2023/11/7(火)第6週「バドジズってなんや?」

あらすじ

スズ子と秋山の梅丸楽劇団での初日。その日、梅丸楽劇団に初めて足を運んだ二人は劇団の面々と初の対面をしました。二人が対面したのは、部長の辛島一平、演出家の松永大星、バンドマスターの一井、ダンサーの中山史郎、そして作曲家の羽鳥善一などでした。

とりわけスズ子は、憧れている『別れのブルース』を作曲したのが羽鳥と聞かされ、羽鳥との対面に感激しました。その日二人は、劇団の面々と顔合わせだけ行うことになっていました。しかし羽鳥は、スズ子に対して何か歌ってみてほしいと言い出しました。

スズ子は面々の前で『恋のステップ』を披露。スズ子の歌声を聞いた羽鳥は、すぐに稽古を始めようと言い出しました。辛島が制止して稽古はなくなるものの、羽鳥はあるものをスズ子に渡しました。

羽鳥がスズ子に渡したのは『ラッパと娘』という楽曲の楽譜でした。スズ子は夜遅くまでその楽譜を読み込みました。そして明くる日の朝、スズ子が劇団に足を運ぶと、その二時間も前から羽鳥は劇団に待機していました。

<<前回26回 | 次回28回>>

第6週 | 第7週 | 第8週 | 第9週 | 第10週
第11週 | 第12週 | 第13週 | 第14週
ブギウギ|感想あらすじネタバレトップページ

Sponsored Link

感想

スズ子ちゃんと羽鳥善一のファーストコンタクト

スズ子ちゃんと羽鳥善一のファーストコンタクトが描かれました。

ところで史実では、服部良一氏は笠置シヅ子さんの大阪での評判を聞き、笠置シヅ子さんに大いに期待していました。

しかし目の前にあらわれた笠置シヅ子さんはまるで華のない見た目。

服部良一さんは内心落胆するものの、笠置シヅ子さんが歌の稽古を始めた途端に見る目が変わった・・・みたいなエピソードが残されています。

ドラマの中の羽鳥善一もまた、演出家の松永氏からスズ子ちゃんのことを聞き、スズ子ちゃんに期待していました。

スズ子ちゃんこそが自分の曲を歌える歌手だと。

羽鳥善一がスズ子ちゃんに期待を抱いていた描写が前回。

そして今回はファーストコンタクト。

羽鳥善一はスズ子ちゃんの第一印象については何も口にしませんでした。

その代わり、スズ子ちゃんの第一印象をはっきりと口に出したのはバンドマスターの一井さんでした。

スズ子ちゃんと秋山美月を見た瞬間、一井さんは秋山美月に注目。

一井さんは秋山美月が「福来スズ子」だと勘違いした。

あるいはそう信じたかったのでしょう。

秋山美月の方が華があるから。

ところが「福来スズ子」はもう一人の方でした。

『あまちゃん』のセリフを借りるなら「かわいい方」ではないもう一人、です。

落胆した一井さんの口から思わず本音がこぼれました。

「あのもやしか」

史実では服部良一氏が感じた笠置シヅ子さんへの第一印象を、ドラマの中では一井さんに代弁させたようです。

一井さんはスズ子ちゃんの第一印象をはっきりと口にしました。

一方の羽鳥善一が抱いたスズ子ちゃんへの第一印象はまだ見えない。

今回、羽鳥善一がスズ子ちゃんについて口にした言葉は、松永氏の言葉を信じるというその一点のみ。

そして・・・以下、少しだけネタバレが含まれます。

今週、羽鳥善一による鬼の特訓が始まります。

しかし鬼の特訓をしながらも羽鳥善一は決して鬼の形相にはならず常に笑顔なのだとか。

今回、スズ子ちゃんと羽鳥善一が始めて対面した日の夜。

羽鳥善一は笑顔でピアノに向かいながら作曲していました。

あの羽鳥善一の笑顔は、スズ子ちゃんへの期待が確信した笑顔なのか。

それとも鬼の笑顔なのか。

腹の中がまるで見えない羽鳥善一、面白すぎるキャラクターです。

まさか好きになったのとちゃいますか?

松永大星の投げキッスをジャンプしてキャッチしたスズ子ちゃんに対して秋山美月が一言。

「まさか好きになったのとちゃいますか?」

近々、スズ子ちゃんの恋バナが描かれますが、そのフラグが早くも立ちました。

スズ子ちゃん曰く、自分は外国人が好き。

だから日本人は眼中にない。

しかし松永さんは半分外国人みたいなもの。

半分は眼中にないものの半分は好みであることをスズ子ちゃんは白状し、そのことを秋山美月が指摘。

一方の秋山美月もスズ子ちゃんと同じタイミングで恋バナが描かれます。

お相手はダンサーの中山史郎。

しかし、今回の中山史郎は秋山美月に対してニコリともしない。

まるで品定めするような視線を送るのみ。

こちらも最悪のファーストコンタクトが後に恋バナに発展する朝ドラあるあるの展開のフラグなのかもしれません。

Sponsored Link



予習レビューと史実のリアルエピソード

「バドジズ」

今週のサブタイトル「バドジズってなんや?」の謎の言葉「バドジズ」は、おそらく今回あたりに登場するものと思われます。

「バドジズ」とは服部良一氏が作詞作曲した『ラッパと娘』の歌詞に含まれているスキャットです。

スキャットとは、例えば「ラララ」「ルルル」「ドゥビドゥバ」「パパパヤ」などのように歌詞の代わりに意味を持たない発音で即興的にメロディーを歌うこと。

声の擬音によってジャズの世界観を表現したのが「バドジズ」です。

『ラッパと娘』には「バドジズ」の他に「デジドダー」「ダドジバジドドダー」「デジデジドダー」などなどスキャットが満載されています。

『ラッパと娘』

さて、「バドジズ」の元ネタの『ラッパと娘』とは何か?

『ラッパと娘』は服部良一氏が笠置シヅ子さんのために書き下ろしたオリジナル曲。

昭和14年(1939年)、帝国劇場で行われたステージ『グリーン・シャドウ』の挿入歌です。

この曲がきっかけとなって笠置シヅ子さんは「スウィングの女王」と呼ばれるようになりました。

笠置シヅ子さんを初めて「スウィングの女王」と呼んだのは映画評論家の双葉十三郎氏。

笠置シヅ子さんが『ラッパと娘』を披露するまで、双葉十三郎氏はアメリカの「スウィング調」は我が国には求められぬものと考えていました。

しかし笠置シヅ子さんの登場が絶望を希望に変えたと讃え、双葉十三郎氏は笠置シヅ子さんを「スウィングの女王」と呼ぶに至りました。

なお「スウィングの女王」という言葉は今週のドラマの中のどこかで登場するはずです。

<<前回26回 | 次回28回>>

第6週 | 第7週 | 第8週 | 第9週 | 第10週
第11週 | 第12週 | 第13週 | 第14週
ブギウギ|感想あらすじネタバレトップページ