ちむどんどん

屋台立て直しのアイデア / ちむどんどん 第45回

2022/6/10(金)第9週「てびち!てびち!てびち!!」

あらすじ

賢秀が東京で売っていた「紅茶豆腐」の大量の不良在庫を、優子が買い取っていたことが判明。賢秀に甘すぎる優子を良子が責め立てていると、石川が比嘉家にやってきました。良子と向き合った石川はそれまでの非を謝罪。二人は仲直りしました。

一方、おでん屋の立て直しに苦心していた暢子は、料理の基本に立ち返りつつも、そこに新しいアイデアを取り入れた方法でおでんをつくりました。そのおでんの味にヨシは感激。その一ヶ月後には、暢子のおでん屋は人気店になりました。

そんな中、房子が屋台のおでん屋に姿をあらわしました。おでんの出来栄えを房子に評価された暢子は打ち明けました。二ツ橋たちから言われたことをヒントに、基本に立ち返ることにしたのだと。暢子はその翌週からフォンターナに戻ることができました。

フォンターナに戻った暢子はその後も料理人としての精進を続けました。同じころ、賢秀は養豚場での仕事にやり甲斐を見出し始めていました。月日が流れ、1976年(昭和51年)秋。歌子が仕事中に倒れてしまうのでした。

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感想

本作が始まって以来、違和感を感じることが最も少ない回でした。

優子さん

息子に甘すぎることが欠点の天然な性格のキャラとして、今回初めて優子さんがコメディタッチで描かれていました。

コメディタッチだと息子に甘すぎる残念な性格に違和感がない。

荒唐無稽すぎる諸々の設定も、コメディであれば許容範囲内。

優子さんとニーニー、この三人の問題あり親子の描写はコメディに振り切ってしまえば、楽しめるかも。

ほとんどコメディのような設定を、リアルなシリアスドラマとして描いてしまった「実験」が、これまでは滑り続けていたのではないか。

そんな気がする優子さんの描写でした。

暢子ちゃんが変わった

屋台に姿をあらわした房子さんに暢子ちゃんが言いました。

「ヨシさんから聞きました、妹さんのことを」

この瞬間、ブログ主は思ったものです。

また余計なことを!と。

しかし、次の瞬間に暢子ちゃんが咄嗟に口にしました。

「すいません」

暢子ちゃん、場をわきまえるスキルが身につき始めた模様。

これまでヒヤヒヤさせられ続けた、あぶなっかしさも、かなり和らいで来たかと。

次週から安心して見ていられることを希望します。

ニーニーはついに天職に目覚めたのか?

ブタの世話をしているニーニーが実に楽しそう!

ニーニー、ついに天職に目覚めたのでしょうか?

