おかえりモネ

未知の高校卒業後の進路 / おかえりモネ 第34回

2021年7月1日(木)第7週「サヤカさんの木」

あらすじ

台風が過ぎ去った翌朝。田中は仙台の病院に転院すると宣言しました。菅波からの説得に加えて、娘と孫の画像を見た田中の中にはもう少し生きようという意欲が芽生えたのです。百音は田中のその決意を両親に伝えました。

一方、気仙沼の百音の実家では、高校卒業を控える未知は宮城県が運営する水産試験場に就職する決意を固めていました。そして県庁の職員になるための勉強に取り組み始めていました。しかし、未知の希望する進路に耕治は反対でした。

困り果てた未知は、百音に電話をして耕治を説得するよう頼み込みました。未知の頼みを引き受けた百音は、電話を通して耕治を説得。耕治は百音の説得を受け入れ、未知の進路は本人に任せることにしました。

そんな中、百音が二度目に挑戦した気象予報士の試験結果を通知する葉書が百音のもとに届きました。百音はその通知を恐る恐る開封。二度目の試験も不合格となり、百音は深く落胆するのでした。

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予習レビュー

久しぶりにミーちゃんこと未知ちゃんが登場します。

10月になり、未知ちゃんの高校卒業まで残りわずかとなりました。

未知ちゃんが希望する高校卒業後の進路は県庁職員となって水産試験場で就職すること。

高校二年の夏休みの課題で牡蠣の地場採苗の研究をしていた未知ちゃんのエピソードが回収されます。

しかし、未知ちゃんの希望する進路に耕治さんは反対です。

耕治さんがどれくらい本気で未知ちゃんの進路に反対するのか。

反対する理由は何なのか。

そして耕治さんは、未知ちゃんにどのような進路に進んでほしいと考えているのか。

詳細は不明ですが、耕治さんは再び、娘の人生を娘本人に決めさせるという父親としての苦悩に満ちた決断を迫られることになりそうです。

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感想

田中さんの救い

森林組合につくってもらったテーブルを用意して別れた奥さまがやって来るのを田中さんは期待したものの、元奥さまからは断りのメールが。

あの時、いつか田中さんに救いがありますようにと願ったものです。

今回、ささやかながら田中さんに救いがありました。

お嬢さんとお孫さんが一緒に写っている画像が送られて来たことです。

別れた奥さまは田中さんとの再会を拒みました。

しかし別れた奥さまは、田中さんのメールアドレスをお嬢さんに教えたのでしょう。

別れた奥さまはこう考えたはず。

自分はもう元の夫に会うつもりはない。

しかし、娘にとっては元の夫はたった一人の父親である。

そして娘はもう大人だ。

父親との関係は自分自身で決めることで、母親の私がとやかく言うことではないと。

娘に父親との関係を決めさせたことは、元奥さまの田中さんへのギリギリの意思表示だったのでしょう。

それは田中さんもわかったはず。

さて、田中さんはお嬢さんとお孫さんの写真が下手だと嘆いていました。

自分ならもっとうまく撮ってあげられると。

田中さんが仙台の病院を退院し、お嬢さんとお孫さんの写真を撮影する日が訪れますように。

願わくば、そこに別れた奥さまもいてほしいですが、それは欲張り過ぎというものでしょうか。

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POSTED COMMENT

  1. 丹善人 より:

    合否通知に落胆するのはおかしいですよね。万全の準備でもなかったし。
    ああ、やっぱり、くらいが普通。
    それに加えて、いよいよ逃げ道がなくなってきた。相当な決意を見せないと
    東京行きは難しいけれど、朝岡さんに目をかけられていたことを伝えられて、
    そこで何とか踏みとどまれるようですね。

  2. たいとうみほ より:

    私も、写真を送ったのは娘さんで、元奥さんは”何かあるとあなたが死後の後始末をすることになるから”とかの理由をつけて(残念ながら相続法は無粋です)連絡先を教えたんじゃないかと思っています。田中さんの元奥さんの和子さん、なかなか粋な落としどころを探してくれました。画家や作家の最期の作品を絶筆と言いますがカメラや映像関係は何というのかな?田中さんがカメラマンなのは奥さんも娘さんもご存知でしょうから、初節句とか(9月であの月例なら3月以後の生まれの可能性が)七五三とかの撮影を腕のある人に頼みたいと言って、和子さんも盛装して娘一家と一緒にやって来てくれないかな、そしてそれが田中さんの生きた集大成たる「絶筆(機?)」になってくれないかなと願っています。

  3. 魁光3号 より:

    山の神様と天気のエキスパートのモネを引っ張ろうとするせめぎ合い。

    どっちも愛着がある分悩みは深まるばかり…。

    しかしモネにとって悩む時間がたくさんあるのは救い。

    今までは「人の役に立ちたい」「何も出来なかった」と生き急ぐような言動が目立っていましたが、菅波くんからのトムさんへの提案はモネにとっても魔法の言葉となっているでしょう。

    そしてそんなトムさんも菅波くんの提案は救いとなりました。せっかくの一度きりの人生。スパッとピリオドを打つのはもったいない。

    先延ばしにすることでまだ何かあるかもしれない。
    そう。今日の様な最高に嬉しいことも!

    希望は捨ててはいけないですね。

  4. オペラ座の怪人 より:

    みーちゃんは、頭がいいから、
    大学進学、
    東大も夢じゃないけど、
    お家に近い東北大学、かと思っていたよ~

    モネの気象予報士試験は2連敗だったか~

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

    • 文月 より:

      東北大学にいっても、みーちゃんの興味とは違うところが悩みかも。
      東北大学農学部の水産施設は、内水面の大崎(鳴子)と外洋中心の女川、気仙沼での種がきに興味があるみーちゃんいは、気仙沼の水産試験場が魅力なのでしょう。
      とはいえ、宮城県の水産施設も石巻中心で希望が叶えられるか、どうか、、

  5. 還暦のたつお より:

    文月様、ありがとうございます。朝ドラ経験者の「全裸監督」出演者まだまだいっぱいいましたね。(笑い)ネットフリックスの勢い凄いです。このままだと民放地上波のドラマ番組はテレビ東京以外、駆逐されそうです。だからこそ、NHKの朝ドラと大河が存在感を増してくると思いますが、どうでしょうか?
    それぞれの人生の転機。針路には山あり谷あり?初めてお酒を飲むとそんなもの。あっ。五郎丸。「次は永浦さんなのかも」。まだまだ先.は長い。

  6. よるは去った より:

    百音「わかんないです・・・・・・・・・・。」

     モネちゃんはもしかしたら「水」みたいにガブガブやっちゃうタイブかな?

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