母親が倒れて吉田が帰省 / 舞いあがれ！ 第39回

2022/11/24（木）第8週「いざ、航空学校へ！」

あらすじ

宮崎本校で行われる座学課程の半分が終わったころ。舞の小テストの点数は75点で、前回よりも点数が上がったことを舞は喜んでいました。しかし柏木は、舞の点数が班全体の平均点を下げていることを指摘し、舞の学力不足を非難しました。

そんな中、吉田の母親が倒れたという一報が入りました。その知らせを受けた吉田は、急きょ授業を休んで帰省することになりました。その頃、東大阪では浩太が自社の工場で、それまで経験のない自動車部品の製造を引き受けるかどうかで迷い続けていました。

その１ヶ月後、実家から戻った吉田は都築教官に告げられました。１ヶ月の遅れを取り戻すことはできない。次の期からやり直すしかないと。しかし、家に金銭的な余裕がない吉田は退学することを決意しました。

舞は吉田を退学させたくありませんでした。吉田を退学させない方法はないかと舞は考えました。そんな中、吉田が母親の看病をしながら休みの間の課題をすべて仕上げていることが判明。舞たちは吉田の再テストの機会を都築教官に懇願するのでした。

感想

柏木くんの変化

胸が熱くなる回でした。

そして柏木くんの変化が新鮮な回でもありました。

吉田くんが退学を決意した直後は、去って行く者に対して気を遣っているヒマなどないとまで言い切った柏木くん。

その柏木くんが、都築教官に対して吉田くんの再テストを懇願しました。

この柏木くんの心境の変化を見て、柏木くんの職業人としての誠実さを感じることができました。

優秀な柏木くんだからこそ、吉田くんが母親の看病をしながらこなしていた課題の質の高さが理解できたのでしょう。

今回の冒頭のテストの点数はそのフラグでもあったかと思います。

舞ちゃんは75点、中澤くんは82点、水島くんは不明ですが、彼の今後の展開から推測すると舞ちゃんと中澤くんの中間くらいかと。

一方で吉田くんは冒頭で98点をとったことが描かれ、柏木くんは96点でした。

学力は柏木くんと吉田くんは同レベル。

なので、自分は完璧くらいに考えている柏木くんからすれば、吉田くんはこれまでも一目置く存在のはず。

その吉田くんの能力の確かさを柏木くんは改めて確かめることができた。

才能の豊かな人は他者の才能に共感します。

ときにその共感は嫉妬という形になる場合もありますが。

柏木くんの場合は、吉田くんの能力の高さに素直に共感したようです。

今回の柏木くんの心境の変化がきっかけとなり、柏木くんのさらなる変化がこれから描かれるのかもしれません。

これからどんな変化を柏木くんは見せてくれるのか。

ブログ主にとって、ヒロインの成長よりも楽しみな要素になりました。

第12週までのサブタイトル

第12週までのサブタイトルが発表されました。

第10週「別れと初恋」
第11週「笑顔のフライト」
第12週「翼を休める島」

第12週の放送は12月23日（金）まで。

年内の放送は翌週の第13週が最後と思われますが、今のところ第13週の放送日程と放送内容はアナウンスされていません。

今回、柏木くんの心境の変化が描かれましたが、次週以降の柏木くんはこれまでの柏木くんとは別人のような姿を見せてくれるようです。

しばらくは柏木くんのフォローに夢中になりそうです。

予習レビュー

面接試験で舞ちゃんを小バカにした柏木くんが、今回もまた舞ちゃんを見下すような発言を繰り返すようです。

「ヒロインを小バカにする」で思い出すのは『カムカム』の文ちゃんです。

初登場の場面では、ヒロインのひなちゃんが回転焼き屋の娘でありながら回転焼きを焼けないことをバカにし。

お釣りをもらったときに、計算はできるんだと言ってさらにバカにし。

その後もことあるごとに、文ちゃんはひなちゃんをバカにしていました。

しかしその後、ひなちゃんと文ちゃんは距離を縮めという展開でしたが、舞ちゃんと柏木くんもそんな展開が用意されているのかもしれません。

面接試験のみならず、入学後も舞ちゃんをバカにし続けているところを見ると。

一方、お母さんが倒れてしまった吉田くんは、母子家庭で育ちました。

家計が苦しい中、吉田くんは奨学金を得て、お母さんに無理を言って航空学校に入ることができたのだとか。

そんな吉田くんの夢は自分が操縦する飛行機にお母さんを乗せること。

ところが、大事なお母さんが倒れたとの一報が入りました。

吉田くんの気持ちを想像するだけで胸が痛くなる回になりそうな気配でいっぱいです。