おかえりモネ

龍己のカキ棚の復旧作業 / おかえりモネ 第93回

2021年9月22日(水)第19週「島へ」

あらすじ

百音が気仙沼の実家に帰って来ました。実家では、龍己のカキ棚の復旧作業を手伝った面々がバーベキューで盛り上がっているところでした。そのバーベキューには百音の幼馴染みたちも集まって来ました。

そんな中、実家の寺を継ぐ決意を固めたと宣言した三生は、酔った勢いで自分の髪を切ろうとしました。泥酔しながらハサミを振り回す三生を耕治は制止。そして三生の剃髪を亮や未知が行い、最後の仕上げを秀水が行いました。

龍己のことを心配する百音に言いました。心配する必要はない。あの時に比べたら、このくらいのことは大したことないと。百音は龍己の強さ、そして家族や故郷の人々の明るさに心を動かされました。

百音は、家族や幼馴染みたち、そして島の人たちの明るい様子を見て、心の中である決意を固めました。そしてその決意を真っ先に打ち明けたのは未知でした。百音は未知に言いました。気仙沼に帰ってきてもいいかと。

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予習レビュー

モネちゃんが実家に帰って来ました。

これはブログ主の予想ですが、今回のドラマの中でモネちゃんが経験する故郷での出来事が、モネちゃんの心を動かす。

そして、故郷に戻りたいという気持ちを強くするのではないかと。

なので、今回はモネちゃんの人生の転機ともいえる重要な回になるかもしれません。

ちなみにモネちゃんが故郷に戻るという決意を言葉に出すのは次回。

その直前の今回、三生くんが実家の寺を継ぐことを決意したと宣言します。

宣言の後、三生くんはある行動に出るとのことですが、その行動の詳細は今のところ不明です。

しかし、この三生くんの決意も、モネちゃんの決意に少なからぬ影響を与えることになるのかもしれません。

いよいよ、モネちゃんの人生が動き始めました。

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感想

真のライフワークをモネちゃんが見つけた瞬間

ついにモネちゃんが故郷に帰ろうと決意。

一晩であっという間の心変わりにも見えますが、これまでのことを振り返ると、様々な出来事の積み重ねの末の今回の決断であったように思います。

モネちゃんが故郷の島を離れて登米に移り住んだのも、島の人たちのためになりたいという願いを叶える術を手に入れるためでした。

そして登米で働き始めたモネちゃんは、島の人たちの力になれる術と出会いました。

島の人たちの力になれる術、すなわち気象予報士の資格をとったモネちゃんは、気象予報士の経験を積むために東京へ。

そして4年ほど気象予報士の経験を積んだモネちゃんは、全国に地域密着型の気象予報士を配置する事業プランを提案。

この提案は採用されはしませんでした。

しかしモネちゃんは、気象予報士の経験を生かして故郷に貢献できる。

自分にはもうそれだけの実力がある。

そんな気持ちが心のどこかに芽生え始めたので、全国に地域密着型の気象予報士を配置する事業を発案したのかと。

ただし、その時点でモネちゃんは、故郷に貢献できるということをはっきりと自覚はしていなかった。

そんな中での久しぶりの帰省です。

さて・・・

震災の際に自分だけその場にいなかったという負い目は、モネちゃんの心の中にある故郷の人々の役に立ちたいという気持ちを願望というより義務感に近いものにしていたかと思います。

そして、「自分だけその場にいなかった」という思いを再びしないために故郷に駆けつけると、故郷の人たちは意外なほど明るい。まるでお祭りの夜のよう。

あの瞬間、モネちゃんは「義務感」から解放されたのかもしれません。

自分がいなくても、何があっても故郷の人たちは強く明るく生きてゆく。

だから、自分はそんなに気負う必要はないだろう、と。

これまでモネちゃんは義務感に縛られていました。

それが島を離れたいという気持ちに繋がったのかもしれません。

その義務感から解放されたモネちゃんの島の人たちのためになりたという気持ちは、純粋無垢な願望になりました。

純粋無垢な願望=真のライフワークをモネちゃんが見つけた瞬間が、今回、描かれたのかもしれません。

追伸:『ファンシイダンス』

三生くんの半分剃髪は『ファンシイダンス』のモッくんへのオマージュでしょうか?

