おかえりモネ

新次が新しい漁船を購入 / おかえりモネ 第37回

2021年7月6日(火)第8週「それでも海は」

あらすじ

亜哉子が会っていた相手は新次でした。その頃、新次はアルコール依存症を克服するために通院しており、亜哉子はその手伝いをしていたのです。新次は東日本大震災で最愛の妻・美波を失い立ち直れずにいたのです。

耕治、新次、そして新次の妻・美波の三人は幼馴染でした。そのため、永浦家と及川家は家族ぐるみの付き合いを続けていたのです。2010年4月、新次と美波は新しい漁船を購入することを検討し、耕治は資金繰りの相談に乗っていました。

その数ヶ月後の2011年2月。新次は2億円の借金をして新しい漁船を購入し、そのお披露目をしました。新しい漁船のお披露目には仲間たちが集まり、新次と美波は家業がさらに成長する未来を信じて疑いませんでした。

しかし、その一ヶ月後の2011年3月11日。気仙沼は東日本大震災に見舞われ被災しました。新次は購入したばかりの漁船と家族で暮らしていた家、そして妻の美波を津波によって失ってしまうのでした。

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予習レビュー

これまで電話帳の中に名前だけ登場した新次さんの奥さま・美波さんがついに登場します。

登場するのは2010年から2011年2月にかけての回想場面の中です。

美波さんを演じるのは女優の坂井真紀さん。

朝ドラへの出演は『ウェルかめ』の須堂啓役、『なつぞら・スピンオフ』の五十嵐静役に次いでこれが三作品目です。

さて、今回描かれる回想場面は東日本大震災から半年後の2011年10月まで描かれます。

しかし・・・

2011年10月を描く回想場面には美波さんの名前はありません。

なので、美波さんが東日本大震災で亡くなってしまうこと。

そして、そのことが新次さんが立ち直れずに廃人同様になってしまうことの原因であることがほぼほぼ確定と思われます。

というわけで、今回から次回にかけて。

新次さんのつらすぎる悲劇が描かれるものと思われます。

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感想

新次さんの心の再生

これまで伏せられていた大人たちの過去がほぼほぼすべて語られました。

新次さんはやはり妻の美波さんを失っていました。

そして、そのことが理由で立ち直れずにいたことが判明しました。

しかも、美波さんが亡くなったこということは劇中で直接にはまったく触れないまま。

見事な演出です。

さて、あまりにもつらい回でしたが、希望もありました。

新次さんがアルコール依存症を克服する努力をしていたことです。

美波さんを思い出した新次さんがあおるように飲んだのもお酒ではなく烏龍茶。

大人たちの過去がすべて明かにされた回で描かれた新次さんの立ち直りの努力。

ここから新次さんの心の再生が始まりますように。

余談

余談ですが、美波さんはなんだか『ひよっこ』の愛子さんに通じる天然な資質があるなと思いました。

もし美波さんを和久井映見さんが演じていたら、美波さんは周囲を必要以上に明るくするトイレの100ワット電球みたいな最強の天然キャラになっていたかと。

美波さんの熱唱場面ではそんなことを妄想してしまいましたが・・・

そんなパンチの効いた天然キャラがあのタイミングで登場したら、すべてを美波さんに持って行かれてしまい、その後の悲劇が成り立たない。

美波さんは普通の天然キャラで正解であったと思ったことでした。

追伸

2010年の回想場面。

耕治さんと美波さんは何故だかいつも並んで座っている。

しかも二人の距離が妙に近くて気になる。

そんなことでドキドキしてしまったのはブログ主だけでしょうか。(笑)

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POSTED COMMENT

  1. 丹善人 より:

    今週は「親たちの青春、完結編」

  2. 秋桜おばさん より:

    亡くなった人がまだ生きていた時の団欒、笑顔、幸せな時間…。
    無くしてしまってから思い出すと悲しさや辛さしか残りませんね。
    ましてや、予想もつかない大震災。みんなの心を陥れるのに余りあるほどの地獄でした。
    時間薬がみんなを前に向けさせてくれるといいけれど、そんな簡単なことではないのでしょう。

  3. 魁光3号 より:

    ここまで時が止まったままの及川家。

    こんな幸せの絶頂で船も自宅も大事な家族を失うのは残酷の極みです。

    しかし再度船の融資に成功すれば、新次さんの立ち直るきっかけを作ることができたはず。その願いも明日には虚しく断ち切られてしまうことになるでしょう…。

    いよいよみーちゃんの耕治さんに噛み付いた事の真相が明らかになります。

  4. 還暦のたつお より:

     仮設住宅。亜哉子さんの善意。新次さん立ち直れるか?両家族が全員揃っている所を初めて見ました。震災さえなければ。あの幸福な状態が続いていたのですね。かもめはかもめ、作詞作曲中島みゆき唄研ナオコ、歌唱及川美波。落胆する祖父母。これから先の展開を思うと胸が痛みます。留守番電話の記憶。余りに悲しい。

  5. よるは去った より:

    美波「私立ち退き青春だから・・・・・・・・・。」

    研ナオコさんの「かもめはかもめ」がヒットしたのはついこの間のことのように想えてなりません。

  6. オペラ座の怪人 より:

    2家族=6人+3人=計9人カラオケ!

    ♪ヽ(´▽`)/ ♪♪(~▽~@)♪♪ρ( ^o^)b_♪♪ヽ(*´▽)ノ♪へ(*^▽^)/★*☆♪

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい
    PS/楽しかったね、、、、、でも、、、、、

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