らんまん

万太郎の寿恵子への恋心 / らんまん 第45回

2023/6/2(金)第9週「ヒルムシロ」

あらすじ

演奏会から帰って来て以来、万太郎は寿恵子のことが頭から離れなくなり悶々としていました。そんな万太郎の気持ちを長屋の三人の女性りん、えい、ゆうがするどく察しました。そしてえいとゆうはそれぞれが自分の経験した恋の話を万太郎に聞かせました。

そしてりん、えい、ゆうたちに励まされた万太郎は、寿恵子に会うために「白梅堂」に足を運びました。そのとき、寿恵子は外出中で店番をしていたのはまつでした。文太も店先に出てきました。

まつと文太が寿恵子の両親だと思い込んだ万太郎は、まつと文太に告げました。寿恵子に求婚するつもりだが、今はまだそれができない。しかし、できるだけ早く寿恵子を迎えに来るつもりだと。

万太郎はまつと文太に寿恵子への気持ちを告げると「白梅堂」の店先に出ていた菓子をすべて買い求めました。そして、その菓子を持ってある場所への駆けつけました。万太郎が駆けつけたところは印刷業を営む「大畑印刷所」でした。

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感想

万太郎くんの今後

万太郎くんが寿恵子ちゃんの「両親」に寿恵子ちゃんへの求婚を宣言。

次週に入ってから、万太郎くんと寿恵子ちゃんの関係に大きな動揺が生じ、その動揺の先には嬉しい結末が待っている。

そんな展開が見えてきました。

すでに今後の展開の概要を知っている方なら、万太郎くんと寿恵子ちゃんの「嬉しい結末」の少し先まで承知しているものと思います。

では、さらにその先はどうなるのか?

寿恵子ちゃんとの関係だけでなく、これまで万太郎くんが出会った人々との関係にはどのような変化が生じるのか?

そこはまだ未発表ですが、リアル万太郎くんの歩みを参考にしながら、「その先」を予想してみました。

万太郎くんと田邊教授の関係

実は田邊教授が万太郎くんをうまいこと利用していただけだったことが判明。

ここまではわかっていますが、その先は今のところ不明。

史実では、リアル田邊教授がリアル万太郎くんを東京大学から追い出します。

いきなり出入り禁止にするわけです。

リアル田邊教授は自分の立場をおびやかすほどの優れた仕事をするリアル万太郎くんが目障りになり、利用価値はなくなったと判断するようです。

一方でリアル田邊教授もその後、大学を辞めさせられることに。

辞めさせられた理由は、職場内での人間関係のトラブルと言われています。

ドラマの中の田邊教授も、部下たちの反感を買い十分すぎるほど面倒臭い性格の人物として描かれています。

この面倒臭い性格が、この先の失職の理由として使われるのかもしれません。

徳永教授の昇進?または新キャラ登場?

東京大学での教授職を失ったリアル田邊教授の後任に、松村教授という方の就任が決まります。

植物学教室の新たな教授になった松村氏は、就任早々、リアル万太郎くんを大学職員として迎え入れたいと打診。

大学職員になると自由な研究が困難になるため申し出を受けることに躊躇。

しかし、そのころのリアル万太郎くんは家庭を持ち経済的にも厳しい状態だったので安定した収入を得るため申し出を受け入れ大学職員に。

しかし、すでに多額の借金を抱えている上に、研究費としてお金を湯水のように使うリアル万太郎くん。

大学職員になっても借金は増え続けたのだとか。

そんなリアル万太郎くんを救う人物があらわれます。

リアル万太郎くんと同じ土佐出身の人物で三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎氏です。

ドラマの中では、田邊教授の後任として新キャラが登場するのか、あるいは田邊教授の部下だった徳永教授が昇進するのか。

ブログ主として徳永教授に昇進してほしいなと考えています。

ドラマ中盤で、徳永教授がとても素敵な一面を見せてくれるので。

ただし、リアル万太郎くんを大学職員に向かい入れた松村教授も、その後リアル万太郎くんとの関係をこじらせるようです。

一方、岩崎弥太郎氏もドラマの中で登場するかもです。

土佐出身の大人物、坂本龍馬とジョン万次郎を半ば無理矢理登場させた本作です。

史実でも実際に関わりのあった岩崎弥太郎氏も登場させるのではないかとブログ主は予想しています。

万太郎くんと寿恵子ちゃんとの関係

そして万太郎くんと寿恵子ちゃんとの関係は今後どうなるのか?

