2025/10/23(木)第4週「フタリ、クラス、シマスカ?」
あらすじ
トキが東京で銀二郎と再会した翌朝。その日は錦織が教師資格の検定試験を受ける日でした。銀二郎は松江出身の庄田とともに、トキ、銀二郎、そして若宮と根岸に見送られながら試験会場に向かいました。
錦織を見送った後、銀二郎はトキに告げました。錦織は帝大生ではないこと。家も貧しく子供の頃から病弱で下等小学校しか卒業していないこと。松江では無資格で教師を続けてきたが、教師資格の検定試験を受ける機会を得たことなどを。
そのころ松江では、勘右衛門が雨清水家に足を運んでいました。勘右衛門は、銀二郎が出奔したこと。銀二郎を連れ戻すためにトキを東京に行かせはしたが、トキが松江に帰らない可能性があることをタエに伝えました。
トキが戻らないかも知れない中、トキのために鎧や刀を売り払ったことに謝意を示したタエは言いました。トキを松江家に預けることができ、トキは幸福だったと。続けてタエは、松江を去ることを勘右衛門に告げました。
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感想
錦織くん
今回、プロフィールが詳しく語られた錦織くん。
俄然、興味が湧いてきました。
家が貧しくしかも病弱。
だから下等小学校卒。
つまり学歴がないわけです。
それなのに松江一の秀才と知られるほどの存在に。
今と違って社会のルールが未整備だったこともあるのでしょうが、無資格で教師。
その才覚が買われて、教師資格の検定試験を受ける機会を得たのだとか。
錦織くん、立ち居振る舞いがあまりにも美しい。
なので、雨清水家なみの家柄の子弟とばかり思い込んでいました。
そこで、錦織くんの実在モデルについてさっと調べてみました。
錦織友一(演、吉沢亮)の実在モデル:西田千太郎
吉沢亮さん演じる錦織友一の実在モデルは西田千太郎。
ラフカディオ・ハーンとの親交を深め、ラフカディオ・ハーンとセツの媒酌人もつとめました。
西田千太郎は、文久2年(1862年)に現在の島根県松江市雑賀町に松江藩士西田半兵衛の長男として生まれました。
旧制松江尋常中学校を主席で卒業後、同校で授業助手として採用。
その後、文部省中等教員検定試験に合格し、心理、倫理、経済、教育の4科目の免許状を取得しました。
兵庫県姫路中学校、香川県済々学館で教鞭をとった後、明治21年(1888年)島根県尋常中学校教諭に着任。
翌年の明治22年(1889年)に同校の教頭に就任。
教授法の改善などに加えて、経費の削減など学校の経営改善にも尽力しました。
島根県尋常中学校教頭に就任した翌年の明治23年(1890年)にラフカディオ・ハーンが来日。
同年、ラフカディオ・ハーンを島根県尋常中学校の英語教師として迎えました。
明治24年(1891年)には同校の校長に就任。
同年、ラフカディオ・ハーンはセツとともに熊本に転居しましたが、熊本に転居後も西田千太郎とラフカディオ・ハーンの親交は続きました。
松江教育界での人望は厚く、ラフカディオ・ハーンも全幅の信頼を寄せていたものの、明治30年(1897年)結核を患い死去。
享年36歳。
在職中の病没でした。
西田千太郎の教え子たちは、亡き師について次のような言葉を残しています。
「先生は我松江市の生める秀才の一人にて、頭脳極めて明晰且記憶力に富み…」
「先生の教室には粛然たる気が充ちてゐたことを想見する」
西田千太郎はまた死の直前まで克明な日記を残し、この日記は『西田千太郎日記』として刊行されています。
同日記ではラフカディオ・ハーンに関する記述が約160回あり、この記録が松江時代のラフカディオ・ハーンの詳細を知る手掛かりとなっています。
予習レビューと史実のリアルエピソード
出奔した銀二郎くんの行き先
今週、銀二郎くんが松野家を出奔。
出奔した銀二郎くんが向かったのは東京でした。
司之介さん、あるいは勘右衛門さんのどちらかが銀二郎くんのお父上より、銀二郎くんが向かった先の情報を聞き出すようです。
銀二郎くん、実の父親には連絡先を告げていたらしい。
松野家を出奔した銀二郎くんが向かった先は自分の人生をやり直すために東京でした。
銀二郎くんが人生をやり直す地として東京を選んだ理由は今のところ不明です。
事前にアナウンスされている情報を見るかぎりでは、東京に銀二郎くんの知り合いがいるわけではありません。
ただし、銀二郎くんがこの先、東京で何をやるのか?
東京でどうなるのか?
