2021年9月23日(木)第19週「島へ」
あらすじ
百音は未知に尋ねました。島に戻ってきてもいいか、と。気象予報士として働いてきた経験を活かして、故郷の人々の役に立ちたいという想いを百音は未知に告げました。百音の問いかけに対して、どうして自分に聞くのかと未知は答えました。
百音は未知に言いました。これまで永浦家を守ってきたのは未知だ。だから島に帰ってきていいかを尋ねたのだ。未知がいやなら自分は帰って来ない。島から逃げ出した自分だが、もう一度やり直させてほしいと。
百音の気持ちを聞かされた未知は、百音に詫びました。百音が島から逃げ出さずにはいられないようなことを言ったのは自分だと。そして未知は、島に帰ってきたいという百音の気持ちを受け止めました。
百音が東京に帰ると、菅波が汐見湯で百音の帰りを待っていました。菅波は、かつて自分の患者だった元ホルン奏者の宮田を百音に紹介。菅波と宮田は、誕生日を迎える百音のためにホルンの演奏を聞かせる準備をしていたのです。
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予習レビュー
モネちゃんがついに、故郷に戻るという決意を宣言しました。
宣言した相手は耕治さんでもなく亜哉子さんでもなく、ミーちゃんです。
いつだったかミーちゃんが上京したとき、リョーちんをめぐってモネちゃんとミーちゃんの姉妹の間に溝が生じてしまいました。
その姉妹の心の溝をミーちゃんは間違いなく自覚するその一方で、モネちゃんが姉妹の心の溝を自覚していたかどうか、ブログ主は読み切れませんでした。
ブログ主にとってのその謎が今回、明らかになります。
モネちゃんは姉妹の心の溝を自覚していたようです。
だから、島に戻ろうと決意したモネちゃんがその決意を最初に打ち明ける相手に選んだのはミーちゃんでした。
さて、このモネちゃんの宣言をミーちゃんはどのように受け止めるのか。
そもそもミーちゃんとリョーちんの関係はその後何か展開があるのか。
モネちゃんが帰郷するまでの間に、そのあたりのこともキレイに回収されてほしいものです。
感想
心の中に刺さったトゲ
モネちゃんが、島に帰りたいという気持ちを真っ先に相談する相手がミーちゃんであることは事前にアナウンスされていました。
しかし、どうして真っ先に相談した相手が耕治さんや亜哉子さんではなくミーちゃんなのかは明らかにされていませんでした。
そして、真っ先に相談する相手がミーちゃんである理由がブログ主はずっと気になっていました。
その理由がついに明かされました。
震災直後、ようやく島に戻ることができたモネちゃんにミーちゃんは言いました。
「お姉ちゃんは津波を見ていない」
これまで何度か描かれた、ミーちゃんのこの言葉がモネちゃんの心の中に刺さったトゲになっていたようです。
そして、そのトゲはまだモネちゃんの心の中に刺さったままだったようです。
今回描かれたモネちゃんとミーちゃんの会話によって、モネちゃんの心の中のトゲがとれたかどうかは定かではありません。
しかし、島に帰りたいというモネちゃんの気持ちをミーちゃんが受けとめたことで、モネちゃんが故郷に帰ることはほぼ確定となりました。
急展開
モネちゃんが故郷に帰ることはほぼ確定。
しかし、モネちゃんのその決断を今のところミーちゃん以外誰も知らない。
耕治さんも亜哉子さんもまだ知らない。
菅波先生もまだ知らない。
今週は残すところあと一回。
そして次週から物語の舞台は東京から気仙沼へ。
次回の一回で、急展開になりそうです。
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コージー、朝岡さんとも即座に打ち解けてましたが、宮田さんとだったら大盛り上がりで、「自分を見てわが子がいかに音楽に目覚めたか」自慢合戦トークで盛り上がるでしょうね。音楽が好きになるきっかけもいろいろあるけど、ここでは「音楽をする人が幸せそうなのを見て次世代が同じ幸せに憧れる」という、立派な動機が登場します。宮田さんの息子さんはかつてのモネです。気が付いたはずと思います。
みーちゃんは、一応、モネの帰郷を受け入れてくれたみたいだけど、
内心、本音は、どうなのかしらね?
っていうか、モネは、プロポーズされたことを、
みーちゃんどころか、
家族の誰にも言わずに、
東京に戻ってきたのか!?
( ̄▽ ̄;) ( ̄~ ̄;) ( ̄□ ̄;)!!
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
考えてみれば津波が来たとき、みーちゃんは中学1年だったんですよね。人にトラウマを
植え付けるような残酷な言葉も無意識に口に出してしまう。ずっと後悔はしているのだけれど、
口に出して謝ることができないまま来てしまった。今日はモネにとっての原点回帰でもあれば、
みーちゃんにとっっても原点回帰の時なんでしょう。
過去のトラウマと向き合い清算する回でした。ここでも石井さん軽妙な中にも人生を感じさせる良い芝居をしていました。ボイラー繋がりでいうと、社長役の井上順さんと並んでグループサウンズ「スパイダース」のフロントマンだった堺正章さんは、かつて「時間ですよ」で銭湯のボイラーマン役でした。あんまり関係ないか。
耕治さんと亜哉子さんの娘なのに、何故か2人とも口が重いですよね。
姉妹ならもっとざっくばらんに色んなこと話し合えるような気がするけど…それも引き裂いてしまうほど震災は心にも深く爪痕を残したってことでしょう。
モネちゃん同様、みーちゃんも長い間心にトゲが刺さったまま過ごして来たんだね。
竜巻が2人の屈託を吹き飛ばしてくれて良かった。
(みーちゃん、りょーちんのことりょうさんって呼ぶようになってる~)
菅波先生も宮田さんに救われましたね。そして、それを自分のことのように一緒に受け止めてくれるモネちゃんがそばにいてくれたことも良かったです。音楽を捨てたモネちゃんもまた、宮田さんに救われるんでしょうか。
宮田さん、いい仕事してくれますねー!!
姉妹の口から出てきたのはお互いの後悔の念。
お姉ちゃんに一杯酷いことを言った。
自分のことで精一杯でみーちゃんに寄り添えなかった。
それが悪いことだとお互い分かっていた。しかも前々から。
今日全てが精算されましたね。
あとはプレゼンを通すだけです!
そしてモネと同様、過去の不運で音楽を諦めた宮田さん。菅波くんの計らいでホルンを吹くことになりましたね。
気象、恋、地元がしばらくメインで回っていて過去のモネのトラウマについてはしばらく触れることはなかったのですが、ここでついに切り込むことになりますね。
音楽の力でモネたちは何を思うのでしょうか?
彰悟「息子は大喜び・・・・・・・・。」
人は何のために自分の仕事をするのかってことまで改めて考えさせられる言葉でした。