風見の好みの女性は結？ / おむすび 第13回

2024/10/16(水)第3週「夢って何なん？」
結がハギャレンの面々と付き合っているのは、ギャルたちに脅されているのではないか。そのように思い込んだ陽太は、結のことを心配するあまり、高校の中でも外でも結を監視するようになりました。

そんなある日の朝、結は風見から部活の後に話があると声をかけられました。結からその話を聞かされた恵美は、結に告げました。風見の理想の女性像を偶然に耳にした。風見のタイプは結に違いないと。

そして迎えた部活の後。結と向き合った風見は話し始めました。しかし結の期待した告白ではありませんでした。風見は結が持っていた筆巻きの野菜染めに興味を持っていたのです。その翌日、風見は米田家を訪問し佳代の指導で野菜染めを体験しました。

米田家からの帰り道、書道の夢を語る風見は、結の夢は何なのかと尋ねました。平穏無事な生活が夢と答えた結でしたが、夢を持つ理由を見出せずにいました。そんなある日、結がハギャレンのギャルたちと過ごしていると、そこへ警察官がやって来ました。

感想

夢

今週のサブタイトルは「夢って何なん？」。

ギャルたち4人はそれぞれが夢を持ち、その夢は今週すでに語られています。

今回は風見先輩の夢。

風見先輩の夢は自由な書道をひろげること。

自由な書道の手段の一つとして着目したのが野菜染め。

野菜染めに夢中になる風見先輩、野球に夢中になっているときと同じ表情でした。

野菜染め、すなわち自由な書道を風見先輩は心から愛しているらしい。

でもやっぱり結ちゃんには夢がない。

おそらく金曜日の回あたりで、結ちゃんは夢を持てない理由を語り始めるものと思われます。

結ちゃんの心の闇がそろそろ明かされるはずです。

試練続きの陽太くん

陽太くんの試練が続きます。

かわいそうに。

米田家で結ちゃんをかばうために「交際宣言」をしたものの、愛子さんと佳代さんの二人からそれはあり得んと一笑に付されてしまった陽太くん。

愛子さんと佳代さんには悪気はなかったのでしょう。

しかし陽太くんは十分すぎるほどに傷ついたはずです。

帰りがてら「結ちゃんと陽太くんの二人だけの秘密」が出来たことですぐに立ち直りはしましたが。

しかし今回、風見先輩からの告白があるかもしれないという恵美ちゃんの衝撃発言。

陽太くんの反応は早かった。

恵美ちゃんの衝撃発言に反応した後の陽太くんは描かれることはありませんでしたが、野球部の練習中も集中できなかったに違いない。

結ちゃんですら集中力を失っていましたから。

恵美ちゃんの衝撃発言を耳にしてしまった以降の陽太くん。

その姿を見てみたかった。

ネタバレ含む：失恋のフラグ？

結ちゃんの失恋のフラグらしきものが立ちました。

失恋とは風見先輩への失恋です。

ただし現状では結ちゃんの風見先輩への気持ちは恋といよりは単なる憧れ。

なので、失恋と呼べるほどにはならないかもしれませんが・・・

恵美ちゃんがこっそり聴いていた風見先輩と友人の会話の中で真苗だけ登場した女の子「神崎優里亜」。

結論から言います。

この女の子は風見先輩の彼女です。

次週、どうやら神崎優里亜が登場するようです。

それが結ちゃんの「失恋の瞬間」です。

風見先輩が「神崎優里亜」をそんなにいいか？と論評していたのは照れ隠しか、あるいは彼女である事実を隠すためなのか。

あるいは今回の時点ではまだ彼女になってはいないということも考えられます。

しかし次週は彼女として登場します。

よって、結ちゃんの憧れはおしまい。

しかし、その直後に結ちゃんに大きな転機が訪れるはずですが、それはここでは伏せておきます。

ギャルの出番

今回はギャルの出番がないのかな？

そんなことを考えながら見ていたら最後の最後にギャルたちの出番がありました。

ルーリーはネイリストの卵のスズリンからネイルの提案。

パラパラが上達しないらしいリサポンとムスビンはタマッチから直々の指導。

そこへおまわりさんがやって来ました。

やっとギャルの出番があったと思ったら、いきなり「警察沙汰」。

でも続きは明日となりました。

聖人さんの神戸への想い

今週、神戸編のフラグともいうべき聖人さんの神戸に対する思い入れの深さが描かれます。

生まれ故郷は糸島の聖人さんですが、生まれ故郷以上に神戸への想いが強いようです。

神戸に戻りたい星人さん

第1週から神戸への未練をほのめかしていた聖人さん。

未練だけではなく、どうやら本気で神戸に戻るつもりらしい。

今週、いつかは神戸に戻るつもりだと聖人さんは口に出します。

ところが・・・

聖人さんはそんな気持ちを家族に相談してこなかったらしい。

愛子さんは、聖人さんに神戸が帰るつもりがあることなど初耳。

結ちゃんも同様です。

聖人さんの神戸に戻りたい気持ちだけが家族の中で一人歩きしている格好ですが、聖人さんはどうしてそこまで神戸に戻りたいのか。

その理由まで掘り下げられるかどうかは不明。

ただし、どうして生まれ故郷を離れて神戸に行ったのか。

その理由は今週のどこかでドラマの中で語られるはずです。

聖人さんが神戸に行った理由

聖人さんが神戸に行った理由は父親である永吉さんとの不仲です。

本作が始まって以来、米田家の描写の多くが聖人さんと永吉さんの対立の場面で占められていました。

この聖人さんと永吉さんの不仲、今に始まったことではないみたいです。

聖人さんの高校生時代、あるいはもっと以前から二人の間に確執があったようです。

二人の間に何があったのか、詳細は本欄では伏せておきます。

しかし、永吉さんと聖人さんは性格が正反対であること。

なので、永吉さんにとっては悪気のない普通の振る舞いが、聖人さんにとっては許せない行動に見えてしまうこと。

その逆のパターンも考えられること。

一方で、不仲とは言え同じ屋根の下で暮らしているので、父と息子の間には埋め難い溝までは生じていないであろうこと。

永吉さんは永吉さんなりに、父親として聖人さんの人生を案じていること。

聖人さんも聖人さんなりに、息子として永吉さんに信頼を寄せているであろうこと。

そんな複雑な状況下にある父と息子の対立を注意深く観察すると、二人が将来どこかのタイミングで和解できるヒントが見えてくるかもしれません。

聖人さんが神戸から戻った理由

生まれ故郷を捨ててまで神戸に行った聖人さんが、愛する神戸から苦い思い出しかない糸島に戻ってきたのも当然ですが理由があります。

一番の理由として挙げられるのは阪神淡路大震災で被災したことです。

しかし・・・

被災後、聖人さんはただちに糸島に戻ると決めたわけではありません。

というか、そもそも聖人さんは被災しても糸島に戻るつもりはありませんでした。

神戸の復興に尽力したい。

そんな気持ちが強かったようです。

なにせ米田家の呪いが聖人さんにもかけられているので。

では、聖人さんは米田家の呪いを振り払ってまでも神戸から糸島に戻ったのはどうしてなのか。

そのあたりの理由は次週以降のどこかで語られるはずなので、ここでは伏せておきます。

ただ、米田家の呪いを振り払ってまでも糸島に戻ったことによる後ろめたさは今週、描かれるようです。

今週描かれるはずの聖人さんの後ろめたさを、しっかりと記憶に留めておくと今後さらに楽しめるかと思います。