舞いあがれ!

貴司が創作に行き詰まる / 舞いあがれ! 第96回

2023/2/17(金)第20週「伝えたい思い」

あらすじ

貴司は短歌の創作に行き詰まっていました。そして新しい短歌を詠めなくなったと北条に訴えました。しかし北条は貴司の訴えに耳を貸さず、貴司に告げました。自分の心の奥をさらけ出せ。恋心一つ伝えられないのはもったいないと。

一方、舞が書いた最初のブログの記事が完成しました。さっそく舞はそのブログの笠巻に見せると、笠巻は良い置き土産ができたと口にしました。笠巻が近いうちに引退するつもりでした。それを知った舞は困惑しました。

その数日後、泥酔した北条が貴司のもとにやって来ました。北条は貴司にあらためて迫りました。恋の相手に気持ちを伝えろと。一方、舞の部屋を訪れた史子は、貴司が詠んだ恋の歌が舞の部屋に飾ってあることを知り、貴司の本心に気づきました。

貴司から贈られた短歌が恋の歌と知った舞は、貴司のもとに駆けつけました。舞は貴司への気持ちを打ち明けました。貴司もまた舞への気持ちを打ち明けました。そして貴司は、求婚の短歌を舞に贈るのでした。

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感想

恋の歌

前回、かつて貴司くんが舞ちゃんに贈った短歌が恋の歌であることが判明。

貴司くんが恋の歌を舞ちゃんに贈った時期がいつだったか、思い出せません。

しかし、恋の歌の存在によって貴司くんが舞ちゃんを想い続けていたことが明らかになったことで、なるほどと思ったことが一つ。

いつぞや柏木学生が岩倉家に来たとき、彼は貴司くんに対してライバル心をむき出しにしていました。

柏木学生は空気が読めないキャラでしたが、貴司くんの秘めた想いだけは鋭く察したいたようです。

柏木学生のライバル心の描写。

あの描写も今回のフラグだったのかと今にして思います。

話を恋の歌に戻します。

貴司くんが実は恋の歌を詠んでいたことに気づいたのは史子ちゃんただ一人。

編集者の北条氏でさえそのことに気がつきませんでした。

そして、恋の歌にただ一人気づいた史子ちゃんが、舞ちゃんの部屋の中にその短歌が飾られていることに気がついてしまいました。

貴司くんが恋の歌を詠んでいたことに気づいたのも史子ちゃんなら、その恋の歌が舞ちゃんに贈られたものであることに気づいたのも史子ちゃん。

歌人として貴司くんを舞ちゃん以上に理解していたからこそ、気づいてしまった貴司くんの本心。

切ない恋の幕切れでした。

次週予告

次週予告映像の中に、浩太さんの仏前でウェディングドレスを着る舞ちゃんの姿が。

このカットで舞ちゃんと貴司くんが次週どうなっているかが確定しました。

またノーサイドでパーティーをしている場面もありましたが、この場面はもちろん舞ちゃんと貴司くんを祝福するパーティーの場面でしょう。

そして、これらの場面はおそらく次週の月曜日に登場するものと思われます。

予告映像の中では最後に紹介されていました。

さて、次週のサブタイトルは「新たな出発」です。

舞ちゃんに新しい家族ができたことで、舞ちゃんは「新たな出発」のときを迎えます。

一方で次週は笠巻さんがついに引退。

笠巻さんの引退によって、結城くんたち若手職人チームによる「新たな出発」のときをIWAKURAが迎えるのでしょうか。

次週はまたIWAKURAが模型飛行機を手がけるエピソードもあります。

模型飛行機のエピソードそのものはおそらく次週かぎりのものとなりそうですが、その後の展開のフラグになるような気がしています。

何のフラグかといえば、本作制作発表時に告知されていた、長崎の五島の島々を結ぶ小型飛行機の製造に舞ちゃんが関わるという展開へのフラグです。

模型飛行機のエピソードが描かれる次週は第21週。

そして最終週までの残りは第22週から第26週までの5週。

残りの5週で、長崎の五島の島々を結ぶ小型飛行機の製造というクライマックスに向けてのストーリーが描かれることになるのでしょうか。

また、残り5週で未回収のエピソードも決着がつくものと思われます。

インサイダー取引の騒動のあと、姿を見せない悠人くんは次週久しぶりに再登場するはず。

そして、再登場した悠人くんと久留美ちゃんの関係に変化が生じるのも次週。

この二人の関係の変化も残り5週のお題の一つ。

一太くんと百花ちゃんのその後も残り5週で回収されることになるかと。

また、次週には「なにわバードマン」の元部員たちが二人も登場します。

航空学校の面々のうち、倫子ちゃんも次週登場。

物語前半に登場したキャラクターたちが次週になって登場しはじめますが、これもクライマックスに向けた何らかのサインなのかもしれません。

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予習レビュー

