2023/6/1(木)第9週「ヒルムシロ」
あらすじ
田邊に同行した西洋音楽の演奏会会場で、万太郎は思いがけず寿恵子と遭遇。演奏が終わると万太郎は寿恵子を別室に連れ出し、ドレス姿がきれいだと寿恵子を讃えました。そして演奏会で演奏された「愛の歌」の意味を寿恵子に語りました。
万太郎と寿恵子が別室で二人して話し込んでいるところに高藤が入ってきました。あわてて物陰に隠れ、万太郎は高藤に見つからずに済みました。しかしその直後、寿恵子が高藤に抱き抱えられてしまいました。
その場面を物陰から目撃してしまった万太郎は、それ以来複雑な気持ちを胸に抱くことになりました。一方で万太郎は、演奏会の会場でようやく植物学の雑誌の創刊の相談を田邊にすることができました。
万太郎は田邊から植物学の雑誌創刊の許可を得ることができました。その翌日、万太郎は波多野と藤丸にそのことを報告。すべてが順調に進み始めるものの、寿恵子が高藤の抱き抱える現場を目撃してしまった万太郎の心の中は複雑でした。
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感想
ついに万太郎くんと寿恵子ちゃんのストーリーが動き始めました。
そこで今後の万太郎くんと寿恵子ちゃんの関係の変遷をざっくりと予習しておきます。
以下、ネタバレが含まれます。
第10週
田邊教授から植物学雑誌の発行の許可を得た万太郎くん。
その雑誌に用いる印刷技術の習得のため、万太郎くんは印刷屋さんで見習い工に。
昼は大学、夜は印刷所でお仕事。
超がつくような多忙な日々が始まります。
なので「白梅堂」に足を運ぶ暇がない。
一方、寿恵子ちゃんは万太郎くんがすごく忙しくなったことを知りません。
なので、万太郎くんがぱったりと「白梅堂」に顔を見せなくなったことが寂しい。
「あの現場」を見られてしまったことが万太郎くんが「白梅堂」に来なくなった原因?
寿恵子ちゃんはそんなふうに考えるのかもしれません。
そんな中で寿恵子ちゃんは高藤氏から別宅で暮らさないかと誘いを受ける。
まつさんが危惧する「男にすがる生き方」の入り口ができてしまうわけです。
万太郎くんと寿恵子ちゃんの二人の間に微妙な亀裂が生じはじめたこのタイミングで、二人が会うことができないのは実に痛い。
そんな二人のすれ違いが次週・第10週のテーマです。
第11週
高藤氏が寿恵子ちゃんを「人生のパートナー」に迎える準備が着々と進むのがこの週。
準備が着々と進んでいる事実を、たまたま竹雄くんが知ってしまいます。
竹雄くんが働いている西洋料理屋に寿恵子ちゃんと高藤氏が食事にやって来るのですが、どうやらその食事の席の会話を竹雄くんが聞いてしまうらしい。
竹雄くんはもちろんそのことを万太郎くんに報告します。
しかし万太郎くんは複雑な気持ちを抱きながらも、寿恵子ちゃんのもとに駆けつけようとはしない。
万太郎くんは植物学雑誌の発行がすべて終わるまでは寿恵子ちゃんに対して何らかのアクションを取らないと決めているので。
なので万太郎くんと寿恵子ちゃんの距離はますます広がることに。
そしてこの週の最後あたりで舞踏練習会が発足。
舞踏練習会の発足を機に、高藤氏はいよいよ寿恵子ちゃんを別宅に迎えようと行動を起こす。
万太郎くんと寿恵子ちゃんの関係はどうなってしまうのか?のオチがこの週のうちで描かれるはずですが、ここではこれ以上は伏せておきます。
第12〜13週
第12週は万太郎くんが久しぶりに故郷の土佐・佐川へ。
峰屋が酒税に苦しめられ始めている描写がいつぞやありましたが、この週では峰屋はさらなる窮地に。
そんな状況の峰屋へ万太郎くんは里帰りします。
第13週も引き続き土佐・佐川が舞台です。
土佐・佐川で小学校教員にならないかというオファーを万太郎くんが受ける場面がありますので、この週からしばらくは物語の舞台は再び土佐・佐川になるのかもしれません。
そんなわけで第12〜13週では万太郎くんの人生の転機が描かれるのかも。
ストーリーの中盤に当たる万太郎くんの人生の転機を経て、いよいよストーリー後半に入る第14週以降は未発表。