リアル万太郎くんは借金に借金を重ね、一方のリアル寿恵子ちゃんは苦しい家計を支えつづける。

そんな日々がドラマの中で描かれるものと思われます。

一方でリアル万太郎くんとリアル寿恵子ちゃんとの間には13人の子供が授かるそうなのですが、このあたりがドラマの中でどれくらい再現されるのか。

13人の子供たちを演じる役者さんの出演料が大変なことになるという大人の事情から考えて、子供の数は抑えられた描写になるような気がします。

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予習レビュー

今週は植物雑誌の発行プロジェクトが動き出す週でした。

そこで、今週の最後の予習レビューではリアル植物雑誌に関わった人々とドラマの中で植物雑誌に関わった人々を比較してみました。

まずは万太郎くんが植物雑誌刊行に関してお伺いをした相手である田邊教授。

田邊教授の実在モデルは東京大学理学部の初代教授・矢田部良吉氏。

リアル万太郎くんが、日本の植物学の発展のためにも植物雑誌が必要だと唱え、矢田部教授がその考えに賛同。

リアルのプロジェクトが開始されました。

そしてリアルの植物雑誌の執筆陣として加わったのは助教授の大久保三郎氏。

学友の三好学氏と田中延次郎氏。

助教授の大久保三郎氏は、その名前からしてドラマの中では助教授でなく講師の大窪昭三郎先生かと思われます。

そして、学友の田中延次郎氏はどうやら藤丸くんの実在モデルであるらしいことは前回の予習レビュー欄に記しました。

もう一人の学友の三好学氏。

消去法で考えると、この方がドラマの中の学生・波多野くんの実在モデルになるのでしょうか。

以下、ドラマの中の登場人物とリアルの人物をまとめてみました。

田邊彰久(リアル:矢田部良吉)
大窪昭三郎(リアル:大久保三郎)
藤丸次郎(リアル:田中延次郎)
波多野泰久(リアル:三好学)

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POSTED COMMENT

  1. ずんこ より:

    おえいさんとおゆうさんが、誰にも打ち明けたことのない、たぶん思い出したくもない過去をあえて話してくれたのは、きっとみんな万太郎くんが好きだから。
    万太郎くんの明るさが、まぶしいから。
    万太郎くんが暗くなってるのは恋煩いではなく、自分の中に思いかけずドロドロとした黒いものを見つけてしまったから。
    ひとは、そういうドロドロとした黒いものを抱く時がある。
    人とは、そういうものだ。
    それを、えいさんとゆうさんが教えてくれました。
    万太郎くん、愛されてますね。

    本来の明るさを取り戻し、その明るさで全力で寿惠子ちゃんのご両親(笑)にぶつかりました。
    お二人には、なかなかの好感触だったみたいですね。
    先日訪れた高藤氏の秘書とは、大違い。

    印刷所。
    職人の皆さん、いかついですね。
    「印刷所」のイメージと、大違いでした。
    大将が一番いかつい。

    名乗る程の者ではございませんさま。
    『あざみの如く棘あれば』。
    『まぼろしの人』と併せて、大好きな歌です。
    金田一シリーズも、夢中で本を読みテレビも観ていました。
    懐かしい思い出です。

  2. ばなななち より:

    長屋の女子チームから恋愛に関する情報をキャッチ、即行動!

    万太郎くんの植物学と佐智子さんに対する真っ直ぐな気持ち、真っ直ぐな性格、気持ちがいいです!
    中盤以降も応援できそうな主人公、最高ですね!

  3. 還暦のたつお より:

     今日の感想、間違えて昨日の分に書いちゃいました。割と長文なので書き直す気力がありません。申し訳ありませんが、昨日の分をご覧いただければ幸いです。名乗る程の者ではございません様。TV版横溝正史シリーズの監督、脚本家陣は一流の本編(映画)の人達でしたね。市川崑に負けるかと職人の意地を見せてなかなか映像のクオリティ高かったです。

  4. よるは去った より:

    万太郎「はああ・・・・・・・・・・・・。」
    義平「何だ・・・・・・・・・・?」

     黙々と働く腕っぷしの強そうな職人たちが醸し出すワイルドな空気。
     「みねや」では見れなかったのかな?
     

  5. 名乗る程の者ではございません より:

    DNAどころか血液型鑑定がなかった時代
    おゆうさん、意外としたたかなキャラ
    えいさんが内乱の時の心情といい、女性はたくましいわな

    最後は奥田さんのカット
    福ちゃんパパ、仮面ライダー第2号義父

  6. 名乗る程の者ではございません より:

    翌週のタイトル植物は野あざみ

    あざみのごとく棘あれば
    横溝正史シリーズ2の主題歌
    上記シリーズ1の主題歌「まぼろしの人」(演奏しているのは日本のピンクフロイドと言われた「四人囃子」、このバンドが売れなかったのは時代が早すぎたことと所属レコード会社営業力のなさだと個人感)とピンクピクルス時代にマラソンの円谷選手を歌った「一人の道」と並んで茶木みやこさんで好きな曲
    茶木みやこさんってキムラ緑子さんの先輩なんだよね、この二人が同志社女子大出身というのはなんとなくわかる気がします

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