らんまん

田邊家を訪問する万太郎 / らんまん 第67回

2023/7/4(火)第14週「ホウライシダ」

あらすじ

結婚祝いをしたいという田邊からの申し出を受けた日の夜、万太郎は寿恵子を連れて田邊家に足を運びました。このような形で田邊家に招かれたのは、東京大学の中では万太郎が初めてのことでした。

食事が終わると田邊は、大切な話があると言って田邊の妻・聡子と寿恵子に席をはずさせました。初対面の聡子と寿恵子は、別室で二人きりになりぎこちない会話を始めました。しかし寿恵子は場を和ませ、内気な聡子は寿恵子に対して心を開くようになりました。

一方、万太郎は持参した植物標本を田邊に披露しました。万太郎の植物標本をつぶさに観察してから田邊は言いました。万太郎は珍しい植物を発見できるが、それを自分の手で発表することはできないと。

田邊は続けました。学歴もなく何者でもない万太郎が、発見した植物を自分の手で発表したいなら選択肢は二つある。今から大学に入って学ぶか留学するか。この二つが受け入れられないなら「私のものになりなさい」と。

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感想

「私のものになりなさい」

予告映像の中で登場した田邊教授のセリフ「私のものになりなさい」が登場。

田邊教授の狙いはこの一点だけだったのかな?

今から大学に入るか、海外に留学するか。

いずれの選択肢も万太郎くんは受け入れることを拒むに違いない。

田邊教授はきっと万太郎くんのそんな反応を予測していたのかと。

そして万太郎くんが受け入れがたい選択肢を提示して抜け道を絶った上で「私のものになりなさい」に誘導する。

そんな計算を田邊教授はしていたのではないか。

田邊教授、本当に恐ろしい人です。

ところで「私のものになりなさい」は、おそらく脚本の段階では「私専属のプラントハンターになりなさい」だったと思われます。

事前のアナウンスでは「プラントハンター」という言葉が使われていたので。

しかし現場で「私のものになりなさい」に書き換えられたのでしょう。

「私専属のプラントハンターになりなさい」よりは「私のものになりなさい」の方が、田邊教授の怖さを見事にあらわしています。

植物採集の現場での仕事はすべて万太郎くんに丸投げし、手柄だけはすべて自分のものにしようと算段する田邊教授。

これから万太郎くんは、この恐ろしい人とどうやって付き合っていくことになるのかな?