ただし第14週以降は、万太郎くんの生活環境は今とは全く異なるものになっていることだけは確かかと思われます。
予習レビュー
今週のサブタイトルは「ヒルムシロ」。
「ヒルムシロ」とは浮葉性の水草ですが、ドラマの中では「ヒルムシロ」が特段の役割を果たすわけではなさそうです。
東京・葛飾の沼で採集した浮き草の、土佐で採集した浮き草の標本と比較する場面が描かれる程度のことです。
しかしこの「ヒルムシロ」はリアル万太郎くんにとっては重要な意味を持つ植物です。
ところで今週のストーリーでは植物雑誌刊行のプロジェクトが動き出します。
リアル万太郎くんも植物雑誌を刊行しているのですが、リアル万太郎くんはその植物雑誌の中で自身の論文を発表。
この出来事はリアル万太郎くんにとって植物学者としてのランドマーク的な出来事だったようです。
そしてリアル万太郎くんが植物雑誌の中で発表した論文のタイトルが『日本産ヒルムシロ属』。
リアル万太郎くんにとって「ヒルムシロ」は幼い頃の思い出の詰まった植物。
それに加えて初めての論文の題材となった記念すべき植物。
ドラマの中では軽い扱いとなった「ヒルムシロ」ですが、リアル万太郎くんの人生にとってはとても重要な意味を持つ植物だったようです。
話をドラマに戻します。
リアル万太郎くんの中ではとても重要な「ヒルムシロ」ですが、ドラマの中の万太郎くんは「ヒルムシロ」という名前そのものを知らなかった、という設定になっています。
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高藤さん、時々でてくる朝ドラミュージカル俳優枠。「エール」の時もそうだったけど、みんなちょっと変わった役なんだなあ。万太郎さん恋煩い。長屋婦人部の恋愛相談「そんなきれいなもんじゃない。」偏見かもしれないけど、こういう台詞は男の脚本家はなかなか書けない。(坂元裕二さんなら書きそうだけど。)おゆうさん、過去の告白。能登の人だったんだ。悲しい過去。倉木さん夫妻の馴れ初め、歴史の重みが。「万さん、恋愛をしてきれいなままでいようと思わないで。」刺さるなあ。
ほんとにこんな台詞男性脚本家ならよほど一流の人じゃないと書けない。高藤さんの名前だ出た途端腰が引ける長屋婦人部。余程の富豪なんだね高藤さん。万太郎さん、まつさん、文太さんへの必死の宣言。印刷所無頼の雰囲気。奥田瑛二さん出てくると「西成ゴローの四億円」見たばかりなので、ラスボス感半端ない。PS、ジェーン・スーさんの実物、生身、動くところ初めて見た。因みにこの人日本人です。
佐智子さんが手から離れていく感じ、悲しかった回でした
万太郎くん、どう手を繋ぎ直すのか楽しみです
監督の演技!主演より目立ちすぎず、へっぽこ感があるアホさ加減!最高でした!
朝蔵さんこんにちは。お久しぶりです。(大変ご無沙汰しております)
高藤氏が寿恵子の靴を脱がせる時に、寿恵子が慌てふためく場面を見ながら…些か唐突ですが、大河ドラマ『いだてん』で黒島結菜さん演じる女学生が徒競走の際にいきなり靴&靴下を脱ぎ、観衆がざわめいた場面を思い出しました。
おそらくあの当時は、男性が女性の靴をいきなり脱がせる事さえも“破廉恥”な行為とみなされていたのでしょう。ましてやいきなりの“お姫様抱っこ”とは…!
目の前にいきなり見せつけられた形の万太郎にとっても十分過ぎる位の衝撃だった事でしょうね。
因みに鹿鳴館で気に入った女性をつかまえて口説いて別室に連れ込むことが多々あり明治天皇からお叱りを受けたのが初代内閣総理大臣です
今野さん、ちょろい
まあ、ちょろいから女将さんがやりたい放題なんだろうけど
寿恵子「下ろしてください・・・・・・・・。」
「お姫さまだっこ」とかあの時代のご婦人にはカルチャーショックどこの騒ぎじゃなかったでしょうね。
豆腐田楽美味しそう。まつさん、寿恵子さんを見守る文太さん、ますます健さんみたい。竹雄さん心配性。長屋で宴会楽しそう。「おゆうさん。」誤解を招く行動するな。「ヒルムシロ」おゆうさんは何処の出身?なんで隠す?寿恵子さんきれい。高藤さんやはり妻帯者。