怪談に魅了されるヘブン / ばけばけ 57回
2025/12/16(火)第12週「カイダン、ネガイマス。」
あらすじ
ヘブンがトキに連れられて大雄寺でお祓いを受けました。ヘブンは大雄寺の風情をたいそう気に入り、そんなヘブンに対して住職が大雄寺に古くから伝わる怪談「水あめを買う女」を語って聞かせました。
住職が語る怪談にヘブンは深い感銘を受け号泣しました。そして怪談に魅了されたヘブンは、怪談をもっと聞きたいと興奮気味に語りました。しかし住職は、大雄寺に伝わる怪談は「水あめを買う女」なのだと告げヘブンに詫びました。
帰宅したトキはヘブンに尋ねました。怪談をもっと聞きたいかと。もちろん聞きたいと答えるヘブンにトキは言いました。自分は怪談を数多く知っている。話もできると。トキの言葉にヘブンはすっかり興奮しトキを自室に招き入れました。
ヘブンが乗り気になったことでトキも大いに喜びました。しかし怪談の本を用意したトキにヘブンは告げました。本を読むだけではいけない。あなたの言葉と考えで怪談を聞かせてもらいたいのだと。そこでトキは怪談「鳥取の布団」を語り始めました。
第17週
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感想
怪談の面白さに目覚めるヘブンさん
今回、ヘブンさんが怪談の面白さに目覚めました。
これは記念すべき瞬間ではないかと思います。
記念すべき瞬間と言うのには理由が2つあります。
ヘブンさんの実在モデルのライフワークの一つは日本の怪談の収集でした。
ドラマの中のヘブンさんも同様に描かれ方をするはずです。
何故なら本作の第一回の冒頭は、トキちゃんがヘブンさんに怪談語りをする場面。
ストーリーのトップに持ってくるぐらいなので、怪談は本作にとってもヘブンさんにとってもとても重要なアイテムです。
また、次週は物語前半のクライマックス週です。
クライマックス週では、トキちゃんとヘブンさんの二人が怪談にどハマりしているというエピソードがとても重要になってきます。
以下ちょっとだけネタバレが含まれます。
次週、銀二郎くんが再登場します。
イライザさんも日本にやってきます。
銀二郎くんはトキちゃんと復縁することが望みです。
イライザさんはヘブンさんと二人で新たな土地に行きそこの滞在記を一緒に書くことが望みです。
ところが、銀二郎くんとイライザさんは悟るんです。
トキちゃんとヘブンさんは怪談を通して特別な関係になっている。
自分たちに付け入るスキはないようだと。
そんな重要なエピソードへのフラグが今回立ちました。
「水あめを買う女」
今回のドラマの中で語られた怪談。
ブログ主もとても気に入ってしまったので、せっかくなのでブログに残しておこうと思います。
「水あめを買う女」
中原町にある大雄寺の墓地には、今も人々の心に残る、不思議で悲しい話が伝えられています。
むかし、中原町に水飴を売る小さな飴屋がありました。
水飴は、麦芽から作った琥珀色の甘い液で、まだ乳を飲めない赤ちゃんにも与えられる、大切な食べ物でした。
その飴屋には、毎晩、夜が深くなってから一人の女がやって来ました。
女は白い着物を着て、顔は青白く、体はひどく痩せていました。
弱々しい足取りで店に入ると、いつも水飴を一厘だけ買っていきます。
あまりにもやつれた様子だったので、飴屋は心配になりました。
「どこか具合が悪いのですか」
「困っていることはありませんか」
そうやさしく声をかけても、女はうつむいたまま、何も答えませんでした。その沈黙が、かえって飴屋の胸をざわつかせました。
ある晩、飴屋は不安と好奇心に負け、女の後をそっとつけていきました。
すると女は、暗い道を抜け、まっすぐ墓場へ向かっていきます。
その光景に、飴屋は背筋が凍る思いがし、途中で逃げるように家へ戻りました。
ところが翌晩、女はまた現れました。その夜は水飴を買わず、黙ったまま、何度も手招きをして「一緒に来てほしい」と訴えるような目で見つめてきます。
飴屋は一人では怖かったので、友人たちに事情を話し、皆で女の後について行くことにしました。
墓場の奥にある石塔の前に来た、その瞬間でした。
女の姿は、音もなく、ぱっと消えてしまったのです。人々が言葉を失って立ちすくんでいると、地面の下から、かすかな赤ちゃんの泣き声が聞こえてきました。
驚いた人々は力を合わせて石塔を起こしました。
すると墓の中には、毎晩水飴を買いに来ていた女の亡骸が横たわっていました。
そしてそのそばには、生きている赤ちゃんが一人、差し出された提灯の明かりを見つめながら、にこにこと笑っていたのです。
赤ちゃんの横には、水飴の入った小さな茶碗が置かれていました。
この母親は、まだ体が冷えきらないうちに埋葬され、墓の中で赤ちゃんを産んでしまったのでした。
母親の魂は、たとえ死んでもなお、わが子を思う気持ちを捨てることができず、夜ごと幽霊となって水飴を買い、わが子を養っていたのです。
予習レビューと史実のリアルエピソード
前週、リヨちゃんがヘブンさんにプロポーズするもののヘブンさんの答えはNO。
気の毒ですがリヨちゃんの恋は終わりました。
前々週にはトキちゃんに恋をする青年が登場するものの、その青年の恋も一週で終了。
