銀二郎とイライザの反応 / ばけばけ 64回
2025/12/25(木)第13週「サンポ、シマショウカ。」
あらすじ
トキと銀二郎が月照寺に足を運ぶと、二人はそこでヘブンとイライザ、そして錦織に遭遇。銀二郎はヘブンに握手を求めるものの、ヘブンは手を差し出そうとはしませんでした。一方、トキとイライザも挨拶をかわすものの、気まずい空気が流れました。
そんな中、月照寺の大亀にまつわる怪談について銀二郎がトキに尋ねると、ヘブンが「怪談」という言葉に反応しました。トキが月照寺の大亀の怪談にも詳しいと知りヘブンは興奮。トキに怪談を求めました。
ヘブンの希望でトキの怪談語りは通訳なしで行われました。ヘブンは怪談のすべてをトキの言葉と考えで理解しかったのです。同じころ、松野家の家族はトキと銀二郎の将来を語り合っていました。
一方、怪談に没入するトキとヘブンの姿を見て、イライザはヘブンの変化を口にしました。銀二郎も英語が分からないながらもイライザの言いたいことを察しました。その日の夕方、銀二郎はトキとやり直したいとトキに告げました。
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感想
二組のカップルが鉢合わせ
トキちゃんと銀二郎くん、ヘブンさんとイライザさん。
二組のカップルが鉢合わせして前回は終了。
今回はその続きから。
鉢合わせによって二組は微妙な空気に包まれました。
銀二郎くんがトキちゃんの前の夫だと聞かされてから複雑な表情を浮かべ、銀二郎くんから握手を求められても手を差し伸べようとはしないヘブンさん。
ヘブンさん、実にわかりやすい人です。
トキちゃんとイライザさんの挨拶も実にぎこちない。
トキちゃんもイライザさんもお互いに笑顔を見せながら挨拶しました。
この点はヘブンさんよりも大人です。
しかしトキちゃんもイライザさんも、感情のない笑顔が顔にはり付いているよう。
かなり無理しています。
そしてイライザさんは鋭く察したようです。
トキちゃんはただの女中ではないのかもと。
ヘブンさんとトキちゃんが向き合って会話する中、二人の真ん中に割り込んできたイライザさんの行動に彼女の焦りを見ました。
そして銀二郎くん。
銀二郎くんもざわついています。
丑三つ時までヘブンさんに怪談を聞かせることがあると語るトキちゃん。
トキちゃんとしてはヘブンさんがどれほど怪談好きなのかを伝えたかっただけなのでしょう。
しかし「丑三つ時」という言葉に反応する銀二郎くん。
そんなに夜遅くまでトキちゃんとヘブンさんが一緒にいることに対して銀二郎くんは気が気でない。
そしてその日の夕方。
トキちゃんと銀二郎くんは再び二人きり。
しかし、トキちゃんはヘブンさんの話に夢中。
置き去りにされたような気持ちになっているらしい銀二郎くん。
東京の怪談を一緒に聞きに行こうと銀二郎くんが誘ってもトキちゃんは反応しない。
そしてついに銀二郎くんが「復縁」に踏み込みました。
ヘブンさんとイライザさんの関係
ヘブンさんとイライザさんの関係がようやく見えて来ました。
ヘブンさんが松江に到着して以来、繰り返し描かれたようにヘブンさんにとってイライザさんはとても大事な人です。
また、いつぞや米国の新聞社の場面でイライザさんがヘブンさんに私も日本に連れて行ってと口にする場面がありました。
イライザさんにとってもヘブンさんは大事な人です。
そしてイライザさんは自分の気持ちをヘブンさんに対して素直に表現してきたようです。
一方のヘブンさんは・・・
今回のイライザさんのセリフから推察するに、ヘブンさんは自分のイライザさんへの気持ちを素直に表現できなかったらしい。
結婚の失敗がトラウマになっているのでしょう。
本当はヘブンさんはイライザさんのことが好きなのに、その気持ちがイライザさんには十分に伝わってはいないようです。