今週の水曜日の回にIWAKURAの取材記事が新聞に掲載されるものの、掲載されたのは女性従業員ばかり。

そのことを藤沢くんが愚痴る。

これを受けてのことでしょうか。

職人たちの思いを伝えるブログを書いてみてはどうかと御園さんが舞ちゃんに提案。

今回、そのブログが完成します。

そしてブログ完成を機に笠巻さんが引退を考え始めていることが発覚。

笠巻さんがいなくなると寂しくなります。

一方、貴司くんが創作に行き詰まり、編集者の北条氏から心の中をすべてさらけ出すように求められます。

北条氏、もしかすると貴司くんが短歌そのものに行き詰まっているのではなく、心の中に何か引っ掛かるものがあり、それが創作の妨げになると考えたのでしょうか。

もしそうだとしたら、貴司くんの心の中で引っ掛かっているものとは何か?

もしかするとそれは舞ちゃんへの気持ちなのかもしれません。

今週中に舞ちゃん、貴司くん、史子ちゃんの微妙な関係に終止符が打たれるのか。

それとも、微妙な関係の解決は次週以降に持ち越されるのか。

物語前半はゆったりまったりと進んだ『舞いあがれ!』ですが、物語後半はジェットコースターなみに激しくアップダウンしますね。

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POSTED COMMENT

  1. ふみりん より:

    名乗る程の者ではございません様へ

    朝蔵さんはじめ、
    皆様のコメントは、
    いつも楽しく拝見させて頂いておりますが、
    中々、感想や返信を書くことが出来ずにいます。

    「どうする家康」の返信
    コメント大笑いしてしまいました。(笑)(笑)
    そうですよねー
    今回の大河は、賛否両論
    ありますからねー

    徳川家康は、山岡荘八さんの
    本を全巻よんでいるので、
    今回の大河では、どう描くか?と思いながら、見てます。
    今のところ、頑張って←見ている!と言った表現が合っていますね〜(笑)

  2. ふみりん より:

    舞ちゃん、貴司君、ようやく言葉で気持ちを伝えることが
    出来ましたね。♡
    私は、二人の気持ちがよーく
    分かります。
    いつも傍にいて、何でも
    心の内を話せて、
    大切な大切な、幼馴染!
    もしこれ以上の関係を
    求めたら、幸せが、、、
    そう思うと、怖くて、
    なかなか一歩進めませんよね。
    丁寧に丁寧に描く、
    脚本に、涙しました。

    主題歌「アイラブユー」は、
    貴司君の心を唄った歌詞だなぁと、聴きながらいつも思っていました。
    特に好きな歌詞は、
    「僕の中の君、君の中の僕、
    きっと同じじゃないけど、
    駅前のパン屋と踏切の閉まる音 ああ君に会いたくなる、、、」
    舞ちゃんを想う気持ちが溢れている、、切なくなります。
    CD買いたいなぁと思ってます。(笑)

    短歌も素晴らしかった。
    「君が行く 新たな道を
    照らすよう 千億の星に
    頼んでおいた」
    この短歌は、4月から新しい道を行く私にも励みになりました。
    でも、情熱的な恋の唄だったんですね!
    そして、赤楚衛二さんが
    一番好きな短歌は、
    「目を凝らす、見えない星を
    見るように 一生かけて
    君を知りたい」と
    あさイチで言っていましたように、
    私もこの短歌は好きです。
    まさに、プロポーズ短歌ですね!♡♡

    来週からも、楽しみに
    「舞い上がれ」
    見させて頂きます。

  3. 底抜けに! より:

    「君が行く…」の初出ですが。航空大学校で苦労している舞ちゃんのところに、ではなかったでしたっけ。
    そして、朧な記憶なんですが
    柏木学生が突然マウント取ったとき、あれって魔性の女舞ちゃんが、「貴司くん、短歌ありがとう。すっごく励まされた」って「君が行く…」を柏木学生の前で言ったんじゃなかったっけ。
    大吉さんが、やたらと魔性魔性と言ってたし
    その時のコメント読みに行ったら、「昨日短歌を披露したのは今日の壮大な前振り」って書いている方も居たし。。。

    この曖昧な記憶がビンゴなら。
    いやー、柏木学生との恋愛、どうせこんなにあっさり別れるなら不要なエピソードじゃん、とみんなで文句言ってすみませんでした。

    もしもリーマンショックがなく、お父ちゃんがあんなふうに亡くならなかったら、舞ちゃんと貴司くんは結ばれなかったのかな

  4. ずんこ より:

