2023/5/25(木)第8週「シロツメクサ」
あらすじ
藤丸と波多野が少しづつ万太郎に関心を持つようになりました。一方の万太郎は研究室にある植物標本の検定に没頭。その頃、教授の田邊は植物学だけではなく、日本の詩の改良や「鹿鳴館」の開館の準備にも携わっていました。
そんな中、「白梅堂」に足を運んだ万太郎は、寿恵子から新作の菓子を見せてもらいました。その新作の菓子は万太郎が描いたボタンの植物画をもとにして、菓子職人の文太が作り上げたものでした。
文太がつくったボタンの菓子の出来栄えに感激した万太郎は、植物画を次々に描いては寿恵子に見せながら植物のことを語って聞かせました。そして亡き母が好きだった「バイカオウレン」を描き、母のことを思い出していました。
一方の寿恵子は万太郎が話す植物の話を夢中になって聞いていました。そんな寿恵子の姿を見て、万太郎はあることをひらめきました。そして万太郎は「見つけた!」と言って、寿恵子の手をにぎりました。
第13週
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感想
藤丸くんと波多野くん
藤丸くんと波多野くんの二人は、はじめから万太郎くんのことを強烈に拒絶していたわけではありませんでしが、それでもよき理解者になってくれそうで嬉しい。
史実どおりかそれに近い展開になれば、藤丸くんと波多野くんの二人は今後は万太郎くんの学友、そして研究者仲間になるはずです。
そんな展開にならなかったとしても、大学の中で打算的な目的ではなく最初に万太郎くんを受け入れた人物として万太郎とのかかわりを持ち続けてほしいもの。
とりわけウサギに癒しを求める藤丸くん。
小動物が好きな藤丸くん、いつぞやは万太郎くんに激しく反発したこともありましたが、基本的には優しい人なのでしょう。
まもなくドラマの中で始まる植物雑誌発行部プロジェクトで良き理解者になってくれることを期待しています。
追伸:ウサギが大好きな藤丸くんを見ていると、前作のヒロインとスミちゃんのことを思い出します。
スミちゃんとは、いつも小屋のすみっこにいるウサギのスミちゃんのことです。
相変わらず謎が多い田邊教授
田邊教授の存在感がすごい。
前回、画工の野宮さんが田邊教授について語り、今回もまた波多野くん、藤丸くん、そして大窪さんらが田邊教授について語りました。
これら登場人物たちを通して少しづつ浮かび上がってくる田邊教授の人となり。
一方で人となりが少しづつ浮かび上がるほどに深まってくる田邊教授の謎。
田邊教授の登場人物はまったくないのに、他の登場人物の誰よりも存在感を発揮しているところがすごい。
逆らうと大変なことになる人。
気に入られているうちが花。
完全な標本しか認めない。
植物以外にも仕事多数。
バイオリンが趣味?
芸術にも明るい。
様々な面が語られてきましたが、その中で要注目のトピックは田邊教授が「鹿鳴館」にも関わっているという事実。
その「鹿鳴館」には寿恵子ちゃんも日に日に引き寄せられている。
語られてきたさまざまな要素が、これからどこかで一つにまとまって大きなドラマの流れに発展するのでしょうか。
田邊教授も関わってくるらしいこれからの展開、期待大です。
万太郎くんと寿恵子ちゃんの関係
万太郎くんと寿恵子ちゃんの関係に変化が生じてきました。
万太郎くんの中での寿恵子ちゃんは、初対面のときから特別な存在でした。
一方で寿恵子ちゃんの中での万太郎くんの存在は、ただの面白い人でした。
ある時期までは。
前回、万太郎くんの来店を待ち侘びる寿恵子ちゃんの様子を見て寿恵子ちゃんの気持ちの変化が感じられました。
今回、万太郎くんが来店したとき、寿恵子ちゃんの背後には万太郎くんの描いた植物画が。
しかもその植物画はキレイに表装までされている。
あの表装が寿恵子ちゃんの中での万太郎くんの存在感の変化をはっきりと物語っていました。
寿恵子ちゃんの中でも万太郎くんはただの面白い人以上になっていることはほぼ確実。
しかしその一方で、次週あたりから鹿鳴館のストーリーが始まってしまうのですね。
鹿鳴館のストーリーとは、万太郎くんと寿恵子ちゃんの関係を危うくしかねない状況が描かれるストーリーのことです。
予習レビュー
万太郎くんのライフワークの一つは植物の名付け親になることです。
万太郎くんのいう植物の名前とは学名のことかと思われます。
この学名の付け方には統一されたルールがあるそうで、そのあたりのことを調べてまとめてみました。
まずはそもそも学名とは何かということから。
学名とは学術上、動植物につける世界共通の名称。
各国の言語に依存しない世界共通の名前を決めることで、学術論文などで表記を統一させることが目的です。
さて、植物の学名の表記方法は国際植物命名規約で定められており、
属名(generic name)
種小名(specific epithet)
をラテン語で且つ斜体で表記。
最後にその植物の命名者を付記。
この命名法に関して(ブログ主にとっては)面白いエピソードを見つけました。
日本の銀杏の学名は
属名(Ginkgo)
種小名(biloba)
命名者(Linnaeus)
属名の「Ginkgo」の後ろから二文字目の小文字の「g」は、命名者が「y」を「g」と読み間違えたとのことで、本来なら「Ginkyo」。
「Ginkyo」=「ギンキョウ」=「銀杏」だったとのこと。
読み間違え、見間違えがそのまま学名として固定されてしまったのだそうです。
第13週
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敗戦時、アメリカ軍が進駐してきたときに、日本語を廃止して英語を通常語に
しようという話があったそうな。
幸か不幸か、実現せずに現在に至っていますが、国文化が維持されてきた
ことと反対に、未だに英語が喋られない人ばかり、という事実もある。
自己紹介、体験紹介、人の価値を見る
その結果、打ち解けることができる
万太郎くんの人柄が伝わってよかった!
教授と万太郎くんの植物への価値観のズレ
万太郎くんの植物への熱、スタート地点がわかる、いい回でしたね
田邊教授の暗い伏線、どう回収されるのか
先が気になってしまいます!
田邊教授はとても優秀な方だとは思いますが、
植物学が好きというよりは、西洋の学問や文化が好きな感じ
もっと言うなら、西洋の学問や文化に造詣が深い自分が好きな感じですね
「まんぷく」塩軍団のひとり小松原くん
「舞いあがれ」五島のむっちゃん
現在は東大理学部草軍団同士
前原くんコンビ、なんか良いな~😁
藤丸さんと波多野さんは万太郎さんに好感を抱きつつある。「教授とはちがうな。」なんか嫌な予感。「大窪さんいらっしゃいますか?」またクールポコのまじめさん。田邊教授の別の顔、徳永助教授の不安定な立場。文太さんの新作和菓子。まさか万太郎さんが自分で描いた絵が手本とは知らない。鹿鳴館との関わり。漢字の廃止。田邊教授は研究より自分の権威向上の方が大事?「見つけた!」って万太郎さん何を見つけたの。