2023/5/15(月)第7週「ボタン」
あらすじ
万太郎と寿恵子が再会した日。寿恵子は叔母のみえから、近く開館する鹿鳴館で仕事を得るためにダンスを習わないかと誘われました。鹿鳴館に出入りできるようになれば、寿恵子が玉の輿に乗れるとみえは考えたのです。
母のまつは、寿恵子が鹿鳴館に出入りすることに反対しました。みえはまつの説得に当たるものの、まつはみえの提案を受け入れようとはしませんでした。まつはみえに言いました。寿恵子が自分と同じように妾として生きてほしくないと。
まつとみえが寿恵子の将来のことを話し合っているその一方で、寿恵子は鹿鳴館に興味を持ち始めていました。みえが口にした「見知らぬ世界」という言葉を聞かされた寿恵子は、自分がまだ見ぬ世界に憧れを持ち始めていました。
一方、寿恵子との再会を喜ぶ万太郎は、植物学の道に進んだその先で、寿恵子とともに生きることを夢見ていました。そんな中で万太郎は、紹介状を持って東京大学を訪問するために洋服を新調しました。
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感想
万太郎くんと寿恵子ちゃんの再会直後の場面から始まった今回。
万太郎くんと寿恵子ちゃんの、これから始まる波乱含みの恋バナのフラグが立つ回でした。
まだ自分は何者でもない
まだ自分は何者でもないと自分に言い聞かせる万太郎くん。
まだ何者にもなっていないまま、寿恵子ちゃんに求婚することなどあり得ないと自分を戒めているのでしょう。
しかし何者かになったその先で、寿恵子ちゃんと一緒になる。
この決意が、今後展開されるはずの万太郎くんと寿恵子ちゃんの恋バナが波乱含みになってしまう要因です。
何者かになるまで自分の気持ちを寿恵子ちゃんには打ち明けないと決めたことで、寿恵子ちゃんからすれば万太郎くんの気持ちがわからない。
万太郎くんとの距離は縮まっているのに、万太郎くんの気持ちが見えない。
その万太郎くんと寿恵子ちゃんの微妙なズレが、面倒な状態を引き起こしますが、その辺りの詳細は今のところ伏せておきます。
見知らぬ世界
今のところ寿恵子ちゃんから見て万太郎くんは特別な存在というほどではありません。
寿恵子ちゃんにとって万太郎くんは、たまに買い物にくる面白いお客さん。
そして今の寿恵子ちゃんが夢中などは読本。
そして、叔母のみえさんが持ちかけてきた「鹿鳴館」というまだ見ぬ世界も目の前に広がりはじめました。
読本と「鹿鳴館」というアイテムが、この先で展開されることになる波乱含みの恋バナのフラグのような気がしてなりません。
寿恵子ちゃんは、当面は万太郎くんの気持ちに気づくはずもなく、心の中は読本と「鹿鳴館」のことでいっぱい。
そこに万太郎くんの入る余地はないかと。
なので、これから寿恵子ちゃんは「鹿鳴館」の深みに少しづつハマってゆくのでしょう。
そして、そんな中で万太郎くんの存在が特別なものになりはじめるものの、そのときは簡単には引き返せないところに行っている。
しかも万太郎くんの気持ちが寿恵子ちゃんにはよく見えない。
そんな切ない展開など予想できない明るい回でした、今回は。
しかし明るいからこそ、その後の展開の切なさが際立つのでしょう。
東京大学の田邊教授
みえさんに「鹿鳴館」の話を持ちかけてきた人物として「東京大学の田邊教授」という名前がみえさんの口から出ました。
「東京大学の田邊教授」も万太郎くんと寿恵子ちゃんの波乱含みの恋バナのフラグかと思われます。
次回、万太郎くんは東京大学を訪問するはずです。
そして小学校を中退した万太郎くんが東京大学に出入りすることに難色を示す人々の間で、万太郎くんを受け入れると決める人物が「東京大学の田邊教授」です。
万太郎くんは「東京大学の田邊教授」に気に入られるようです。
そして「東京大学の田邊教授」に気に入られたことで、万太郎くんは上流階級の人々の集まりに誘われ、そこで寿恵子ちゃんと遭遇。
そのあたりから波乱含みの恋バナがピークを迎えるからです。
今回、いろいろとドラマの中に仕込んできましたね。
みえさん
万太郎くんと寿恵子ちゃんの関係に、みえさんがどのような役割を果たすことになるのか。
これからしばらくの展開の中で、ブログ主がもっとも気になっているのはこの点です。
みえさんが寿恵子ちゃんに持ちかけてきた「鹿鳴館」の存在は、寿恵子ちゃんと万太郎くんの距離を広げることはあっても縮めることはない。
また、みえさんはまだ万太郎くんのことを知りませんが、「白梅堂」の近辺でみえさんは万太郎くんとすれ違っています。