トキちゃんとヘブンさんの二人の周辺の恋バナがそれぞれ終わったことで、今週からトキちゃんとヘブンさんの関係にフォーカスがあたります。
いよいよトキちゃんとヘブンさんの関係の仕上げの第一歩です。
トキちゃんとヘブンさんの関係が次なるフェーズへ
今週、トキちゃんとヘブンさんはお互いに共通する趣味があることに気がつきます。
それは「怪談」です。
ヘブンさん、金縛りに遭うらしい。
トキちゃんは金縛りをエンタメとして楽しんでましたが、ヘブンさんにはそんな趣味はないらしい。
そこでトキちゃんはヘブンさんをお祓いに連れていきます。
その際にヘブンさんが実は怪談好きでることが判明するようです。
ところでトキちゃんが怪談オタクであることはこれまで何度も描かれました。
実はヘブンさんも怪談が大好きでした。
ヘブンさんとの共通の趣味を見出したトキちゃん。
ヘブンさんが怪談好きと知ってから、トキちゃんは毎晩のようにヘブンさんに怪談を語って聞かせるトキちゃん。
そして怪談によってトキちゃんとヘブンさんの心の距離が縮まり始めます。
その一方でヘブンさんの帰国が現実味を帯びてきます。
ヘブンさんの帰国
今週、ヘブンさんが執筆を続けてきた日本滞在記が完成に近づいてきます。
ところで前週、ヘブンさんは日本滞在記を一年以内に完成させてアメリカに帰国するつもりだと宣言しました。
そのヘブンさんの宣言が今週に入って回収されるわけです。
ヘブンさんが宣言した通り、日本滞在記が完成すればヘブンさんはアメリカに帰国してしまいます。
今週もヘブンさんはそのつもりでいるのでしょう。
一方でヘブンさんとの別れを意識し始めるトキちゃん。
そして今週のトキちゃんの中ではヘブンさんへの特別な感情が生じ始めているはずです。
ヘブンさんへの特別な感情が生まれてきたこのタイミングでヘブンさんとの別れの日が見え始めるという展開。
あまりにも切なすぎます。
そして切なすぎる展開の中、もう一つまさかの出来事が今週の最後に起こるようです。
まさかの出来事とは・・・
まさかの出来事
まさかの出来事、それは銀二郎くんの再登場です。
今週、なんと銀二郎くんからトキちゃんに宛てて手紙が届きます。
そして次週には銀二郎くんの再登場が確定しています。
ヘブンさんに対して特別な感情をトキちゃんが抱き始める。
一方でヘブンさんとの別れの日が見えてくる。
そんな中で銀二郎くんが再登場します。
以下、次週のネタバレが含まれます。
次週の銀二郎くんはトキちゃんに復縁を求めてきます。
しかも銀二郎くんは松野家を出奔したことを詫び、松野家の家族とも和解。
さらに・・・
銀二郎くんは事業に成功して今はお金持ち。
松野家の借金なんて簡単に返せる状態にまでなっています。
トキちゃんとの復縁の条件は揃っています。
そんな波乱の展開を予感させて今週は終了します。
第17週
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還暦のたつお様
早速のご返信ありがとうございます
少しだけコメント致します
再放送により再評価されたアニメとしては「デビルマン」なんかもそうでしたね、こちらも裏が「8時だよ全員集合」でしたからね
あと「エヴァンゲリオン」に関しては再放送というよりもパチ屋からブームが起こった作品かと、135が並んだ時点で確変になる当時としては画期的な演出に加えて従来のロボットアニメとは違和感が拭えない展開がパチ中で描かれ「これは何じゃあ?」となりTSUTAYAにレンタルに走る人が増えたことが新劇場版製作につながりました、因みに私もパチ屋でエヴァを知りました
おトキが深呼吸すると二人の間にある炎が怪しく音を立ててざわめく.「これは島根の隣,鳥取に伝わるお話にございます.」再びざわめく炎とヘブンの息を呑む大写しの表情.ーー 実に素晴らしい演出です.明日が待ち遠しい.
トキ「『鳥取のふとん』というお話は・・・・。」
ラフディオ・ハーン先生の作品とさはてかなりあちこちの本に載っている話の一つですね。
名乗る程の者ではございません様。早速のご返答ありがとうございます。ヒア・ウイゴー・エブリデイ・カモン・ロックン・ロールで始まりますな。「開けろ。警察だ。」「ここ警察じゃないよー。」「ホテル・ニュー越谷」なんかとめどなく思い出します。あと「宇宙戦艦ヤマト」の第一シリーズの第一回放送はたまたま裏番組が「アルプスの少女ハイジ」だったばっかりに視聴率的には惨敗。後の再放送でブレイクするという「機動戦士ガンダム」、「新世紀エヴァンゲリオン」へと連なる人気アニメの一連の流れが確立します。(もっとも「ルパン三世」第一シーズンもそうだったんだけど。
「墓地って寂しくて。」やっぱりこの子趣味が特殊。住職の語り。飴の話。有名なお話ですね。これがきっかけで、おトキさんとヘブンさんがと思いきや、そう簡単には事が進まないみたい。「話できます。」でもヘブンさんの興味はおトキさんでは怪談そのもの。でも本は読まない、あくまで語りで。英語の話せないおトキさんどうする?「鳥取の布団」これまた有名なお話。正木君にいてもらえば良かったのだが。雨戸を閉めて雰囲気を出して。松江弁だけでうまく伝わるにのかな?