2025/4/16(木)第3週「春一番のきざし」

あらすじ

ある日、美津と安がりんの元に突然押しかけて来ました。

りんが奥田家を飛び出したことで奥田家からの仕送りが止まり、美津と安はりんを頼って上京して来たのです。

美津は、りんが働いている店が心配だと言って卯三郎と話をするために瑞穂屋にもやって来ました。

一方、直美は海軍中尉の小日向と鹿鳴館の外で会う機会を得ていました。

参考:地上波番組表

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鑑賞後の感想

感想欄は放送後に追記します。

予習レビューと史実のリアルエピソード

ドラマの中では直美ちゃんが教会で保護されキリスト教の教えに触れながら育ったのに対して、りんちゃんはキリスト教とは無縁のように描かれています。

しかし、史実ではキリスト教と縁があったのはリアルりんちゃんでした。

婚家を飛び出し上京したリアルりんちゃんは、鄭家の女中として働き始める中で鄭家にあった英語で書かれた洋書に目がとまります。

維新前、リアルりんちゃんは藩主から大人になったら英語を教えてやると言われていました。

そのことを思い出したりんちゃんは、鄭さんの紹介で英語塾に通い始めることに。

その英語塾の塾長の植村正度はじめ生徒の多くはキリスト教徒でした。

そんな中で、リアルりんちゃんは植村正度の兄が牧師をしている教会に通い、洗礼を受けることになりました。

今回の予習欄では、リアルりんちゃんこと大関和さんと牧師・植村正久の出会いをご紹介します。

大関和と植村正久――の出会い

大関和さんと牧師・植村正久の出会いは、離婚後の東京から始まります。

大関和さんが通い始めたのは、植村正久の弟・植村正度が開いていた英語塾でした。

正度は『警官必携英和会話篇(1886)』の共著者の一人でもあり、語学教育に携わる人物でした。

1881年(明治14年)ごろ、大関和さんはここで英語を学びながら、次第に下谷一致教会にも出入りするようになります。

その背景には、過去の結婚生活がありました。

夫の不貞に寛容な社会に理不尽さを感じていた和さんは、教会で語られる「一夫一婦制」の教えに心を打たれます。

信仰は、彼女の生き方を変えるきっかけとなっていきました。

1886年(明治19年)、植村牧師は和さんに桜井女学校内の看護婦養成所への入学を勧めます。

しかし当時の看護婦は「看病婦」と呼ばれ、専門職として尊敬されるどころか蔑まれることも多い存在でした。

元家老の娘である自分にはふさわしくない。

そう考えた大関和さんは一度、この申し出を断ります。

それでも1887年(明治20年)1月、和さんは養成所に入学し、同年3月には植村牧師の導きで受洗します。

こうして彼女はクリスチャンとなり、植村を生涯の師と仰ぐようになりました。

トレインドナースとして働き始めてからも、壁にぶつかるたび富士見町教会を訪れ、悩みを打ち明けます。

話しているうちに感情が高まり、涙を流すこともしばしばでした。

そんな姿を見た植村牧師は、ナイチンゲールをもじって彼女を「泣キチン蛙」と呼んだといいます。

泣きながらも前へ進もうとした和さん。

その背後には、静かに耳を傾け続けた牧師の存在がありました。

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