そのあたりのことはすでにアナウンスされていますが、今回の本欄では伏せておきます。
勘右衛門さんの決断
銀二郎くんが東京に行ったという情報をつかんだ勘右衛門さん。
なんと松野家に伝わる鎧や刀を売り払い、その金で東京に行って銀二郎くんを連れ戻して来いとトキちゃんに命じます。
事前にアナウンスされている情報では勘右衛門さんは「命令」するようなニュアンスです。
しかし、ここまでドラマを観てきて勘右衛門さんがトキちゃんに対してこんな無謀な「命令」をするとはとても思えない。
銀二郎くんの出奔で気落ちするトキちゃんの姿に勘右衛門さんは心を痛めたのかもしれません。
勘右衛門さんからすればトキちゃんは雨清水家から譲り受けた大事な「おじょ(お嬢様)」のはずです。
そんな大事な「おじょ」が悲しんでいることが勘右衛門さんは耐えられなかったのかもしれません。
鎧や刀を売り払うなんて、これまでの勘右衛門さんでは考えられません。
大事な鎧や刀を売り払を売り払ってでも「おじょ」を東京に行かせてあげようと考えた勘右衛門さんの決断、とても重い決断だったと思います。
そんなわけで上京することになったトキちゃん。
銀二郎くんがいる東京の本郷へ。
東京でトキちゃんが銀二郎くんと再会
上京したトキ。
無事に銀二郎くんと再会することができました。
しかし・・・
一緒に松江に帰ろうとトキちゃんが頼むものの、銀二郎くんはトキちゃんの頼みを拒否。
一方で銀二郎くんは、東京で一緒に暮らさないかとトキちゃんに提案します。
銀二郎くんが出奔した原因は司之介さんと勘右衛門さんにあります。
トキちゃんには何らの非はありません。
なので、銀二郎くんもトキちゃんに対してはネガティブな感情は持っていません。
なので東京で一緒に暮らそうとトキちゃんに提案したのでしょう。
残念ながらトキちゃんは銀二郎くんの提案を受け入れることはありませんでした。
松江に残してきた家族は見捨てられないようです。
ただし、後々になって銀二郎くんがトキちゃんに対してネガティブな感情がないという事実は、思わぬ形で回収されます。
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名乗る程の者ではございません様。早速のご返答ありがとうございます。「竹乃屋旅館」さんには、出雲大社参詣の折りには一度は泊まってみたいと思っていました。個人的にはシュガーベイブ時代からの山下達郎さんのファンですし、まりあさんも好きな曲が多いです。まりあさんは、古希を迎えられたのにいつまでお若いですね。素敵なご夫婦です。全く関係無いけど、達郎さんのバンドでキーボードを担当されている難波弘之氏は、著名なSFファンであり作家もされてました。難波さんには数十年前、名古屋で開かれたSF大会で一度だけお会いした事があります。と言っても難波さんに直接、難波さんのソロアルバムのチラシを手渡しで頂いただけの事なのですが、不意に昔の事を思いだしてしまいました。
還暦のたつお様
追記致します
名古屋のSF大会といえばマンガ「サンダーマスク」のプロローグ回に出てきますね、当時多忙だったにも関わらず手塚先生が出席されていたシーン、手塚版「ウルトラマン」として特撮化もされた「サンダーマスク」でしたがともにパッとしない結果に終わり打ち切り後に連載した「ブラックジャック」で復活するのですから手塚先生暗黒期最後の作品だったからマニアックなコメントですね、すいません
と申しますか山下夫妻は加齢しても音楽の感性は衰えませんね、旦那の方は今でも音作りに関してはオニですからね
盤ではなく石でしたね(弱かも?)間違えました。すみません。所で秋の行楽は、朝ドラ繋がりで水木しげるロード経由で、松江、出雲への小旅行(八雲夫妻が新婚旅行に訪れた鳥取浜村温泉に寄れたらよりベター)を計画していたのですが、諸般の事情で神戸に変更になりました。もしこの朝ドラを期に松江へ旅行される方がおられたら、個人的にお勧めのお宿を紹介させて頂きます、もしご予算に余裕があれば老舗一流ホテルの「ホテル一畑」ここはロケーションが抜群です。、ファミリー向けなら公共の宿「ホテル白鳥」(ここは以前は、アットホームでコンパクトなホテルだったけど、今は大きな新館にリニューアルしたのでどう変わったか気になります。)あと全国チェーンだとドーミイン系列の「天然温泉だんだんの湯恩宿野乃松江」、JR駅前で利便性の良い「松江エクセルホテル東急」その他駅周辺には「α1」などのビジネスホテルも多くあります。ただシーズンになるとどこも満室になるのでご用心。
還暦のたつお様
10年以上前に松江や出雲に出張することが多く一畑系列のホテル使うケースが頻繁にありましたので貴殿のコメントなつかしく拝見いたしました、しかし近年の物価高もありどこも宿泊料金かなり上がりましたね(T_T)
出雲大社に行かれるなら贅沢して「竹乃屋旅館」がおすすめですかね、超大物ミュージシャンで近年は松原みきさんや泰葉さんとともに80年代シティポップか再評価され「プラスティックラブ」リバイバルでオリコンチャート入りした竹内まりやさんの実家です(いろいろうり、現在はまりやさんがオーナーだったかと)
錦織くんが日本に導入されたばかりのテニスに興味をもち松江の子供たちに普及し、彼の子孫が世界に衝撃をもたらすエアケイ(松江出身)になるのなら・・・まあそんな展開ないわな
半分盤とはうまい事を言う。錦織さんの意外な生い立ち。秀才だけどエリートじゃなくて根性のある雑草。タエさん察しが鋭い。あの洋装の男はトキさんをナンパしようとした?ランデブー、傳様に教わってたね。いい感じの二人だけど「牡丹灯籠」の呼び込み。「牡丹灯籠」って「耳無し芳一」の恋愛バージョン。確か、もともと中国の話。なので、どこか「白蛇伝」やそれを日本で実写映画化した「白夫人の妖恋」や東映動画でアニメ化したそのもの「白蛇伝」を思い出す。日本の幽霊は足が無いのだけれど。「牡丹灯籠」のヒロインの幽霊さんは、お話のベースが中国が出自なので足があり、彼女が主人公の男の家に近ずく時、下駄の音がしていました。それがまた恐ろしくて。