だからイライザさんは「ヘブンさんは誰かを好きにならない人」と認識しているみたいです。
片思いではないけど相思相愛というわけでもない。
そんな微妙な関係だったのでしょうか、ヘブンさんとイライザさんは。
ところが、そんなヘブンさんがトキちゃんのことは好きになっているようにイライザさんの目には見えたようです。
イライザさん、身をひく覚悟を固めたようです。
予習レビューと史実のリアルエピソード
今週、トキちゃんと銀二郎くんの関係に大きな変化が生じます。
変化が生じるというよりは関係に終止符が打たれると言った方が適切かもしれません。
そこで、トキちゃんと銀二郎くんの関係の振り返りから今回の本欄を始めます。
トキちゃんと銀二郎くんの関係:第一フェーズ
言うまでもありませんがトキちゃんと銀二郎くんは夫婦でした。
銀次郎くんは第二週から登場。
トキちゃんの幼少期が終わった翌週からのかなり早いタイミングでの登場でした。
トキちゃんと銀二郎くんは見合い結婚。
二人とも怪談が大好きという奇妙な趣味を共有していることがわかり意気投合。
お見合いのその日に一気に心の距離が縮まりました。
結婚してからはトキちゃんも銀二郎くんも仕事に追われる日々ではありましあが、一緒に怪談を楽しむなど幸せな日々が続きました。
トキちゃんと銀二郎くんの関係は極めて良好でした。
しかし、銀次郎くんと松野家の家族、とりわけ勘右衛門さんとの関係は大きな問題を抱えていました。
勘右衛門さんは銀二郎くんの生家を格下と見下していました。
そして松野家の格式にふさわしい当主にしようと銀二郎くんを鍛えました。
これはブログ主の憶測ですが、銀二郎くんに厳しく当たることで勘右衛門さんは武士の誇りをかろうじて保っていたのでしょう。
今でいうマウント取りというやつです。
しかし、マウントを取られっぱなしだった銀二郎くんはストレスを溜め込んでいました。
そしてついに松野家を出奔してしまいました。
トキちゃんと銀二郎くんの関係:第二フェーズ
ある日の夜、銀二郎くんはトキちゃんに言いました。
どこか遠くで二人きりで暮らさないかと。
あのときの銀二郎くん、そうとう追い詰められていたのでしょう。
松野家にはこれ以上居られない。
しかし大好きなトキちゃんとは別れたくない。
そんな引き裂かれるような気持ちでトキちゃんに上の言葉を告げたのだと思います。
ところで銀二郎くんは察しのいい性格なので、トキちゃんが家族をとても大事にしていることは深く理解していたはず。
だから、どこか遠くで二人きりで暮らさないかと言ったところでトキちゃんがその話に乗ってこないのも分かっていたような気もします。
それでもダメ元で言ったのでしょう。
そしてやっぱりダメでした。
銀二郎くんのそのときの失意の深さ、どれほどのものだったか。
そして失意の中出奔。
その後、トキちゃんが上京したことで銀二郎くんはトキちゃんと再会できました。
銀二郎くん、嬉しそうでした。
そして、トキちゃんのことが大好きであることを改めて銀二郎くんはトキちゃんに告げました。
そして銀二郎くんは東京で二人で暮らそうとトキちゃんに提案。
しかしトキちゃんはその提案には乗らず一人で松江に帰ってしまいました。
トキちゃんと銀二郎くんの関係:第三フェーズ
トキちゃんと東京で二人で暮らすことはできませんでしたが、その後も銀二郎くんはトキちゃんのことを片時も忘れなかったものと思われます。
これはブログ主の憶測ですが、銀二郎くんはトキちゃんと復縁するという願いだけを支えにして今日まで努力してきたのでしょう。
そしてトキちゃんと復縁するには松野家の多額の借金を清算し、トキちゃんの家族も養う必要があることを理解していた銀二郎くん。
