NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『らんまん』
2022年5月29日 〜 6月2日放送
あらすじ
植物学の雑誌の創刊を決意
植物学の雑誌を創刊すると決意した万太郎は、そのことを田邊に相談しようとしました。しか藤丸と波多野は、言い出すタイミングに注意しろと万太郎に忠告しました。
田邊が一度ダメだと言ったら覆すことはできない。だから田邊の機嫌の良いときに、雑誌創刊の許可をとれというのが藤丸と波多野の言い分でした。
藤丸と波多野からの忠告を受けて、万太郎は植物学の雑誌の創刊を田邊に相談する機会をうかがうものの、その機会を得られずにいました。
寿恵子が再び高藤邸に呼び出される
「白梅堂」のお菓子を届けたとき実業家の高藤に見初められた寿恵子が、再び高藤の屋敷に呼び出されました。
鹿鳴館の開館に向けて舞踏練習会に参加してほしいと高藤は寿恵子に頼むものの、寿恵子は分不相応だと言って高藤の頼みを一度は断りました。
しかし高藤の屋敷で出会ったアメリカ人女性クララ・ローレンスの美しい身のこなしに魅了された寿恵子は、高藤の頼みを受け入れました。
高藤邸で寿恵子と遭遇する万太郎
そんなある日、万太郎は田邊のおともで西洋音楽会に参加する機会を得ました。会が開かれるのは高藤の屋敷でした。
万太郎はそこで寿恵子と遭遇。屋敷の中で、高藤が寿恵子に抱き抱えられる姿を目撃してしまった万太郎は、複雑な気持ちを抱くようになりました。
西洋音楽会の席で、万太郎は植物学の雑誌創刊の許可を田邊から得ることができました。ほどなくして万太郎は、そのことを藤丸と波多野に報告しました。
万太郎の寿恵子への想い
雑誌創刊の許可を得たものの、万太郎の気持ちはふさいでいました。万太郎が恋心で苦しんでいることを察したりん、ゆう、えいたちは万太郎を励ましました。
「十徳長屋」の女たちに背中を押された万太郎は寿恵子が不在の「白梅堂」を訪問。万太郎は寿恵子と結婚したい意思があることをまつに告げました。
結婚したいが今は成し遂げるべき仕事がある。それを終えたら寿恵子を迎えに来る。その前に寿恵子の結婚が決まったら、寿恵子のことはあきらめると万太郎は宣言しました。
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今週の展開
41: 5/29(月) 高藤が寿恵子を気に入る
42: 5/30(火) 演奏会に誘われる万太郎
43: 5/31(水) 演奏会場で寿恵子と遭遇
44: 6/1(木) 白いドレスを着た寿恵子
45: 6/2(金) 万太郎の寿恵子への恋心
予習レビュー
今週は、前週で立ったフラグの回収が始まります。
植物学の雑誌
前週、寿恵子ちゃんとの会話の中でライフワークのコンセプトを見つけた万太郎くん。
彼が見つけたライフワークのコンセプトとは、まだ知られぬ草花の植物画を描き、その草花に名前を付けて人々に知らせること。
このコンセプトが「植物図鑑」という形で具体化されました。
今週は「植物図鑑」の出版の練習台として植物学の雑誌の創刊のプロジェクトがスタートします。
おそらく本作の後半のストーリーの主なお題となる「植物図鑑」のフラグと言えないこともない重要なエピソードです。
雑誌の創刊のエピソードはまた、東京大学の関係者たちの意外な一面を知るきっかけにもなります。
ここでは詳しくは伏せておきますが、視聴者からの東京大学の関係者たちへの評価は、数週先で白黒が逆転するように覆されます。
実業家の高藤氏
前週、寿恵子ちゃんは鹿鳴館に興味を持ちはじめました。
寿恵子ちゃんが鹿鳴館に興味を持つように仕向けたのは叔母のみえさん。
しかし、お母上のまつさんは寿恵子ちゃんが鹿鳴館に出入りることに反対します。
そこでみえさんは一計を案じ、寿恵子ちゃんが鹿鳴館の関係者のもとに足を運ばざるを得ない状況を作り出します。
「白梅堂」の菓子の注文が入ったから鹿鳴館の関係者の一人に届けてほしいと。
みえさんの策略は当たり、寿恵子ちゃんは実業家の高藤氏の見そめられることに。
みえさん恐るべし。
高藤氏と寿恵子ちゃんの関係が、本作の主人公の恋バナに影を落とすことになります。
高藤氏に抱き抱えられる寿恵子ちゃん
田邊教授のおともで高藤邸に足を運ぶことになった万太郎くん。
万太郎くんはそこで寿恵子ちゃんと遭遇します。
そして、あるきっかけから寿恵子ちゃんは高藤氏に抱き抱えられることになり、その現場を万太郎くんが目撃してしまいます。
この「お姫様抱っこ」の目撃で万太郎くんはショックを受けるのですが、万太郎くん以上にショックを受けるのが寿恵子ちゃん。
寿恵子ちゃんが受けるショックとは「お姫様抱っこ」されたことへのショックではありません。
「お姫様抱っこ」を万太郎くんに目撃されたことにショックを受けるのです。
そして、このとき受けた寿恵子ちゃんのショックがこれからの心をざわつかせる展開の中でジワジワと効いてくるはずです。
ヒルムシロ
今週のサブタイトルの「ヒルムシロ」の漢字表記は「蛭筵」。
水草であるヒルムシロの浮き葉が、蛭(ひる)が休むための筵(むしろ)のようであることから、この名前が付けられました。
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