ニーニーが暢子ちゃんに宛てた手紙の中で、気持ちを切り替えて新たなことに云々とありましたが、「新たなこと」が養豚場の仕事でありますように。

暢子ちゃんが房子さんによって成長したように、ニーニーもまた寛大さんによって成長してもらいたいものです。

ブログ主からのお願い:チビ吉右衛門ちゃんに学ぶ人間関係の極意

ドラマの受け取り方は、それを観る人の背後にある経験や、さらにその時の視聴環境などによって大きく異なります。

よって、他者のドラマの受け取り方への批判や揚げ足取りのようなコメントは、少なくとも当ブログの中ではご遠慮ください。

前作『カムカム』のチビ吉右衛門ちゃんは、いつもお父ちゃんにアドバイスしていました。

相手の置かれた状況に心を配りながら相手に対して言う言葉を適切に選ぶように、みたいなことを。

朝ドラの視聴時間は1日15分。

年間でおおよそ250回の放送があるので、年間トータルで60時間という膨大な時間を朝ドラに費やしていることになります。

その60時間を、ドラマや他者への論評で費やすのか。

同じその60時間を、人生の知恵を学ぶ時間として費やすのか。

朝ドラは人生の知恵の宝庫です。

後者の時間の使い方を選んだほうが、圧倒的に精神生活を豊かにできるとブログ主は確信しています。

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予習レビュー

今週の比嘉家の四兄妹それぞれのストーリーは次のとおりです。

暢子ちゃんは、屋台のおでん屋の立て直しを房子さんに命じられ、おでん屋に出向。

苦戦が続く中、ニーニーとの会話の中であるアイデアをひらめく。

暢子ちゃんがアイデアを得るきっかけとなったニーニーは、怪しいビジネスに手を染め始めるものの、思わぬ結果を招く。

沖縄では良子ちゃんが結婚生活に不満を募らせる。

そんな展開の中、歌子ちゃんの姿見えません。

ちなみに歌子ちゃんは高校卒業後に地元の運送会社に就職。

その会社の同僚の男性社員に想いを寄せ始める描写が今週のどこかで登場するらしいのですが、それが何曜日のことになるのか、今のところ不明です。

ただし、そんな描写があることから、歌子ちゃんは智くんはあきらめてしまったことが考えられます。

歌子ちゃんが智くんをあきらめてしまえば、暢子ちゃんと智くんの二人の関係も描きやすくなる。

そして、そこに和彦くんもからんでくる。

そんな展開が見え隠れして来ました。

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POSTED COMMENT

  1. ぱぽりん より:

    還暦のたつおさま、お詫びも何もいらないと思いますよ。
    それぞれに思ったことを書いているだけですから。
    そこに正解とか必要ないし。

    「みんなはこう言うけれど自分はそれとは違うと思う」
    そういう書き込みができてその違いを楽しめるのが朝蔵さんのこのブログであり、批判やや中傷とは違うと思うので、ただただ楽しめば良いのでは?
    朝蔵さん、大変でしょうけれどね。

    ちなみに、先の自分の書き込み、「自分の結論」としているのがミソで、なぜかと言うと今作、
    <誰かがウソを言っている>
    という印象が強く、推理するための条件が正しいかどうかが怪しい。
    大城房子についていえば賢三の叔母とされつつ<遠い親戚>とも言われていたとの記憶もあって、じゃあ正しくは何なの?なわけですし。
    そんなこんなで自分の現時点での最大の関心、賢三と賢三の親が戦前戦中戦後を、どこでどう過ごしていたのかであるわけです。

  2. 還暦のたつお より:

     朝野銅羅磨様(すみませんらの字がうまく変換できませんでした。)。ぱほりん様、以前に賢三さんの和彦君のお父さんが話をしていた時に、戦時中、自分は大陸にいた。言っていましたよね。大切な事を忘れていました。それに戦時中からの時間経過を考えると、私の説には無理があります。謹んでお詫びします。

  3. 還暦のたつお より:

    なんかおでんが食べたくなりました。季節外れだけど。おでんにてびち(豚足)をいれるのは基本的に牛筋いれるのと発想的には同じ。どちらも動物系コラーゲン、ゼラチン。出汁にもなる。でも紅茶豆腐食べて何ともなかったのかね。

  4. なんな より:

    割と世間は比嘉家に厳しいが、昭和の中期なら長男は家の天皇扱いでしたよ。 今だってニートのニーニーみたいなのはいっぱいいるでしょ(笑)
    ただ朝ドラだから許せないんでしょうね。
    だけどいつまでも綺麗事ばかり描いていたら視聴者を納得させられない。
    4人も子供がいたら何かしらみんなあるんですよ。
    それこそヒロインが辛抱強く生きていくのをまだ令和の世になっても見ていたいのか、って。
    昭和中期で暢子のようにズケズケ話すタイプは少なかったでしょうし、むしろ歌子タイプが主流でした。
    ニーニーに腹は立ちますが、むしろニーニーのキャラが立っている事がドラマに真実味とスパイスを与えています。暢子は天真爛漫で、優子のふとした表情を見た時に沖縄を感じました。良子の毅然とした態度も好き。子役時代は輪をかけて素晴らしかった。
    おちょやん以来ハマってます。

