暢子の出店に房子が反対 / ちむどんどん 第97回

2022/8/23（火）第20週「青いパパイアを探しに」

あらすじ

和彦が東洋新聞社を退職したことを重子は激怒。暢子と離婚するよう重子は和彦に告げ、離婚ができなければ銀行に就職して安定した収入を得るよう迫りました。しかし、暢子と和彦は重子の言葉を拒み、青柳家を去りました。

一方、開店を延期するよう暢子に命じた房子のもとに暢子は足を運びました。そして、開店を延期するつもりはないと暢子は房子に言いました。暢子の覚悟を察した房子は、開店したいなら三つの条件をのむよう暢子に迫りました。

産休に入って仕事ができなくなっても料理の提供を続けられるよう料理人を雇え。看板メニューを決めることで、仕入れや調理をシンプルにして負担を減らせ。そして、身体を冷やさないなど自分をいたわれと。

房子の言葉に従い、暢子はさっそく料理人探しを開始するものの、人材は見つけられませんでした。そんな中、暢子は三郎のもとに足を運び料理人のことを相談。そのとき、食い逃げ騒動が勃発。食い逃げの犯人は矢作でした。

感想

矢作くんの葛藤

矢作くんが再々登場しました。

銀座のフォンターナで再登場したとき、彼は多額の借金を抱えていながらも、羽振りの良さを演出していました。

かなり無理をしていたのでしょうが。

しかし再々登場した矢作くんは、羽振りの良さを演出するどころの状況ではないらしい。

食い逃げするというのは、よっぽど追い詰められているはず。

次回あたり、そんな矢作くんを料理人に迎えようと暢子ちゃんは申し出ることになるのでしょう。

矢作くんとしては、仕事がほしいはずです。

しかし、雇い主がかつて働いていた職場の後輩では、自分のプライドが保てない。

次回あたりから始まることが考えられる矢作くんの葛藤は、はたして丁寧に描かれるのか。

次回からしばらくの間は、矢作くんの葛藤というテーマで、本作を楽しむことができそうです。

子供の名前

暢子ちゃんのお腹の中に宿っている子供の名前。

比嘉家の男性陣の名前には「賢」がつくのがお決まりらしい。

賢三、賢吉、そして賢秀。

一方、青柳家の男性陣の名前には末尾に「彦」がつく。

史彦、そして和彦。

よって、男の子が生まれたら「賢彦」といったところ？

女の子が生まれたどうなるのか。

比嘉家は、みんな「子」で終わる名前。

優子、良子、暢子、歌子。

一方、青柳家は重子さんで、やっぱり「子」。

重子さんは、和彦くんにつけた「和」に強いこだわりがあるらしい。

なので女の子が生まれたら「和子」。

ただし、良子ちゃんの長女は「晴海」。

母親の名前に含まれる漢字も、父親の名前に含まれる漢字も、引き継いではいません。

よって、「賢彦」や「和子」みたいなおとなしい選択ではなく、変化球でくるのかも。

この期に及んで、真面目な命名など本作らしくない。

どうせなら、命名も「反省会」の格好のおかずになるようなものにしてもらいたい、とも思います。

そんな気もします。

予習レビュー

前回、和彦くんが東洋新聞社を退職してフリーになるという展開が判明。

暢子ちゃんと和彦くんの新婚夫婦、安定収入を失った上に暢子ちゃんの妊娠まで判明し、大丈夫か？と心配していましたが、今回、いろいろと支障が出てくるようです。

和彦くんは自分が退職した事実を重子さんには隠すつもりでいました。

しかし、その事実を重子さんは知っていました。

田良島さんとは面識がある重子さんのことです。

田良島さんあたりを通して、和彦くんの退職の事実を知ったとしても不思議はありません。

和彦くんの退職の事実を知った重子さんがどのような態度に出てくるのか、詳細はまだ不明ですが、これまでのように応援してくれなくなることが予想されます。

一方、房子さんが暢子ちゃんの開店に対して異を唱えることに。

暢子ちゃんが店を出すことに対して房子さんが反対する理由はまだわかりません。

和彦くんの退職や暢子ちゃんの妊娠が、反対の理由になるのか、それ以外に反対の理由ができるのか。

理由は種々考えられますが、房子さんのまさかの反対は、暢子ちゃんにとって高過ぎるハードルになるはずです。