2025/11/3(月)第6週「ドコ、モ、ジゴク。」
あらすじ
ヘブンが初登校する日を迎えました。その日、ヘブンはトキや花田旅館の面々に見送られ、錦織とともに松江中学校に登校。学校の授業をすることが初めてのヘブンは自分が生徒たちに受け入れられるのか不安でいっぱいでした。
そして始まった英語の授業。錦織がヘブンを生徒たちに紹介しました。教壇に立ったヘブンは生徒たちの心をつかむことに成功。ヘブンの授業の様子の報告を錦織から受けた県知事の江藤は、ヘブンの招聘は成功だったと喜びました。
ヘブンは日本人の生徒たちに英語を教えることは思っていたより面白い仕事であったとイライザに宛てた手紙に書きました。一方でヘブンは、花田旅館の女中・ウメがまだ医者に診てもらっていないことを知り、約束を破った平太に怒りをぶつけました。
同じ頃、サワが小学校の教師になりました。念願の学校の先生になれたサワをトキは祝福。そんな中、借金取り森山の息子・森山銭太郎が松野家にやって来ました。父が亡くなったことで銭太郎が借金取りの仕事を引き継いだのです。
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感想
前週、ヘブンさんは錦織くんから逃げまくっていました。
花田旅館の女中・ウメちゃんの呼びかけも無視。
無視どころかウメちゃんに対して怒鳴りつけ、ウメちゃんを意味もなく泣かせるという理不尽な行動にまで出ました。
それらヘブンさんの謎の行動の原因をするどく察するトキちゃん。
ヘブンさんは教師の経験がありません。
それに加えて生まれて初めての土地、生まれて初めての国。
ヘブンさん不安でいっぱいです。
そんな不安な気持ちをたった一人だけ見抜いていたトキちゃん。
トキちゃんがヘブンさんの将来の良き理解者となるフラグのようなエピソードでした。
そんなトキちゃんの察しの良さによって、錦織くんはヘブンさんの不安な気持ちを取り除くことができました。
そしてヘブンさんは登校に対して前向きに。
ここまでが前週。
今週はいよいよヘブンさんが登校すうるところからです。
ヘブンさん初登壇
ヘブンさんが英語教師として初めて登校。
中学校の教壇に立ちました。
そして・・・
どうやらヘブンさんの心配は取り越し苦労に終わったようです。
授業初日で生徒たちの心をつかんでしまうヘブンさん。
教師という仕事も想像していた以上に面白いと感じているらしい。
これで大きなストレスは一つなくなりましたが、今度は平太さんとの関係悪化のフラグが立ってしまいました。
ヘブンさんとトキちゃんのストーリー
今週はトキちゃんとヘブンさんの人生にとって極めて重要な週になるはずです。
今週、ヘブンさんは花田旅館を出たいと言い出します。
理由は花田旅館の主人・平太さんとの関係悪化。
前週、花田旅館の女中・ウメちゃんの目が腫れていることにヘブンさんは気がつきました。
子供のころに目を負傷し失明した経験があるヘブンさんは、ウメちゃんの目の腫れが他人事とは思えない。
一方で、目の病気なんてしたことがないであろう平太さんにとってはウメちゃんの目の腫れは他人事です。
放っておけばそのうち治るだろう。
そのぐらいの認識なのでしょう。
ヘブンさんはウメちゃんの目の異常が心配です。
でも平太さんはウメちゃんの目の異常を異常とも思っていない。
そのギャップがヘブンさんを激怒させます。
ヘブンさん、もう花田旅館なんかに住んでいたくない。
このヘブンさんの平太さんへの不満が、ヘブンさんの人生を大きく動かします。
トキちゃんの人生すら動かします。
ヘブンさんは旅館を出ることで女中が必要になる。
一方でトキちゃんはヘブンさんの女中になることを余儀なくされる状況になる。
ヘブンさんとトキちゃんの利害が期せずして一致し、二人の人生が大きく変わる日が近づいてきた予感でいっぱいです。
借金取りが世代交代して息子さんが来たのもトキちゃんの人生が激変するフラグ?