  5. 朝野銅鑼磨 より:

    賢三さんは戦争に行ってるはずだよね
    だから房子さんの妹の子供では無いよな

  6. 名乗る程の者ではございません より:

    ブログ主さま

    最近のコメントが荒れ気味だったことをまずは反省します、申し訳ございません
    名指しこそされていませんが先日の私の何気ないコメントがあきれはてたものとして他の方からコメントされてからどうにも荒れ気味だったことは読み返してみたら明白です
    なんか人の家ということを忘れて少しばかり挑発されたからといってケンカを買ってしまったみたいですね、お恥ずかしい限りです
    今後コメントする際には大人としての分別とやわらかい頭を常に心掛ける所存です

  7. ぱぽりん より:

    少し前に落合明人さんが<比嘉家は壁が無さすぎる>と書かれていたと思いますが、自分の他にもこういうところが気になる方がおられてちょっと嬉しく思いました。
    しかも今週のドラマ中では季節は冬でカーディガンまで着ているというのに比嘉家のありよう、全く変わらず。
    比嘉家のみんな、寒さに強いんだね~

    ただ、よく見てみると壁が少ないのは古波蔵家も同様で、あんなもののように思われる。
    ただし、比嘉家と古波蔵家の決定的な違い
    <比嘉家には建具が無い!!>
    建具を開けているのではなく、建具が無い。
    かろうじて雨戸と娘たちの部屋の出入り口にはあるけれど、みんなのいる部分には何もない、引き戸の溝は突いているのに。
    比嘉家は賢三が自分で建てたということで、柱のあちこちにほぞ穴があって、いかにも古材をかき集めて造った感じを出している。
    つまり、建具が無いのは、<建具を作るのは大変だからそこまで手が回らなかった>ということの表現のように思われる。

    へんなところに美術さん、拘っていたのかも。

  8. ぱぽりん より:

    ちょっと整理。

    1<大城房子は賢三の叔母である>
    つまり、賢三の父親の妹、または母親の妹である。
    2房子曰く、妹は<空襲で逸れた><暢子と同様の年恰好>
    空襲にあった時、房子の妹は二十歳前後ということになる。
    3<賢三は大陸に出征している>
    賢三は終戦時20~30才と想像される。
    1で明確だが、2、3により、年齢的にも房子の妹が賢三の母であることはありえない。
    というのが自分の結論となりました。

    さて、ドラマの始まりから謎なのが、賢三の父について。
    これまで全く触れられていない。
    賢吉の兄であるのだから、地元で農業をしているのだったら長男であれば農地を相続していると想像される。
    しかし、その息子である賢三は農地を自分で購入しそのために借金をこさえていた。
    つまり、賢三の父は長男ではなかったかあるいは自分で選んで地元を離れ暮らしていたことになる。
    ドラマに登場しないのは既に亡くなっていて写真も残っていないという設定、そして<賢三>なのに彼の兄弟もまた全く触れられていないのも同様であると考える。
    ただ、賢三の兄弟で彼だけが生き残っていたとするなら、少なくとも親兄弟を祀る何かがあるのが普通で、優子の側の親兄弟も含めそうしたものが何一つない比嘉家は余りにも不自然だ。
    賢三と、三郎、房子の関係を考えるにあたっては、この先、賢三の父について語られるシーンが必要登なのではないか、そんな気がする。

    なんてね。

  9. zebra より:

    優子が買い取った紅茶豆腐、山原では評判がいいようだ。詐欺師の我那覇が仕入れてきたものなのだから偽物のはず。プラシーボ効果という奴だろう。

  10. 丹善人 より:

    おでんに沖縄を混入することで起死回生をはかる。沖縄料理がまだまだメジャーじゃなかったから
    ありかもしれない。
    クソ男、よく許してもらえたな。まあ原点に戻るというのが腑に落ちたのかな。ここでは甘やかしては
    もらえなさそうだから、人生やり直すにはもってこいなのかもしれない。
    次週ここのタイトルだけちらっと見えてしまったが、歌子ちゃん東京の病院に行くとか。
    どんな結果が出るのか心配。

  11. オペラ座の怪人 より:

    な~んだ、
    離婚しないんだ、
    川口春奈お姉ちゃん。

    新聞社出向→イタリアン復帰
    →おでん屋出向→イタリアン復帰

    まあ、イレギュラーだけど、
    着々と進んでいますなあ。
    次週予告で「スト―プ前?」
    なんだか分からんけど、
    料理人にとっての出世なのかしら?

