2025/10/10(金)第2週「ムコ、モラウ、ムズカシ。」
あらすじ
松野家と山根家、両家の親同士も良好な雰囲気で、トキと銀二郎との見合いはうまくいきそうな空気に包まれました。しかし、結婚が現実味を帯びてきた途端、トキの心の中に銀二郎と結婚することに対する迷いが生じ始めました。
銀二郎は、二人きりで話をしないかと戸惑うトキに提案。そして銀二郎はトキを散歩に誘い出しました。銀二郎がトキを案内したのは、トキが好きな怪談に舞台となった清光院。トキと同じように銀二郎も怪談が好きだったため清光院に来たのです。
銀二郎は怪談が好きであることをトキに語り、トキもまた怪談が好きであることを銀次郎に語りました。二人は意気投合し縁談がまとまりました。銀二郎を婿として松野家に迎える日の前夜、司之介とフミは「トキ迎えた日」のことを思い出していました。
そして迎えた祝言の日。銀二郎は髷を落として松野家にやって来ました。同じころ、アメリカのニューオーリンズでは新聞社の文芸部長になったヘブンが特集記事のテーマを募り、部下のイザベラが日本を提案。二人で日本に取材に行かないかとヘブンに語りかけていました。
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感想
今週の振り返り:恋占い
前週の金曜日には主人公が幼少期から18歳にスキップ。
18歳になった主人公が恋占いをするために神社に行き、どうやら残念な結果が出たらしいところで前週は終わり。
今週はその続きから。
恋占いはかなり悪い結果でした。
ちなみにこのエピソードは史実がモチーフになっています。
トキちゃんの実在モデルである小泉セツさんも若いころに二人の同僚と神社で恋占い。
二人の同僚は池に紙を浮かべると岸辺ですぐに沈みました。
しかし、小泉セツさんは水面に浮かべた紙が池の半ばまで流れてからやっと沈んだのだとか。
ところがドラマの中で再現された恋占いは池の半ばどころか、水面に浮かべた紙は池の向こう岸まで行ってしまいました。
史実よりも残念な結果です。
そして、その後は占いの結果が示すとおり散々な目に遭ったトキちゃんでした。
今週の振り返り:一回目のお見合い
恋占いの残念な結果が暗示したことは一回目のお見合いであらわれました。
トキちゃんは見合い相手の男性をチラ見して気に入ったらしい。
見合い相手の男性もトキちゃんを気に入ったらしい。
ここまでは良かった。
しかし、見合いが始まる前にすでに結果は決まっていたのかもしれません。
司之介さんと勘右衛門さんの髷姿をさらした瞬間に勝敗が決まった。
そんな気もします。
先方のお見合いの当事者の青年はトキちゃんを気に入ったかもしれませんが、彼のお父上がお見合いが始まった瞬間にすでに決めていたのでしょう。
傳さんによれば先方は迷いなく即座に断ってきた様子。
少なくともお見合いが終わるまでの間に、先方のお父上はお断りすると決めていたのでしょう。
トキちゃん、お気の毒でした。
以上が第一回のお見合い。
今週は火曜日に見合い相手が決まり、水曜日に見合い当日を迎え、木曜日に破談。
見合いが決まるところから破談まで三回費やされました。
そして一回目のお見合いの破談が決まった木曜日は、二回目のお見合いが決まり、その回のうちに二回目のお見合いの日を迎えました。
今週の振り返り:トキちゃんの出生の秘密
今週は二回のお見合いと並行して、トキちゃんの出生に何かが隠されていることのフラグが立ちまくる週でもありました。
フラグは月曜日から立ちました。
トキちゃんの見合い相手を見つけることがなかなか出来ないフミさんは雨清水家に足を運び、お見合い相手探しの協力を養成。
すると、タエさんはすでにトキちゃんのためにお見合い探しを開始していました。
何も聞かされていなかったフミさん。
「母親として」何も聞かされていなかった不満をフミさんは口にし、一方のタエさんはフミさんが口にした「母親として」という言葉に静かに反応。
フミさんとタエさんの二人の描写で、トキちゃんの過去には何かがあることが匂わされました。
そして火曜日の回、傳さんに「ランデブー」に誘われるトキちゃん。
帰宅したトキちゃんは素朴な疑問を口にしました。
「どうして親戚に過ぎない自分を我が子のように可愛がってくれるのだろう?」
みたいな疑問です。
もっともらしい疑問ですが、トキちゃんが口にした疑問に対して司之介さんとフミさんはいつになく激しく動揺。
月曜日のフラグ効果を増強させる火曜日のフラグでした。
そして水曜日はお見合いの破談を受けて、傳さんとタエさんがトキちゃんだけと向き合うために松野家の家族を退室させました。
激しく動揺する司之介さんとフミさん。
「あのあの話」の騒ぎが起こったのがこの時でした。
そして今回は、かなり直接的な描写でトキちゃんの出生の秘密が語られました。
「トキが生まれた日」ではなく「トキがやって来た日」というセリフによって。
さらにベイビートキちゃんを抱き抱える司之介さんとフミさんの向こう側にいる、タエさんの寂しそうな表情によって。
ところで今週は、トキちゃんの出生の秘密と絡めながら、複雑な表情を浮かべる三之丞くんの姿も強く印象に残りました。
今週の振り返り:三之丞くん
本作のキャスティングが発表された際の情報によれば、三之丞くんは雨清水家の三男で「家督を継ぐ立場にないため家の中で役目も居場所もない」という設定です。
