舞の希望にめぐみが反対 / 舞いあがれ！ 第31回

2022/11/14（月）第7週「パイロットになりたい！」

あらすじ

舞は、大学を中退して航空学校に行かせてほしいと舞が頭を下げて頼むものの、めぐみは反対しました。大学を卒業することを、めぐみは舞に強く求めたのです。しかし、めぐみに反対されても舞はあきらめるつもりはありませんでした。

同じころ、久留美は父・佳晴との関係がギクシャクしていることに悩み続けていました。そして久留美は、子供のころに佳晴と別れて去って行った母・久子に会いたいという気持ちを募らせていました。

そんな中、仕事のことで悩み続けていた貴司が姿をくらましました。３日も帰宅せず、しかもその間、貴司からの連絡は途絶えていました。貴司の母・雪乃は、貴司のことで不安を募らせていました。

一方、舞の突然の宣言に戸惑う浩太とめぐみは、舞の願いをどう受け止めたら良いのかを話し合っていました。男性社会のパイロット業界で舞が通用するのかを案じていました。そのとき、岩倉家に雪乃が泣きながら駆け込んできました。

感想

子役ちゃん時代と大学での日々。

前週まではゆったりと進んでいた本作のストーリーの流れが、急に激しくなりました。

しかも月曜日から。

岩倉家

悠人くんの言葉を借りるならば、舞ちゃんの「遅れてきた反抗期」が描かれることは承知していました。

しかし、舞ちゃんとしては異例なほどの強い言葉でめぐみさんに言い返しました。

舞ちゃんがめぐみさんに言い返す場面で思い出しのは『ちりとてちん』のヒロイン・Ｂ子ちゃんが母の糸子さんに言い返した時の言葉です。

「お母ちゃんみたいになりたくない」

それを言ってはおしまいというきつい言葉をＢ子ちゃんが口にしてしまったあの場面は、記憶力の悪いブログ主の脳裏にも深く刻み込まれています。

今回、そんな場面になることを心配していましたが、さすがは舞ちゃんです。

そこまでは言いませんでした。

さらに、強い言葉を放ったその直後には、その言葉を深く反省する舞ちゃん。

一方、めぐみさんは驚いた様子でしたが、深く傷ついたようでもなく、浩太さんも心静かにことの次第を見守ってくれています。

ストーリーの流れは急に激しくなりましたが、安心して見ていられるのが嬉しい『舞いあがれ！』です。

望月家

久留美ちゃんも相変わらず悩んでいます。

久留美ちゃんとお父ちゃんの関係もかなりギクシャクしてきています。

しかし、目も当てられないほどの対立関係にまでは発展しなことが救いです。

久留美ちゃんのお父ちゃんを昔からよく知っているらしいノーサイドの店主が、お父ちゃんの気持ちを代弁してくれることも救いです。

そして、何よりも安心したこと。

久留美ちゃんが家出したことを素直に詫びて、しかも居眠りをしているお父ちゃんにそっと布団をかけてあげる場面。

この一連の久留美ちゃんの行動を見て、この親子関係は必ず修復されると確信を持てました。

今週のどこかで、久留美ちゃんはついにお母ちゃんと再会します。

この再会も幸せな再会でありますように。

梅津家

先週の金曜日に放送された予告映像の中で、雪乃さんが「貴司が！貴司が！」と泣き叫ぶ声が収録されていました。

その場面が月曜日から出てくるとは・・・

貴司くんのことが心配で心配で仕事もままならない雪乃さん。

一方の勝さんは、貴司は大丈夫だと冷静に言うものの、いつもの明るい勝さんと様子がまったく異なっています。

冷静を装いならもやっぱり心配なのでしょう。

というわけで、心揺さぶられるエピソードでいっぱいの回から一週間が始まりました。

予習レビュー

スワン号の記録飛行を体験を経て、冬子ちゃんとの会話の中で、旅客機のパイロットになりたいという気持ちが芽生えた舞ちゃん。

その気持ちをついに両親に打ち明けました。

旅客機のパイロットになるために航空学校に行かせてほしいと。

この舞ちゃんの告白に対して浩太さんがどのような反応を示すのかはまだ不明ですが、めぐみさんはキッパリと反対します。

大学に入った以上は、まずは大学の卒業を目指せというのがめぐみさんの言い分です。

しかし、めぐみさんに反対されても舞ちゃんも簡単にはあきらめません。

小学生のころからとても素直だった舞ちゃんのことです。

めぐみさんと真っ向から対立するような状況になるのは、もしかすると舞ちゃんにとってはこれが初めての体験かもしれません。

舞ちゃんの性格から考えて母親と言い争うようなことはないとは思います。

しかし母親からの反対に対して自分の意志を曲げようとはしない舞ちゃんの姿が、ブログ主には今のところ想像できません。

同じころ、久留美ちゃんと貴司くんもそれぞれの悩みはますますディープに。

というわけで、今週は幼馴染みたち３人の苦悩の描写から一週間のスタートです。