そのときみえさんは、浮かれている万太郎くんにあからさまに嫌悪感を示す表情を浮かべました。
あのときのみえさんの万太郎くんに対する嫌悪感を示す表情。
あの表情は、もしかするとみえさんが、万太郎くんと寿恵子ちゃんを引き離す役割を果たすフラグと考えるのはうがち過ぎというものでしょうか。
予習レビュー
東京編の二週目。
今週の主なお題は二つ。
一つは万太郎くんが東京大学への出入りをはじめ、その実力が少しづつ認められてゆく過程の描写。
小学校中退の万太郎くんを、その実力から受け入れようとする者がいる一方、その学歴から受け入れを拒む者もいる。
そんな人間模様が描かれます。
もう一つのお題は、今週から本格的に登場する寿恵子ちゃん。
寿恵子ちゃんに一目惚れした万太郎くんは、すでに寿恵子ちゃんに夢中ですが、寿恵子ちゃんにとってはまだ万太郎くんは特別な存在にはなっていません。
そんな寿恵子ちゃんが、鹿鳴館でダンスの講師になるチャンスがめぐってきます。
寿恵子ちゃんの叔母はセレブが集まる料亭の女将。
セレブ人脈が豊富なので、そのセレブ人脈を使って可愛い姪である寿恵子ちゃんが玉の輿に乗れるよう、いつもチャンスをうかがっています。
そんな中で「鹿鳴館のダンス講師」というチャンスが到来。
この話が、後々になって万太郎くんと寿恵子ちゃんの関係に影を落とすなどハラハラさせる展開になるのですが、今週はそこまでは描かれません。
ハラハラさせる展開のフラグが立つ程度と思われます。
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妾なんかじゃつまらない。
お母さんが娘の恵美子ちゃんを思っている言葉ですね。
おばさまも恵美子ちゃんが幸せになって欲しい思いがあって、デェンスの情報を教えてあげてるのはよくわかります
しかし情報を受け取る恵美子ちゃんの価値感がわからないと押し売りになってしまうのが難しいところです…
万太郎くんは誠実なので、まだ何者でもない自分が恵美子さんとお付き合いはできないという考え方…!これが尊い!?
植物学者という価値を目指すため、がんばれ万太郎くん!
犬飼現八
元々は犬飼見八、だったのが、玉の由来を知り、自分の名前の漢字にも
玉を付けて現八、と改名する。
「姿三四郎」で一躍人気者となった倉丘伸太郎主演の1964年のTVドラマの、
「里見八犬伝」が好評だった。
犬塚信乃と犬飼現八の屋根の上での決闘場面は、江戸時代の戯作本の時から
大評判だった。
すぐ前にTVで放映された映画が、原作を見事に変えまくっていたので、
正しい物語を知れてよかった。
後に、坂本九のナレーションのNHK人形劇も大ヒット。
「魑魅魍魎」「玉梓が怨霊」などという言葉が画面に大きく映されて
いたのが、今でも思い出される。
などという、本編の物語とまったく無関係な話は、これで終わりにします。
お寿恵が踊っていいんだよ
イヤイヤ、実績的にもみえさんの中の方が踊るのが一番だわと月曜日の朝っぱらから心中で突っ込んだわ
「八犬伝」で興奮する寿恵子さん。あの様子だと叔母さんの目論見は多分失敗する?文太さん、どうしてもあの人を思い出しちゃう。鹿鳴館の由来を説明してくれる叔母さん。えッ田邊教授。万太郎さんと繋がった。鹿鳴館。確か不平士族や右寄りの人達のテロの標的になってたような。長屋で師匠、子供たちを交えて植物談義楽しそう。倉木さんちょっと変わったか?米焦がしました。東大へスーツ誂えたのね?
すみません。名乗る程の者ではございません様。またまた蛇足ですが、大葉健二さんと言えば「キルビル」の時の師匠の千葉真一さんとの漫才みたいなやり取り。ボケが千葉さんで、ツッコミが大葉さん。呆れるくらいのタランティーノ監督の悪乗りでした。
源八と信乃、尊い
と寿恵子さん腐女子丸出しの台詞でしたが、40年前の映画「里見八犬伝」では信乃を京本政樹さんが、源八を大葉健二さんが演じてましたね
大葉健二さん、「キカイダー」「ロボット刑事」等でスーツアクション担当なされたジャパンアクションクラブの一期生、「キルビル」にも出演されてましたが何と言っても代表作といえば「宇宙刑事ギャバン」の主演ですね「うちゅう~けいじぃ~、ぎゃあば~ん!」というフレーズは聞いたことがあると思われます、歌っていたのが串田アキラさん「ふ~じぃ、さふぁりぱ~くっ♪」「きんに~くまあん、ご~ふぁいっ♪」の方です
大葉さん、数年前にももクロちゃんの日産スタジアムコンサートで舘ひろしさんと寸劇演じられてましたが現在は闘病中とのこと、頑張って復活してほしいなあ