役目も居場所もない。
なので機織り工場でヒマつぶしをしているのでしょう。
実際、三之丞くんが機織り工場でヒマつぶしをしているときに傳さんがやって来ても、傳さんは三之丞くんに見向きもしない。
そこに誰もいないかのような態度を傳さんは見せていました。
さらに、傳さんとタエさんに甘えまくるトキちゃんの姿を見て、複雑な表情を浮かべる三之丞くん。
トキちゃんの出生の秘密のフラグとからめながらの三之丞くんの描写は見事でした。
予習レビューと史実のリアルエピソード
前週、この物語の主人公トキちゃんが8歳の頃にストーリーがスタート。
前週の最後に10年スキップしトキちゃんは18歳。
今週は18歳になってお見合いに挑むトキちゃんが描かれます。
さて、前週の最後にスキップされた10年の間に、トキちゃんにどんな出来事があったのか。
空白の10年間の史実をまとめてみました。
女子師範学校への進学を断念
トキちゃんの実在モデルのセツさんは小学校を卒業後は女子師範学校に進み教師として働くことが希望でした。
今週のドラマの中でトキちゃんが教師になりたいと言い出します。
このエピソードは史実をモチーフにしています。
話を史実に戻します。
セツさんの学校の成績は極めて優秀でした。
飛び級で進級したほどでした。
そしてセツさんは小学校下等教科の卒業を決める大試験にも合格しました。
その後セツさんは上等教科に進んだ後、松江女子師範学校に進学するつもりでした。
セしかしツさんは希望通り女子師範学校に進学することができませんでした。
養父の稲垣金十郎が多額の借金を抱えたこんだ上に満足に仕事をしない。
そのためセツさんの養家である稲垣家は日々の生活費すらままならない状態になっていました。
そこで11歳のセツさんは小学校の課程を修了すると実父の小泉弥右衛門湊が経営する機織り工場の織子として働くことになりました。
小泉弥右衛門湊は、堤真一演じる雨清水傳の実在モデルです。
実父の学資援助
セツさんは小学校時代、学業を一時期中断しています。
稲垣家の経済的な状況があまりにも苦しく一時期小学校に通えなくなっていました。
そんなセツさんを助けたのが実父の小泉弥右衛門湊でした。
小泉弥右衛門湊はセツさんの学資を援助。
この学資によってセツさんは小学校下等教科の課程を修了することができました。
小泉弥右衛門湊はセツさんの女子師範学校への進学のための学資も援助するつもりでいました。
しかし小泉弥右衛門湊の学資援助の申し出をセツさんの養祖父である稲垣万右衛門はキッパリと断りました。
断った理由は次のとおり。
セツは稲垣の娘であること。
にもかかわらず小泉家の援助に頼るのは稲垣家の恥であること。
この養祖父・稲垣万右衛門の言葉に、実父・小泉弥右衛門湊は反論できませんでした。
そのためセツさんは女子師範学校への進学を断念。
しかし、小泉弥右衛門湊はその頃から機織り工場を始めていたため、セツさんにそこで働くよう提案。
この提案は稲垣家にも受け入れられました。
セツさんが結婚
前週、ドラマの中でトキちゃんが神社で恋占いをする場面がありました。
これは史実のエピソードがモチーフになっています。
セツさんは機織り工場の仕事の休みの日に、その工場で一緒に働く織子仲間と一緒に八重垣神社に行きました。
八重垣神社は縁結びの神様として地元で知られる神社です。
セツさんは織子仲間とその神社で恋占いをしました。
そして明治19年(1886年)、セツさんは18歳のときに結婚しました。
セツさんが結婚するまでの10年間にあった出来事、かなりざっくりとしたまとめ方ではありますがざっと以上の通りです。
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銀二郎くんと2人で出て掛けたおトキちゃんが気になって、気持ちを落ち着けようと立派な欄間のある大広間の柱に鉄砲する3人…。
なに、この絵。
銀二郎くんも、怪談好きだったとは。
良いお相手が見つかって、おトキちゃんよかったね。
とても幸せそうな松野家。
でもその幸せも、長続きしなさそう。
フミさまと三之丞くんが、気になります。
島根県で鯛ってあまりイメージわかないなあ、浜田のどんちっちとか宍道湖のウナギやスズキなんだが等と思ってたけど鯛って本州辺りならどこでも釣れるんだよね
まあ、スーさんのお孫さんの祝言ならば鯛以外の選択はないわな
今回だけ主題歌の歌詞が一部変わってたけど。これってドラマが新展開を迎える為?
小豆洗いとは失礼な。二人きりの散歩、ぎこちない会話。司乃介のやっかみ、あんた力士でもないにに。なんで家族全員でやってる。えっ「怪談が好き。」しかも縁の地で、なんか共通な趣味で、二人いい感じに。おあつらえ向きの突風。銀二郎さんに抱き着くトキさん。やっぱりトキさん養子だったのね。牛乳で乾杯。このこの頃の牛乳って無調整牛乳だったので美味しかった筈。「泥棒じゃない盗人。」同じ事でしょ。無事婚礼も終了。海の向こうでは第二の夫となる人が無事再就職。しかし同僚の女性記者さん(シャーロット・ケイト・フォックスさん)といい感じ、果たして、四人の運命は?
エリーちゃんやないかい
シャーロットさんと堤さんが一緒に出演していたら鴨井の大将の声で変換されて思わず言ってしもたわ