2023/10/12(木)第2週「笑う門には福来る」

あらすじ

稽古の最中に鈴子が高熱を出して倒れてしまいました。家に帰って熱々先生に診てもらった鈴子は百日咳と診断され、3ヶ月後の単独公演でデビューをチャンスをつかむのは難しい状況になりました。

高熱にうなされる鈴子は六郎の夢を見ました。夢の中で六郎が鈴子に言いました。鈴子と自分は本当の姉弟ではないとアホのおっちゃんが言っていたと。一方、梅吉とツヤは、鈴子を死なせてしまったら顔向けできないと鈴子の枕元で話し合っていました。

熱にうなされる鈴子が桃を食べたいと言い出しました。季節は桃の時期ではなかったものの、ゴンベエがどこかで桃を手に入れました。桃を食べた鈴子は元気になり、ほどなくして熱も下がりました。鈴子はただの風邪でした。

そんな中、白川と桜庭が鈴子の見舞いに来ました。鈴子は二人の前で死にそうな演技をしました。鈴子の演技に引っかかった白川と桜庭は仲直りすると鈴子に約束。鈴子の芝居はバレてしまうものの、鈴子、白川、桜庭はようやく打ち解け合いました。

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感想

六郎くんの夢、梅吉さんとツヤさんの会話

またしても鈴子ちゃんの出生の秘密のフラグが!

夢枕で六郎くんが言いました。

ワイとネーヤン、ほんまの姉弟でないかもしれんわと。

この夢のエピソードは事前にわかっていたこと。

しかし、夢ではなく現実に六郎くんはアホのおっちゃんから「ほんまの姉弟でない」と聞かされていたとは・・・

銭湯の番台に座る六郎くんとアホのおっちゃんの会話。

かなり驚きました。

先の展開を知っている視聴者ですらこれだけ驚いたのだから、ツヤさんと梅吉さんがどれほど驚いたことか。

アホのおっちゃんは、爆弾発言の後にツヤさんにしばかれた様子。

アホのおっちゃんの叫び声からして、そうとうなしばかれ方をしたのでしょう。

アホのおっちゃんはともかく、熱にうなされながら見た夢を鈴子ちゃんはしっかりと覚えているのかな?

さらに鈴子ちゃんの枕元で、梅吉さんとツヤさんが「死なせたら顔向けできない」発言。

この梅吉さんとツヤさんの会話も、鈴子ちゃん意識が朦朧とする中で聞いたのかな?

六郎くんの夢と、梅吉さんとツヤさんの会話。

それら二つのことを、高熱にうなされていた鈴子ちゃんは強く意識することはなさそうだけれど、無意識に刷り込まれたのかもしれない。

そして翌々週あたり、六郎くんの夢と、梅吉さんとツヤさんの会話が何らかの形で回収されるのかもしれません。

病気の芝居

いなくなって、やっとわかった同期の有り難み。

今回、幸子ちゃんと辰美ちゃんが鈴子ちゃんのお見舞いに来ることはわかっていました。

しかし、あの仲の悪い二人が一緒に来るの?という疑問がありました。

二人は一緒に来るのではなく別々にやって来て、はな湯の前で鉢合わせ。

そして鉢合わせの瞬間も、二人は相変わらずいがみ合っている。

これなら納得です。

そして幸子ちゃんと辰美ちゃんは、鈴子ちゃんの迫真の演技にみごとに引っ掛かる。

芝居でありながらも梅吉さんを泣かせ、幸子ちゃんと辰美ちゃんをだましおおせる鈴子ちゃんの芝居上手、これは将来女優業になることのフラグ?

そんな鈴子ちゃんの芝居に対して六郎くんがまたもやらかしてくれました。

空気を読めないというか、空気を読む気がまったくない六郎くん。

今回も楽しませてくれました。

子役ちゃん時代は今週で終わりですが、来週はチビ六郎ロスに悩まされるかも。(笑)

完全版

本作の映像化にあたり、脚本にはあったらしい場面がいくつかカットされているようです。

稽古中に高熱で倒れた鈴子ちゃんを自宅まで送ったのは林部長です。

鈴子ちゃんを送り届けた林部長は、床でうなされる鈴子ちゃんに対して、マムシの生き血の小瓶を見せて一言。

「飲むか?」

そんな林部長らしい場面があったらしいですが、この場面はカット。

また高熱にうなされながら鈴子ちゃんはいろいろな夢を見ていました。

大和礼子と橘アオイとともに舞台に上がるものの、気がついたら自分一人、無観客の舞台の上にいる夢。

幸子ちゃんと辰美ちゃんの取っ組み合いのケンカを眺めながら、林部長がマムシの生き血を飲んでいる夢。

鈴子ちゃんが倒れてから六郎くんの夢を見るまでの間に、こんな場面が脚本にはあったようです。

これらも見てみたかった。

完全版としてどこかで放送しないかな・・・

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予習レビューと史実のリアルエピソード

今週、不穏なフラグが2つ立ちます。

それは鈴子ちゃんが高熱を出して寝込んでしまったときのこと。

鈴子ちゃんの夢の中に六郎くんが出てきます。

夢の中で六郎が鈴子ちゃんに言いました。

自分と姉ちゃんは本当の姉弟ではないみたいだ。

そんな話を「アホのおっちゃん」がしていた。

自分は河童の子で、姉ちゃんは鯨の子だと。

高熱を出したときならではのバカバカしい夢ですが「本当の姉弟ではない」という六郎くんの言葉は、「正夢」として回収されます。

また高熱を出してうなされる鈴子ちゃんを見て、心配する梅吉さんとツヤさんが次のような会話をします。

「武一みたいにならないだろうか」と。

「武一」とは、梅吉さんとツヤさんの間に生まれた男の子で幼いときに病死。

梅吉さんとツヤさんは鈴子ちゃんの病死を心配したわけです。

梅吉さんとツヤさんの会話には続きがあります。

「絶対に死なせたらあかん。顔向けができない」

誰に対して「顔向けができない」のか、熱でうなされる鈴子ちゃんは聞き取ることができませんでした。

なので鈴子ちゃん視点で語られるドラマの中でも誰に対して「顔向けができない」のかは、伏せられるようです。

この誰に対して「顔向けができない」のかも、「本当の姉弟ではない」という六郎くんの言葉と同時に回収されます。

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