万太郎くんと田邊教授の関係

前週までブログ主は、7月の放送は万太郎くんと田邊教授の蜜月期を経て、次第に二人の関係に溝が生じてゆく過程が描かれるのではないかと予測していました。

この予測は7月の放送2日目にして大きくはずれました。

すでに万太郎くんと田邊教授の間には埋めがたいほどの深い溝が生じています。

深い溝がありながらも、万太郎くんは田邊教授との関係を維持しなければ植物の研究が続けられないという弱い立場にあります。

一方の田邊教授は信頼関係などなくても万太郎くんは自分に従わざるを得ないと確信しています。

そんな関係性の中で、これから万太郎くんと田邊教授の見かけだけの「蜜月」が演出されるのかもしれません。

実際、これからしばらく田邊教授の指示によって万太郎くんが植物採集や研究を行う場面が用意されているようです。

他の学生たちから見たら万太郎くんと田邊教授は一緒に仕事を成し遂げようとしているふうに見えるかもしれない。

でもその実態は・・・

寿恵子ちゃんと結婚し東京に戻ってきた万太郎くん、早々にとんでもないことに巻き込まれてしまいました。

植物図鑑の刊行を急ぐ理由

遅くとも次週の月曜日、早ければ今週の後半のどこかのタイミングで、万太郎くんは植物図鑑の刊行を早々に開始すると決意を固めます。

万太郎くんが植物図鑑の刊行を急ぐ理由が前週まではよくわかりませんでした。

しかし今回の田邊教授との会話によって、万太郎くんが植物図鑑の刊行を急ぐ理由がはっきりとわかりました。

万太郎くんが植物図鑑を刊行する目的は、何者でもない自分が植物の名付け親として自分の手で発表する機会をつくることです。

田邊教授から大学に入るか留学するか自分のものになるかの三択を迫られた万太郎くんが考え抜いた末にこの結論にたどり着くのでしょう。

翌週か翌々週には万太郎は植物図鑑の第一巻を刊行するはずです。

そして万太郎くんの狙いどおりの結果、あるいは万太郎くんが期待した以上の結果を得ることができるようです。

しかし、その結果に対して田邊教授がどのように反応するのか。

史実に近い展開になるのなら、田邊教授に追い詰められて刊行した植物図鑑が、田邊教授との関係の決裂のきっかけになるはずです。

ドス黒い情念のドラマにもう夢中です。(笑)

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予習レビュー

前回の本欄では、7月に放送されるエピソードの数々はリアル万太郎くんが快進撃を続けた3年間がドラマに再現されるようだと述べました。

ところで快進撃の3年間のあと、リアル万太郎くんは困難を経験することになります。

リアル田邊教授が、リアル万太郎くんに対して植物学研究室に出入りを禁じるのです。

植物学研究室への出入りができなければリアル万太郎くんは植物の研究を続けることが極めて困難な状況になってしまいます。

リアル万太郎くんが経験する困難とはそういう意味です。

さて、リアル万太郎くんが東京大学の植物学研究室に出入りを禁じられるエピソードはおそらくドラマの中もで再現されると予想しています。

そう予想する根拠は、物語後半に入ってから田邊教授のドラマの中でのポジションが変わるからです。

物語後半では田邊教授の奥さまが登場します。

奥さまは万太郎くんと寿恵子ちゃんとも深い交流をするのだとか。

つまり万太郎くんと田邊教授は家族ぐるみの付き合いになる。

一方、植物の研究の分野でも万太郎くんと田邊教授の関わりが増えることがすでに明らかになっています。

そして、万太郎くんと田邊教授のかかわりが深くなる描写は、万太郎くんが植物学教室への出入りを禁じられる日へのフラグのような気がしてなりません。

では、どこがフラグなのか?

長くなってしまいましたので続きは次回の本欄で。

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POSTED COMMENT

  1. ばなななち より:

    寿恵子さんのことを、奪うものは奪うんだねえ
    教授の好きな帯を着けさせる
    奥様自身が好きなものを話さない
    奥様は教授の良し悪しで動く人形のような扱いなのでしょうか…

    万太郎くんはひとりの植物学者として活動できるようになるのか
    明日が楽しみです!

  2. あさのあさみ より:

    早く亡くなった先妻に遺された幼い2人の娘、悩む後妻、「マッサン」にも似たような設定があったような…
    細かい所は忘れましたが、エリーの活躍でその家庭が幸せになったような気がします
    今回も、学問の世界でのドス黒いドラマとは別に、私的世界で寿恵子ちゃんの活躍があるかも知れませんね

    それにしても、日本家屋に和室座卓での食事、西洋かぶれの田邊教授の私生活が洋館モドキ、ソファー、ダイニングテーブルでなかったのが少し意外でした

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    というか、ドラマ放送後の「あさイチ」で工藤静香さん、吉田沙保里さん、デヴィ夫人が続けざまに映り一気に内容がぶっ飛んじゃいましたわ
    デヴィ夫人、好っきゃわあ
    お美しいのはもちろん、あんなに面白くて元気過ぎる後期高齢者ってなかなかいないぞ

  4. 還暦のたつお より:

    田邊家、細君、お手伝いさん、令嬢二人、なんか不穏な空気。えっ後妻さん?しかも御茶ノ水中退(現国立女子大)当時としてはなかなかのインテリ女性なのに、自信なさげ、孤独感にさいなまれ。田邊氏の家庭内の振る舞いが原因?「素人じゃないか。」田邊氏の説得というか新興宗教の勧誘というか、自分の信者になって搾取されろという事ね。ひどいなあ。

  5. 浜辺偽物子 より:

    結婚した後の展開が
    波瀾万丈すぎる、後子供のこと
    きになるわ、本物は子沢山だったらしいから。

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