    原田オーナーの、
    黒島結菜ちゃんを見る目が、
    なんだか、とっても、あったかいですなあ。

    にーにーが、朝ドラの次のあさイチのゲスト。
    にーにーと違って、穏やかな人じゃん!

    ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  12. 還暦 より:

     最悪のタイミングで、石川君登場。優子さん、あんた人として間違っているぞ。石川君言い方が回りくどい。良子さん、石川君元のさや、あれっ、大量の紅茶豆腐の不良在庫と賢秀に用立てた金は?てびち入りのおでん、クックパッドに載ってたけど前からあったのかな。あれっ、賢三さんが房子さんの妹さんの息子さんという仮説ちょっと怪しくなった?おいおい賢秀一体母ちゃんからいくら借りた。賢秀、養豚場に再就職。早く真人間になれ。歌子ちゃんいよいよ精密検査。果たして結果は?朝ドラ受け騒然。

  13. 魁光5品目 より:

    優子さんよ…。いけないと思ったら突き放す。
    それも親心だぞ。でもいけないという認識がなかったらそこまで。
    そうなったらストッパー役が必要なんですが、良子は常にいるわけじゃないからこれからも危険に晒され続けることに…。頭痛のタネが…。

    暢子。ようやくわかったんだな。
    食べさせてやってるじゃない。味を届けているんだ。
    謙虚な気持ちを忘れずに日々研究に打ちこむこと。
    第二ミッションをクリアしたのはいいが、過去の上京ドタキャンは詫びを入れような(笑)

    賢秀はまた養豚場に戻ってきたようで…。
    清恵さんなら上手くコントロールできるはず!
    収まりがいいと思うはずなんですけど(笑)

  14. 落合明人 より:

    もし結果論ですけれども小学生の暢子ちゃんおそのまま東京横浜鶴見に上京させていれば大学進学またわ調理師学校に進学していて調理師免許とつてか始業のためイタリアに行って修行に行かされたかもしれな方じゃないかなて思っていますよそうしたら暢子ちゃんの人生もだが比嘉家自身も変わっていたかもね
    それにしても歌子ちゃんの体調健康面が心配ですね多分私の予想で環母親優子さんが大城オーナー大叔母に歌子ちゃん病気の上京の説明してから歌子ちゃんお東京の病院に治療入院させるん痔ないのかなていゅのが私の予想です
    それにしても小学生から暢子ちゃんの東京横浜鶴見偏見た方なて思っています作家さん気づいてほしかったな
    でもニー二―が上京だけを絶対にダメになるから大城オーナーに迷惑になるからですよ

  15. 落合明人 より:

    今朝の見てじぇじぇでした暢子ちゃんの大城オーナーがまさかや親戚の関係と和驚きましただつだから親御頃成思ったんだって思いましたデスカラ簡単に首にできないえわかりましたしょつとしたら暢子の母親優子が大城さんにお願いして歌子ちゃんお暫く仕事お旧儀容して東京病院御紹介してもらい治療のため入院するんじゃないのかなて思いますよそれが優子さんの
    決意なのかもしれません
    ならば思い来てあの時小学生の暢子ちゃん上京させて早くも小学生の暢子ちゃんから東京横浜鶴見偏が始まっても面白かたかなて思いました
    過去に子役から東京編みたいなことがあったあった朝ドラがありましたからねそれは古いですけれどもおしんがありましたよ

  16. おーしゃん より:

    タイトルにあるように、おでんに「てびち」を入れるのかなー?

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