2026/2/3(火)第18週「マツエ、スバラシ。」

あらすじ

トキはラシャメンだという噂話が町中にひろがりトキは落ち込んでいました。司之介は落ち込むトキを心配し声をかけるものの、司之介自身も顔に怪我をしていました。司之介は牛乳配達中にトキの噂話をする者に激怒し喧嘩をしていたのです。

松野家の中にぎこちない空気が流れる中、玄関の外から物音が聞こえました。トキとヘブンが様子を見に行くと、松野家の敷地内にゴミが投げ捨てられていました。また、松野家にやって来た梶谷を、激怒したヘブンが追い返しました。

そんな中、トキとフミは変装して買い物に行きました。しかし正体はすぐに見破られ、トキとフミは何も売ってもらえませんでした。そして、家路を急ぐ中、何者かに石をぶつけられたトキは額に負傷しました。

帰宅したトキは頭に包帯を巻いた姿をヘブンに見られたくありませんでした。しかし包帯姿のトキを見たヘブンは激昂。木刀を持って家を飛び出そうとするヘブンを、トキは必死になって止めに入りました。

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感想

騒動

梶谷さんが書いた記事が発端となる松野家を巻き込む松江の人々の騒動。

ここまでひどい状況になるとは想像していませんでした。

今までがずっとゆるい展開だったので。

今回だけでも物騒なことが色々とありました。

司之介さんの怪我。

落書きされたトキちゃんの団扇が投げ込まれる。

雨清水の母と息子も案じるほど騒動は拡大。

錦織くんも事態を理解。

松江中学でも噂が広がり生徒たちの間に溝がひろがる。

そして、トキちゃんとフミさんが買い物に出ても何も売ってもらえない。

路上で何者かに石をぶつけられる。

そして家に投げ込まれるブードゥー人形。

そんな中で今回はヘブンさんがこれまでにないレベルの怒りを見せました。

釈明しに来た梶谷さんを突き飛ばす。

木刀を持って町に行こうとする。

その一方でヘブンさんはトキちゃんを守ると心に誓いました。

今週の後半から来週にかけてのある展開のフラグが立ちました。

あるフラグとは・・・

あるフラグ

以下、ネタバレが含まれます。

今週の後半から来週にかけて、ヘブンさんは松江を離れようと言い出します。

表向きの理由は松江の寒さが苦手だから。

でも本当の理由は、トキちゃんが松江で暮らし続けることへの懸念です。

ところでブログ主は、これまでの本作の描写のテイストから推察して、今週の騒動もやや面白おかしく描かれるのではないかと想像していました。

実際、今の騒動が収まるきっかけはかなりライトなものなので。

ライトなきっかけとはどんなものかというと・・・

ちょっとネタバレになりますが、今週の後半で江藤知事がどこかで会食する際に、付き人が支払いをうっかり失念。

そのことを梶谷さんが「食い逃げ」として記事に書き、松江の人々の関心は江藤知事の食い逃げに。

その結果、人々は松野家に関心を持たなくなる。

そんな収まり方をします。

収まり方がライトなので、騒動そのものもライトな描写になるのではないか。

そんな想像をしていたわけです。

そしてライトな騒動が松江を離れるきっかけになるというのは唐突過ぎる、そんな気もしていました。

しかし今回の騒動を見て、これはもう松江を離れるしかないと納得しました。

というわけで、松野一家が松江を離れるその日が刻一刻と近づいてきた。

そんな感想を持った『ばけばけ』第87回でした。

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予習レビューと史実のリアルエピソード

今週、松野家は借金を完済します。

トキちゃんとヘブンさんの結婚後、借金は早めに返した方がいいというヘブンさんの考えで、月々の返済額が増え、返済が進んだようです。

ところで史実では、松野家の実在モデルである稲垣家の借金はもっと早いタイミングで完済の見通しがついています。

小泉セツさんがラフカディオ・ハーンの女中になる前には借金完済の見通しがついています。

ではどうして小泉セツさんはラフカディオ・ハーンの女中になったのか?

背景の概要をまとめてみました。

借金完済の見通し

ドラマの中ではヘブンさんが日本で初めてのお正月を迎えたとき、トキちゃんはすでにヘブンさんの女中になっていました。

新年会の席でヘブンさんは『日本滞在記』を完成させたら帰国すると宣言。

ヘブンさんが帰国すればトキちゃんは女中の仕事を失うことになります。

トキちゃんが女中の仕事を失えば、松野家は再び微々たる金額の借金返済を延々と続けることになります。

銭太郎さんは喜ぶかもしれませんが・・・

史実ではラフカディオ・ハーンが日本で初めてのお正月を迎えたタイミングでは、小泉セツさんは女中にはなっていません。

そしてその年の正月、小泉セツさんは家族とともに自宅で正月を迎えました。

その際に小泉セツさんが家族に報告しました。

借金がもうすぐ返し終わることを。

稲垣家の借金は、すでにこのタイミングで残りわずかになっていたようです。

そんなわけで、この年の稲垣家の正月は何年ぶりかで晴れやかな気持ちで正月を迎えることができたのだそうです。

ではどうして小泉セツさんはラフカディオ・ハーンの女中になったのか?

タエさんの実在モデル

小泉セツさんが借金完済が近いことを家族に報告した直後、三之丞くんの実在モデルである小泉藤三郎さんが稲垣家にやって来ました。

母上がいなくなったと小泉セツせんに知らせにきたのです。

母上とはタエさんの実在モデル、小泉チエさんです。

小泉セツさんは藤三郎さんとともに雪が降り凍てつく夜の松江の町中を歩きまわり、チエさんの姿を探しまわりました。

すると小泉セツさんは雪の中で物乞いする人の姿を目にしました。

気の毒に思った小泉セツさんが物乞いの5銭玉を渡すと、その物乞いはチエさんでした。

ドラマの中でタエさんが物乞いするエピソードは史実の出来事をモチーフにしたものです。

しかし物乞いのタイミングは史実では、松江が寒波に見舞われた冬のことでした。

そしてチエさんが物乞いをした理由も、ドラマの中でタエさんが物乞いした理由とはやや異なります。

ドラマの中では三之丞くんの「人を使う仕事」がなかなか見つからず、食いつなぐためにタエさんは物乞いしていました。

一方、史実ではどうだったのか?

小泉家の事情

史実では、三之丞くんの実在モデルである小泉藤三郎さんが多額の借金を作っていました。

藤三郎さんは鳥の商売を始めようとしていました。

鳥を殖やしてそれを売る。

ドラマの中で司之介さんはウサギを殖やしてそれを売る商売を始めましたが、藤三郎さんは同じような商売を鳥でやろうとしていたのです。

ところが、借金して買った鳥が鳥かごから逃げてしまいました。

そのため商売に頓挫。

藤三郎さんが抱えた借金は150円でした。

そのためチエさんは物乞いを余儀なくされていたのです。

この借金のことを聞かされた小泉セツさんは、実母を救うために女中になることを決意。

ラフカディオ・ハーンの女中になりました。

なお小泉セツさんの女中の給金は月額15円でした。

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