2023/6/29(木)第13週「ヤマザクラ」
あらすじ
竹雄と綾が結婚することになりました。綾と夫婦になることで竹雄は東京に戻らないつもりであることを万太郎に告げました。報告を受けた万太郎は、これまで自分を支え続けてくれたことに対して感謝の気持ちを伝えました。
一方の竹雄も、これまで万太郎と過ごしてきた日々がどれほど楽しかったかを万太郎に告げました。万太郎は涙ながらに姿勢を正して竹雄に礼を述べ、竹雄もまた姿勢を正して万太郎に礼を述べました。
そんな中、万太郎と寿恵子の祝言の日が近づいてきました。東京からはまつと文太、そして仲人をつとめる大畑とイチも駆けつけてきました。東京からやって来た四人をタキは丁重に迎えました。
その日の夜、まつは寿恵子の将来への不安を口にしました。不安を口にするまつに対して寿恵子は万太郎と結婚する決意を語りました。そして明くる日、ついに祝言の日を迎え分家衆も峰屋に集まってきました。
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感想
万太郎くんと竹雄くんの別れの日
万太郎くんと寿恵子ちゃんの結婚が決まり、竹雄くんも綾ちゃんと結婚することを心に決めたことで、万太郎くんと竹雄くんが「別れの日」を迎えることになりました。
これまで竹雄くんが支え続けてくれたことに対して、姿勢を正して礼を述べる万太郎くん。
竹雄くんもまた姿勢を正して、充実した日々を過ごさせてもらったことに対して万太郎くんに礼を述べる。
最後まで相手に対すて敬意を払うことを決して忘れない二人でした。
思えばいろいろなことがありました。
竹雄くんが万太郎くんの付き人になったのは万太郎くんが5歳で竹雄くんが9歳のとき。
近所の子供たちと遊びたい万太郎くん。
しかしタキさんの言いつけに従い、万太郎くんが近所の子供たちと遊ぶことを決して許さない竹雄くん。
主従関係はそんな場面から始まりましたが、二人の関係はギクシャクするようなことはなく、いつも信頼しあっている様は朝から見ていて気持ちが良かった。
竹雄くんが万太郎くんの付き人になったのはタキさんからの業務命令でした。
しかし、竹雄くんが東京まで万太郎くんについて行ったのは、誰からの命令でもなく、竹雄くん自身の意思で決めたこと。
竹雄くん、それほど万太郎くんのことが好きだったのでしょう。
そんな竹雄くんが万太郎くんとの別れの日を迎えた見せた涙は、涙腺を激しく攻撃してきました。
今の万太郎くんの年齢はわかりませんが、リアル万太郎くんが結婚したのが26歳のときなのでドラマの中の万太郎くんも26歳ということにしましょう。
万太郎くんが26歳とすれば、万太郎くんと竹雄くんの関係は20年に及ぶもの。
万太郎くんも竹雄くんも結婚が決まるという嬉しい出来事が重なりましたが、嬉しい中でも切ない別れの場面でした。
そして何と言ってもブログ主の中での主人公は竹雄くんです。
竹雄くんがいなくなる次週から、竹雄くんロスに悩まされそうで今から不安でいっぱいです。(涙)
峰屋の分家衆
峰屋の分家衆が久しぶりに顔を見せてくれました。
分家のアホボンの信治くんは峰屋を継ぐ気でいっぱい。
今のところ分家衆は、やっと自分たちの出番がまわってきたと確信している。
次回、その期待が裏切られたとき、またしても面倒なことが起こりそう。
面倒くさいキャラが大好きなブログ主としては、次回描かれる祝言の席で3人の分家衆がまた面倒なことを言い出す場面が楽しみでなりません。
その「面倒なこと」をタキさんが収めるのが次回の最大の見せ場になるのかな?
そしてタキさんが収めることで、分家衆が騒ぎを起こす場面もこれで見納め?
物語前半の楽しみだった要素がまた一つ減ります。
分家ロスに悩むことはないとは思いますが。(笑)
タキさん
物語前半のブログ主の楽しみは
・竹雄くん
・面倒な分家衆
・そしてタキさん
タキさんも次回で見納めのはずです。
本作を見応えあるものにしていた最大の存在はブログ主にとてはタキさんでした。
そのタキさんが次週以降にはいなくなります。
竹雄くんロスと同じくらいかそれ以上にタキさんロスが心配です。
予習レビュー
祝言前夜、まつさんと寿恵子ちゃんが親子二人きりの最後の夜を過ごします。
そのときの二人の会話が今後の寿恵子ちゃんの困難な道のりを暗示しています。
ざっくりと次のような会話を交わすのです。
万太郎くんは大店のボンボンだから、豊かなのは当たり前。
豊かさを当たり前と思ってきた人は失うことの怖さを知らない。
そんな万太郎くんと結婚することで苦労することは今から目に見えていると。
このまつさんの心配がドラマの中でどれくらい描かれることになるのかは今のところまだわかりません。
しかし、リアル寿恵子ちゃんは史実の中で大変な苦労をされたようです。
その一部をまとめてみます。
リアル万太郎くんが独身時代に財布にしていたリアル峰屋も経営難で財布としての機能を喪失。
その結果、リアル万太郎くんは、日本中の植物の名前を明らかにし植物図とともにまとめる大事業『日本植物志図鑑』のために借金に借金を重ねることに。
そんな中、借金の返済期限を過ぎても返済ができないのは日常茶飯事。
借金取りがたびたび訪れることに。
ドラマの中でも「あわれの田中」や「こわもての田中」みたいな人が登場するのかもしれません。
借金取りが来るとリアル寿恵子ちゃんは二階の窓に赤い旗を掲げたのだとか。
それは借金取りが来ているというサイン。
そのサインが下されるまでリアル万太郎くんは外で時間つぶし。
また、取り立てに来た借金取りに対してリアル寿恵子ちゃんはリアル万太郎くんが手がける事業の価値を説明。
リアル寿恵子ちゃんの説明を聞かされ涙を流して退散した事例もあったのだとか。
リアル寿恵子ちゃんが借金取りを撃退するの図、『ちりとてちん』の「あわれの田中」の場面へのオマージュになるかもです。
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「朝イチ」ゲストはお好み焼き屋の女将さんと万さんの従兄。「令和のミヤコ蝶々」、ほめ過ぎ。坂口君は「恐怖新聞」の印象強いなあ。
万さん泣くなよー。門出じゃないか。竹雄さんもらい泣き。もう主従関係じゃなくて兄弟、みたいだもんね。って「兄って今更呼べないよー。」媒酌人、文太さん、まつさん到着。そうだった。まつさん鋭い「最初から持たざる人なら。」落ち着いた展開、落ち着いた描写。前二作には欠けていた。(その分、前二作は急展開に身を任せる楽しさはあったのだけど。)良からぬ相談する親族一同。やっぱ浜辺さん美しい。