶは高等女学校の四年生に。嵩は漫画少年になり、千尋は身体の丈夫な少年に育ち、ともに中学校に通っていました。
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今週の展開
6: 4/7(月) 結太郎をなくした朝田家
7: 4/8(火) のぶが草吉を連れて来る
8: 4/9(水) 朝田家でパンを焼く草吉
9: 4/10(木) 登美子からハガキが届く
10: 4/11(金) 嵩と再会した登美子困惑
予習レビューと史実のリアルエピソード
やなせたかしさん:リアル嵩くん誕生
やなせたかしさん、以下リアル嵩くんが生まれたのは大正8年(1919年)。
リアル嵩くんの自伝『アンパンマンの遺書』によれば、出生地は現在の高知県香美(かみ)市。
本名は柳瀬嵩。
ドラマの中の嵩くんが柳井嵩なので、ドラマの中の嵩くんは実在モデルに限りなく近い名前をつけられたようです。
ドラマの中の嵩くん、物語後半では平仮名表記の「やないたかし」になるのかもしれません。
さて、リアル嵩くんの生家である柳瀬家は平家の末裔でした。
源平の合戦に敗れた平敦盛が追手から逃れてたどり着いたところが現在の高知県香美市のあたりで、柳瀬家はその末裔で江戸時代以降は庄屋、という旧家です。
また、リアル嵩くんのお母上は大地主のご令嬢。
旧家の次男と大地主の次女、それがリアル嵩くんのご両親です。
ご両親ともに名家の生まれですが、リアル嵩くんが誕生したころは両家とも経済的には苦しい状態にあったようです。
リアル嵩くんの父親
ドラマの中では二宮和也さんが演じる嵩くんの父親こと柳井清。
柳井清の実在モデルは柳瀬清。
役名のファーストネームは実在モデルのファーストネームと同じです。
ドラマの中の清さんは新聞社での海外赴任時代に病死するという設定ですが、この設定は史実がモチーフになっています。
ドラマ清さんではなくリアル清さんは、日本郵船、講談社を経て東京朝日新聞の記者になっています。
そして東京朝日新聞の記者時代、記者として赴いた中国で病死しています。
リアル清さんが亡くなったとき、リアル嵩くんは4歳でした。
リアル嵩くんの母親
ドラマの中では松嶋菜々子さんが演じる嵩くんの母親こと柳井登美子。
柳井登美子の実在モデルは柳瀬登喜子。
役名のファーストネームと実在モデルのファーストネームは一字違い。
上に記した通り、リアル登喜子さんは夫を亡くします。
リアル登喜子さんが夫を亡くしたとき、リアル登喜子さんには二人の息子がいました。
リアル嵩くんとその弟です。
夫の死後、リアル登喜子さんはリアル嵩くん、そしてリアル嵩くんの祖母の三人で高知県高知市にある医者の家の離れを借りて新しい生活を始めます。
一方、リアル嵩くんの弟は、叔父の家、すなわち亡くなった父親の兄の家に養子として引き取られます。
リアル嵩くんの弟
ドラマの中では中沢元紀さんが演じる嵩くんの弟こと柳井千尋。
柳井千尋の実在モデルは柳瀬千尋。
役名のファーストネームは実在モデルのファーストネームと同じです。
リアル嵩くんは幼少期、周囲の人々から器量が悪いと言われたこともあり内向的な性格に育ってしまったのだとか。
その一方でリアル千尋くんはイケメンで、しかも明るい性格だったようです。
そのためリアル千尋くんは誰からも可愛がられる子でした。
ところでドラマ千尋くんは、戦死するという設定ですが、これはリアル千尋くんの史実をモチーフにしています。
リアル千尋くんは特攻隊に志願し22歳の若さで命を落としました。
そしてリアル千尋くんの死をリアル嵩くんが知ったのは、終戦後にリアル嵩くんが戦地に戻ってからのことでした。
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