そのためには人力車を引いているだけでは無理だと判断したのでしょう。
格式が高いが故に世間知らずで育った三之丞くんが実力もないのに雇われ社長になろうとしたのとは対照的に、銀二郎くんは創業社長を目指しました。
格式の低い家に生まれたからこそ世間のリアルも熟知していたのでしょう。
そして創業社長ぐらいにならなければ松野家の借金も返せないし、トキちゃんの家族を養うこともできない。
そう考えた銀二郎くん、血のにじむような努力をしたはずです。
ところが、松江に戻ってくるとトキちゃんの心はすでに自分の方に向いていないことを鋭く察する銀二郎くん。
しかし銀二郎くんはそんなときでも男前でした。
大好きなトキちゃんの幸せを最優先にして自ら身をひく。
銀二郎くん、武士の真の誇りを最後まで捨てない男でした。
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名乗るほどの者ではない様、早速のご返答ありがとうございます。まず訂正です「狙われた町」の脚本は、佐々木守さんではなくて金城哲夫さんでした。監督が実相寺さんなので、てっきり佐々木さんだと思い込んでいました。申し訳ございません。「狙われない町」私も見ました。実相寺さんのキャリアの掉尾を飾るに相応しい作品だったと思います。
イライザさんは、気付いていましたね。
ヘブンさんの心の壁。
尊敬はしていても、その先には進まない、進めない。
その壁を乗り越えるために、わざわざはるばるとアメリカから松江にやって来たのでした。
でもヘブンさんは、追えば逃げる。
なんとか心を射止めようと腐心したリヨちゃんや心の距離を縮めようとアプローチするイライザさんからは距離を取る一方、無心にヘブンさんのためにまた自分の楽しみのために怪談を語るおトキちゃんには心を開き始めている。
何とも皮肉なものです。
一方で、ようやく打ち解けだし、おトキちゃんと銀二郎さんのあいだのぎこちなさもなくなってきました。
そこでの復縁話。
おトキちゃん、何と返事する?
名乗る程の事はございません様、またのご返答ありがとうございます。小池先生のエロっぽい奴私も好きです。話は変わりますが、今以前気にしておられた「ウルトラセブン」ですが今、金曜日の夕方二話連続で、NHKBS4Pで再放送してます。大晦日の夜からは同じチャンネルで年内放送分の連続再放送をやります。最終話はあの、実相寺、佐々木コンビによる屈指の名作「狙われた街」です。晩酌しながらゆっくり観ます。
還暦のたつお様
ご存知かもしれませんが「狙われた町」にはその後があります、ウルトラマンマックス「狙われない町」、因みに実相寺監督の遺作になります
ネタバレ回避の大まかな話ですがあの時のメトロン星人はけんちゃんという子供と父親から治療を受け助かってから40年ぐらい後の話です
因みにメトロン星人の人間体を寺田農さん、刑事になったけんちゃんを六平直政さんが演じていてかなり趣深い作品です(研究員として実相寺監督作品常連の堀内正美さんも出演しています)当然、ちゃぶ台を挟んだやり取りも夕焼けを背景にした対峙もありです(メトロン星人は走りませんが走るように足踏みをするシーンはあります)
いつまでもあると思うな徒桜というメトロン星人のセリフが印象深い作品です
銀二郎さんと握手しないヘブンさん。イライザさん何か感ずいたぞ。おトキさんの失敗まで通訳する錦織さん。慌てて止めるヘブンさん「毎日!」銀二郎さんも何か感じ取ったぞ。銀二郎さんとイライザさん、怪談に暴走する二人に困惑。松野家の家族会議、ある意味とらぬ狸の皮算用。銀二郎さんとイライザさん、ヘブンさんとおトキさんの間に入り込めなくなっている事を薄々。ヘブンさんの事を嬉しそうに語るおトキさん。「東京の怪談も凄いよ。」何とか引き戻そうとする銀二郎さん。果たして?