静かに色々なことが動き始めてきました。
でも今回の時点はヘブンさんもトキちゃんも、自分の人生がこれから大きく動く認識はない。
そんな微妙な状態の中、ヘブンさんとトキちゃんのストーリーが動き始めました。
予習レビューと史実のリアルエピソード
今週の主なトピック
第6週「ドコ、モ、ジゴク。」の主なトピックは次の3つです。
1:ヘブンさんが女中探しを始める
2:傳さん死去後の雨清水家の状況
3:女中の話へのトキちゃんの反応
【その1】ヘブンさんが女中探しを始める
今週、ヘブンさんが女中探しを始めます。
この女中探しがきっかけとなり、ヘブンさんとトキちゃんの縁が生まれます。
なので今週の女中探しは物語全体の中でもとても重要なエピソードです。
ヘブンさんが女中探しを始めるそもそものきっかけは次のとおり。
前週、ヘブンさんは花田旅館の平太さんの態度に激怒しました。
花田旅館の女中のウメちゃんが目が痛いと訴えているにも関わらず医者に連れて行かないことをヘブンさんが激怒したわけです。
その後も平太さんはウメちゃんを医者に連れて行かなかったらしい。
改めて激怒したヘブンさん。
その怒りは収まることなく、ついに旅館を出たいと錦織くんに相談。
旅館を出て借家住まいを始めると身の回りの世話をしてくれる人が必要になる。
そこで女中探しを始めるわけです。
【その2】傳さん死去後の雨清水家の状況
今週は久しぶりに雨清水家の三男坊・三之丞くんが登場。
三之丞くんの口から雨清水家の状況が語られます。
今週の雨清水家、かなり厳しい状況です。
傳さんの死後、雨清水家には多額の借金が残ってしまったらしい。
病に倒れる前の傳さんは金策に奔走していました。
あのころに作った借金が残ったのでしょう。
その借金を返済するために、雨清水家はお屋敷と家財道具をすべて売り払ってしまいました。
なので住む家もなくなり、今は親戚の家に厄介になっている。
そんな状況です。
そしてそんな状況下、タエさんはついに物乞いをするまでに追い詰められる。
そんなつらすぎる傳さん死去後の雨清水家の状況が、今週描かれます。
【その3】女中の話へのトキちゃんの反応
今週、女中探しを始めるヘブンさん。
その話を聞きつけた遊女のなみさんは遊郭から出るチャンスとばかりに、ヘブンさんの女中になる心を固めます。
史実の情報によれば西洋人の女中は給金がかなり高額だったのだとか。
一方で西洋人の女中は「ラシャメン(異人の妾)」と呼ばれて軽蔑の対象でもありました。
しかし、なみさんのような立場からしたら、その方がマシに見えたのかもしれません。
ところがヘブンさんがなみさんを却下。
農家の娘ではなく武士の娘が希望とのこと。
そこで、ヘブンさんの世話を託されている錦織くんは、実家が極貧状態にあるトキちゃんに目をつけるものの、トキちゃんは拒否。
いくら極貧だからと言って武士の娘が軽蔑の対象になるなど耐えられないことでしょうから。
しかし、雨清水家の窮状を知り衝撃を受けたトキちゃん。
心が少しづつ動き始め、ついにトキちゃんは・・・
以上が、女中の話へのトキちゃんの反応と、女中の話をめぐっての今週のトキちゃんの動きです。
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おサワさん。教員採用おめでとうございます。おウメさんの眼がトラブルの原因って。
今日の県知事の話振りだと錦織先生は実は先生の資格を持ってないのかな?
大盤石という周囲からの圧力に、応えるのも大変なんでしょうね。
県知事も癖がありそうなので、変に振り回されないといいのですが。