『ファンシイダンス』が大好きなブログ主は心がざわつきました。

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POSTED COMMENT

  1. 秋桜おばさん より:

    三生くん、出番は少ないけどそのたびに心境を素直に吐露して、モネちゃんに色んな影響を与えてますね。今回もそうでした。まさかBBQの夜に剃髪にとは…。でも、りょーちんの強い眼差しや、秀さんの慈愛に満ちた眼差しは感動モノでした。
    出来のいいお坊さんにはなれないかもしれないけど(笑)でも地元の人に寄り添ったお坊さんになれそうですね。
    些細なことですが、秀さんの散髪手さばきが慣れてて上手なことに感心しました。

    せっかくのモネちゃんの誕生日、菅波先生がそれに合わせて上京したのに地元で過ごすことになりました。
    はてさてプロポーズの答えは????
    (くれぐれも、遠距離恋愛が長くて消滅…なんてことにはなりませんように)

  2. オペラ座の怪人 より:

    昨日は重たくって、
    終わり方も重たくって、
    今日はどうなる?
    と思ったら、
    散髪かよ!?
    軽い~~~
    いや、いや、それなりに重かった?

    と思ったら、
    最後、モネがみーちゃんに「話がある」、
    って、私、プロポーズされたの!
    かと思ったら、私、帰ってきてもいい?

    今回、っていくか、昨日・今日、
    りょうちんの隣には常にみーちゃんがいて、
    りょうちん先輩は私が支える、私のもの、と、
    みーちゃんは思っているのかしら?

    そこへモネが帰ってくるとなると、
    みーちゃんの心境や、いかに?
    快く、姉の帰郷を迎えるか?
    それとも?

    明日はどうなる?
    明日はどっちだ?

    ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  3. 還暦のたつお より:

     耕治さん、大変な状況にもかかわらずはしゃぎ過ぎ。三生ちょっとヤケ?勢いで自分の退路を断った。なんか相撲の断髪式みたいになってる。すーちゃんリモートで参加。住職の親父寝てるし。なんか最終回に向かってそれぞれの針路が定まっていく感じ。坊主頭だとまるで内山君。(笑い)「なかなかのプロだなあ。」さりげなく孫の成長を喜ぶ祖父。「しぶといんだなあ。」でも昭和前半生まれの人は強いです。天災の他に戦争も経験してるから。そういえばリアル藤さんも大陸から引き揚げる時に大変な苦労をされたそうです。ところで、タイトルとヒロインの行動がラストで繋がりました。

  4. 魁光3号 より:

    まだ何も出来ていない。何かやることはありませんか?

    帰ってくるだけでも大きな一歩。
    そこから更に踏み込むモネ。しっかり地元と向き合う決意が固まったようです。

    一方、三生。
    彼も行くべき道をしっかり固めましたね。
    相撲の断髪式よろしくみんなに見守られながら…。

    これからどうするべきかと共に悩んだ2人が今後のやるべきことを固める。4週のアンサーとなりましたね。

    最後に龍己じいちゃんの「しぶとい」
    震災で失うものはあれど失うことばかりではなく、得るものも多くあったということでしょう。
    ただでは起き上がらねぇぞという気概とみんなの笑顔。それはどんな物的被害よりも尊い。

    ただ過去に打ちひしがれるだけではなくしっかり前を見ている。そんな前向きに生きる人々に勇気づけられた朝です。

  5. よるは去った より:

    百音「帰って来ただけで・・・・・・・まだ何もしてないです・・・・・・・・・。」

    これからまたモネちゃんの故郷での物語がスタートなわけですね。

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