らんまん 第7週「ボタン」予習レビューとあらすじ

NHK連続テレビ小説（朝ドラ）『らんまん』
2022年5月15日 〜 5月19日放送

あらすじ

寿恵子の家族

ある日、寿恵子の母・まつが営む菓子屋「白梅堂」に、まつの妹で新橋の料亭「巳佐登」の女将であるみえがやって来ました。

政府要人に顔が広いみえは、建設中の鹿鳴館でダンス講師を募集していること。寿恵子が鹿鳴館で働けば玉の輿に乗れることを告げました。

寿恵子は鹿鳴館に興味を持つものの、まつは反対しました。元柳橋の芸者だったまつは、妾のままで終わった自分と同じような道に、寿恵子を歩ませたくなかったのです。

田邊彰久教授

「十徳長屋」での新しい暮らしに慣れてきた万太郎は、紹介状を持って東京大学植物学教室の田邊教授を訪問しました。

万太郎は「土佐植物目録」と、品種が特定されていない植物の標本を田邊に見せると、植物学に賭ける夢を語りました。

田邊は万太郎の研究に興味を持ちました。そして田邊は、万太郎が研究室に自由に出入りすることを認めました。

万太郎を歓迎しない徳永と大窪

田邊が万太郎を歓迎する一方で、助教授の徳永や他の学生たちは、万太郎が小学校を中退していることを理由に相手にしようとはしませんでした。

また、田邊が万太郎が研究室に出入りすることを認めたことに対しても、助教授や徳永や講師の大窪は猛反発。

しかし田邊は、日本国内に植物学を確立するためには標本の整備が欠かせないと訴え、大量の標本をつくった万太郎を歓迎する姿勢を崩しませんでした。

寿恵子の好きな花

ある日、寿恵子が好きな花が牡丹であることを万太郎は知りました。その後、大学の研究室で牡丹を見つけた万太郎は牡丹を写生。その腕前は田邊を驚かせました。

また、ジョン万次郎という共通の知り合いがいることを知った田邊は、万太郎との出会いに運命を感じていました。

その日、大学からの帰り道に寿恵子を訪ねた万太郎は、描き上げた牡丹の植物画を寿恵子に贈り、その美しさに寿恵子は感激しました。

今週の展開

31: 5/15(月)　寿恵子が鹿鳴館に憧れる
32: 5/16(火)　万太郎が東京大学を訪問
33: 5/17(水)　大学への出入りを求める
34: 5/18(木)　竹雄も働く先を見つける
35: 5/19(金)　大学に通い始める万太郎

予習レビュー

寿恵子ちゃんのお母上・まつさん

寿恵子ちゃんの家族のことが語られます。

寿恵子ちゃんのお母上・まつさんは、元柳橋の人気芸者という設定です。

人気芸者だったまつさんは、武士に見そめられてその武士の妾に。

しかし、まつさんを見そめた武士は落馬して死亡。

その武士の正妻から受け取った手切金を元手にして菓子屋「白梅堂」を開業しました。

ところでまつさんを見そめた武士が亡くなった際、葬儀に出ることができませんでした。

そんな苦い経験を持っているので、娘の寿恵子ちゃんに自分と同じような思いをさせたくないと強く願っています。

まつさんの妹・みえさん

まつさんの妹・みえさんは、新橋の料理屋の女将。

女将として働く料理屋に客として集まってくる政府要人などに人脈を持つ、今どきの表現をするならば「やり手のママ」といったところ。

みえさんには子供がいません。

だから寿恵子ちゃんを娘のように可愛がっています。

そして、人脈をフルに生かして寿恵子ちゃんが玉の輿に乗れるようにあの手この手を繰り出します。

みえさんとしては善意でやっていることですが、みえさんの行動が万太郎くんと寿恵子ちゃんの関係を危機的な状況に追いやることも。

そんなあやうい人物を演じるのは宮澤エマさん。

『おちょやん』で、前半では怠け者の義母としてヒロインが生家を飛び出すきっかけを。

後半では窮地のヒロインを救い、罪滅ぼしをする泣かせるキャラを演じきり、強い印象を残しました。

本作ではどんなお芝居を見せてくれるのか。

ブログ主が最も注目しているキャラの一人でもあります。

田邊教授

田邊教授を演じるのは要潤さん。

要潤さんの朝ドラでの仕事も忘れられません。

『まんぷく』のヒロインの義兄役、自分の「普通の水準の娘」を絶世の美女と心から信じていたり。

モデルとして雇った女性との関係を疑われたり。

真面目なようでどこか天然。

微妙なキャラは最高でした。

できたら、あんな微妙なキャラを見せて欲しいところですが、本作の田邊教授はどうやらいたって真面目な人物らしい。

少しだけ期待して今週の放送を待とうと思います。

ボタン

今週のサブタイトルの「ボタン」の漢字表記は「牡丹」。

植物の知識がほぼほぼ皆無のブログ主でも知っているメジャーな植物名がサブタイトルになりました。

牡丹は主人公の相手役の寿恵子ちゃんが好きな花としてドラマの中に登場します。

第1週の主人公の亡き母が好きな花「バイカオウレン」に次いで、主人公にとって大事な花になるはずです。