カムカムエヴリバディ

カムカム英語の放送終了 / カムカムエヴリバディ 第34回

2021年12月16日(木)第7週「1948−1951」

あらすじ

昭和26年(1951年)2月。大阪での暮らしで出会って以来、安子とるいが二人して楽しんだラジオ番組『カムカム英語』の放送が終了しました。『カムカム英語』の放送が終わってしまったことで、安子は大切なものを失ったような気持ちになっていました。

そんなある日、安子はロバートに会いました。ロバートは岡山市内の神社で英語教室を始めることになりました。そのための教材作りを手伝ってほしいとロバートは安子に頼み、安子はロバートの頼みをこころよく引き受けました。

同じ頃、雪衣は、算太に対して思いをぶつました。どうして安子と算太はいつまでも雉真家にいるのか。雉真家の財産を狙っているのかと。その言葉を耳にした勇は激怒し、雪衣を厳しく叱責しました。

一方、小学校の入学式が近づいてきたるいは、千吉からランドセルや学習道具を買ってもらい、小学校の入学を楽しみにしていました。そんなるいを、安子はロバートの英語教室に連れて行きました。安子の目には明るい未来しか見えていませんでした。

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予習レビュー

『カムカム英語』が放送終了です。

ブログ主の記憶に刻み込まれている、大阪で安子ちゃんとるいちゃんが二人仲良く『カムカム英語』に耳を傾ける時間。

あの優しさに満ちた時間を届けてくれた『カムカム英語』が終了。

安子ちゃんとるいちゃんの幸せな時間の終わりの始まりを暗示しているような気がしてなりません。

波乱に満ちた安子ちゃんの人生の、波乱のピークが近づいてきているような気がします。

劇中の『カムカム英語』がブログ主は大好きでした。

さだまさしさんの語り口に朝から癒されました。

そのさだまさしさんの心に沁みる優しい声も今回あたりが聞き納めになるのでしょうか。

ところで、本作の制作発表の際には『カムカム英語』は三代のヒロインすべてにかかわってくるということでした。

『カムカム英語』の放送は今回で終了。

しかし、放送は終了しても『カムカム英語』が他の何らかの形で三代のヒロインに関わってくるのか。

どんな回収の仕方が描かれるのか。

『カムカム英語』の終了は残念ですが、楽しみが増えました。

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感想

未来に希望しか見えない

一週間後の次週の木曜日から、本作『カムカムエヴリバディ』は二代目ヒロイン・るいちゃんの時代がスタートします。

つまり安子ちゃんの時代のストーリーは今回を含めて残り5回です。

残念ながら安子ちゃんの時代は悲劇で終わることになるのだと思います。

何故なら、るいちゃんがお母さんのことを恨みながら、過去を引きずって生きることになるからです。

未来のるいちゃんを苦しめる「過去」が、残り5回で描かれることになるのだと思いますが、そんな暗さを微塵も感じさせない今回の終わり方。

稔くんが夢見た、どの国にも自由に行ける時代、ただただ明るい未来だけがやってくることを今回の最後の安子ちゃんは信じて疑っていませんでした。

同様にるいちゃんも、未来に希望しか見えていない。

そんな安子ちゃんとるいちゃんの二人に、残り5回の中で一体何が起こるのか。

今回の明るい最後と大きなギャップのあるまさかの展開が、これから用意されているのでしょうか。

安子ちゃんの時代編のクライマックス

一方で今回、不穏な場面があったこともたしかです。

とりわけ雪衣ちゃんが感情を爆発させる場面、雪衣ちゃんの心の闇は深かった。

嫉妬心が心の闇をさらに深くしたのでしょう。

勇くんが叱りつけたことで雪衣ちゃんはそれ以上はエスカレートはしませんでしたが。

そして算太くんが、その場を丸く収めてくれましたが。

雪衣ちゃんの本心を心底知ってしまったことが、後の算太くんの失踪につながるのでしょうか。

そして算太くんの失踪が間接的な理由となり、安子ちゃんはるいちゃんの小学校の入学式に出席できなくなる。

そんな負の連鎖の始まりだったのかもしれません。

雪衣ちゃんが感情を爆発させる場面は。

また、おでこの傷跡が生々しく残るるいちゃんの通院場面、これも次週あたりに回収されるのかもしれません。

いよいよ安子ちゃんの時代編、クライマックスに突入です。

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POSTED COMMENT

  1. ずんこ より:

    雪衣ちゃん、言っちゃいましたね。
    しかも、勇くんに聞かれてしまった。

    でもそれが、世間一般の見方かも知れない。
    孫娘であるるいちゃんはともかく、未亡人の安子ちゃんはなぜ、いつまで雉間の家にいるのか?なぜ雉間の未亡人がおはぎを売り歩いているのか?
    勇くんや千吉さんがよく理解していても、経緯を知らない世間の目は、財産目当てと見るかもしれません。

    雪衣ちゃんの言葉でそう気づいたから、勇くんは安子ちゃんとの縁談を受ける気になるのでしょうか。
    安子ちゃんを世間の目から守るために。
    安子ちゃんに雉間家に居る大義名分を与えるために。

    だとしたら、やっぱり勇くんはオトコマエです。

  2. 秋桜おばさん より:

    幸せそうな描写の後は奈落に落ちるのがお決まりですが、雪衣さん以外の明るい笑顔が、これから消えてしまうのが怖いですね。
    残り数回で、るいちゃん時代へのバトンタッチ。
    気持ちがついていけるかなぁ。

  3. あさのあさみ より:

    雪衣さんが勇ちゃんを好きなこと、算太くんは知ってたんですね。洞察力があるのか、雪衣さんがバレバレだったのか?
    となると、勇ちゃんの安子ちゃんへの恋心を察していた千吉さんも、雪衣さんの気持ちを知っている可能性があります。
    当然、跡継ぎの嫁は使用人ではなく、未亡人の兄嫁ですよね。
    (恋心に鈍感なのは安子ちゃんだけ笑)

  4. オペラ座の怪人 より:

    雪えちゃん、やっちゃいましたなあ。
    これで、勇の心は、、、、、
    ん?

    昨日の最後の、勇の決意っちゅうのは、
    今日は1回、お休みか?

    段田安則お父さん、るいをお医者に連れて行って、
    そのお医者の返事もお預けかあ。

    濱田岳さんも居候ってこと、認めちゃって、
    かつ、雪えちゃんの意中の人も分かってるんだあ。
    雪えちゃんは、勇と結ばれるのか?
    それとも、濱田岳さんと結ばれるのか?

    謎だらけの今日でした。

    ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  5. 還暦のたつお より:

    5年、カムカム英語意外に短かったんだ。「かけがえのない幸せの時間の象徴。」ということはこれから二人は幸せでなくなるの?ロバートさん、安子さんの事をミス雉真と呼んだ?未亡人だから?算太君、雪衣さんの想いに気付いていたんだ。額の傷、大阪の専門病院へ行くのが本当の目的。果たして診たては?なにやら全てに波乱の予感。

  6. H.Sakigake4th より:

    算太。分かってたな、雪衣さんの気持ちを。

    ついにブラックさを大っぴらにした雪衣さん。
    安子と算太を追い出して勇ちゃんを射止めるつもりだったこと。

    一方で思ったほどの策士ではなかったことに少し安心しています。
    雪衣さんは勇ちゃんの何が狙いだったのかと前から思ってました。
    勇ちゃん自身への愛なのか?雉真の金が目当てだったのか?
    後者だったらホントにヤバい奴だと思ってたんですが、そうではなかったようで…。

    安子編がもうすぐ終わりますが、ここからの波乱が全く読めませんね。
    流石は藤本先生です!

  7. よるは去った より:

    るい「お母さんにも食べさせてあげたい・・・・・・。」

    令和の今日でもああいうスタイルのアイスクリームはそれなりの値段はするけど、昭和二~三十年においてはどれだけ高かったのかな。
     大手製菓会社がカップ入りのラクトアイスを市販し出したのはいつの頃からなんでしょう。

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