    リュー北條さんは、よほど貴司くんの短歌に惚れ込んでいたのですね。
    なんとしても貴司くんの短歌を、世に出したかったのでしょう。
    それで結局、歌集は発売されたのでしょうか。
    願わくはリュー北條さんが会心の笑みを浮かべるような短歌を詠んで、見事出版にこぎつけていて欲しい。

    史子ちゃん、舞ちゃんの部屋であの短歌を見つけ、全てを悟りましたね。
    貴司くんの灯になれるのは、自分ではなく舞ちゃんであること。
    そこに自分の居場所がないこと。
    どうか史子ちゃんも、幸せになれますように。

  5. まおまお より:

    次週予告のウエディングドレスは舞ちゃんじゃなくて久留美ちゃんじゃないんですかねぇ。

  6. 丹善人 より:

    録画を見直したら、主題歌、今週の貴司君の心境そのままじゃないですか。
    そこまでわかって、歌を作ってたのかな。

  7. ぷち より:

    「君が行く~」の歌はたしか、舞ちゃんがパイロットの道を諦めてIWAKURAに入ると決まったときに贈られたものだったと思います

  8. よるは去った より:

    史子「私は・・・・・・・・私の歌を詠んで生きていきます・・・・・・・・。」

     史子ちゃんに幸あれという気持ちになりました。
     八木莉可子ちゃんも朝ドラのヒロインを狙っていける女優さんのように思えるのですが。

  9. よるは去った より:

    リュー「もったいないよね・・・・・せっかくのマグマに蓋しちゃって・・・・・・・・。」

    文学者とか作家とか言われる人たちはこういう戦いをしてきたわけですね。

  10. オペラ座の怪人 より:

    あ~あ、
    舞ちゃんと短歌青年、
    結ばれる(結ばれた?)っぽいですな~。

    短歌編集者氏、
    やっぱ、情熱、あるじゃん!

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  11. 丹善人 より:

    北条さん、初登場時は嫌な編集者と思っていたけれど、実は最初から
    貴司君が殻を破れていないこと気がついていたですね。だからフィクションでもいい、
    自分がこれまで出せなかった言葉をぶつけてさらけ出す勇気を求めていたんですね。

    秋月さん、強烈で強引な恋のライバルになるかと思いきや、舞ちゃんの後押しを
    するためだけに家にやって来た。潔い身の引き方とこれからも他を続けることを
    宣言して去って行く。悪い人では無かった。

    で、次週は結婚式と、もう一つの恋の始まりがあるようですね。

  12. 還暦のたつお. より:

     リュー北條さん、貴司さんの心の奥底に潜む弱点見抜いてた。貴司さんが未だに弱点を克服できないので一旦、前から去った。彼は名伯楽かも。酔っ払ってリュー北條さん帰還、でも酔った振りして絡んでるな。彼は編集者として貴司さんと心中する覚悟だったのでは。笠巻さんには穏やかな老後を過ごされてあげたい。史子さん自分から身をひいたな。でも舞さん、貴司さんがもっと早く自分の気持ちに正直であれば、史子さんも、リュー北條さんも苦しめる事はなかった。来週やっと結ばれるのか?

  13. 還暦のたつお より:

    史子さん役の八木さん、モデルさんでもあり、女優さんとしては「鎌倉殿の13人」にも出てました。まだ21歳だそうです。でもなかなかの存在感、インパクトあります。何故か「バトルロワイアル」に出てた時の栗山千明さんを思い出します。

  14. 名乗る程の者ではございません より:

    恋愛展開や短歌に関心がない私にとって今週は二人の糸子が印象深い

    一人は小原糸子の幼少期を演じた土屋ちゃん、「全然、マニキュアよりカッコいいじゃないですか」は個人的には今週のベスト台詞
    もう一人は揖保の糸子こと史子さん、因みに揖保の糸子はTwitterにあったのですが不覚にも噴いてしまった🤣
    史子さんの目に既視感、ようやく思い出しました、ドラマ「素晴らしきかな人生」でさびしんぼを拗らせたストーカー気質の役を演じた富田靖子さんの目だわ
    ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

  15. より:

    全てをさらけ出すように、というか編集者はまるで週刊誌のネタ探しをしているように感じます。短歌は洗いざらい心をさらけ出すものではないと思います。まるでラブストーリーを売りだして、儲けようとする編集者の意図丸出しです。短歌や詩は個人的な経験をもっと普遍的なところまで昇華させたものなので、たかし君にはここで妥協しないで、自分の納得のいく短歌を作って欲しいと願っています。

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