おかえりモネ

未知が挑戦する自由研究 / おかえりモネ 第16回

2021年6月7日(月)第4週「みーちゃんとカキ」

あらすじ

実家の寺を継ぐ気がないため仙台の仏教に大学に通う意味が見出せない。悩む三生はしばらくの間、永浦家でかくまってもらうことに。そして三生は、龍己が手がける牡蠣の養殖の仕事を手伝うことになりました。

そのころの未知は、牡蠣の地場採苗にチャレンジしていました。未知がその研究に取り組むのは、実家の家業の経費削減を目指すものでした。家業や牡蠣の養殖業の将来まで見据えている未知の姿に、百音は圧倒されるばかりでした。

そんな中、未知は「浮遊幼生」と呼ばれる牡蠣の赤ちゃんを人工的に殖やすことに成功。海水の温度が高くなってから原盤を海に入れるつもりの未知に対して、龍己は長年の勘からすぐにでも海に入れるようにアドバイスしました。

原盤を海に入れるタイミングを迷い続ける未知はついに決意を固めました。原盤を今日中に入れると。そんな未知と龍己のやりとりを聞いていた百音は、天候の変動が漁業に大きな影響を与えていることを知るのでした。

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予習レビュー

今週のサブタイトルにある「みーちゃん」とは妹の未知ちゃんのことです。

サブタイトルが示すとおり今週は未知ちゃん週。

そして未知ちゃんの姿を通してモネちゃんが大きな気づきを得る週でもあります。

大きな気づき、それは何をすれば人の役に立てるのかが見えてくる、ということです。

今週のサブタイトルの「カキ」とは牡蠣。

牡蠣を獲るのではなく牡蠣を卵から育てる漁業を実現させることに未知ちゃんは挑戦します。

さて、この挑戦はとても困難なことらしい。

龍己さんのお知り合いの地元の漁師たちが、そんなことは無理だと頭ごなしに否定するくらい難しいのだとか。

しかし未知ちゃんは、気仙沼の漁業の将来を今よりも良くしようと懸命です。

そんな未知ちゃんの姿に心を打たれたモネちゃん、ついに自分が役に立つヒントをつかむことになるのでしょうか。

モネちゃんが自分の進む道のヒントを、生まれ故郷で見つけることができますように。

生まれ故郷でヒントが見つかれば、生まれ故郷への複雑な思いもきっと癒やされることでしょう。

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感想

モネちゃんの人生が動き始める週になりそうな予感

前週のモネちゃんは、月曜日から金曜日まで東日本大震災で負った心の傷を引きずっているかに見えました。

終始、どこか影のある表情を浮かべていました。

しかし今回のモネちゃんの表情には影が見当たらない。

心の傷を完全とは言えないまでもある程度は克服できたようです。

そんなモネちゃんの目に飛び込んできたのは研究に没頭するミーちゃんの姿。

ミーちゃんは高校生にして実家の家業の経費削減に真剣に取り組んでいる。

そればかりか、日本の海から牡蠣が失われないようにするという大きなビジョンまで掲げています。

そんなミーちゃんの姿は今のモネちゃんにはかなりまぶしいかと。

もともとモネちゃんは、将来自分が何をしたいのかがさっぱりわからずに焦りを募らせていました。

そんなモネちゃんは、過去に一区切りつけたことで、それまで以上に将来に目が向いていることが考えられます。

しかし、相変わらず将来自分が何をしたいのかは見えないまま。

そんな中での将来がはっきり見えているミーちゃんの姿はどれほどまぶしいことか。

ミーちゃんのこの姿がモネちゃんの影響を与える、というのが今週のお題となるのでしょうか。

前を向き始めたモネちゃんの人生が動き始める週になりそうな予感でいっぱいの『おかえりモネ』第4週。

ブログ主は今週もブログの更新で手いっぱいの状態ですが、引き続きよろしくお願いいたします。

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POSTED COMMENT

  1. 丹善人 より:

    地元にしっかり役に立とうとしているみーちゃん。それに比べて、高校の3年間、
    役に立つことを一つも見つけられなかったモネ。でも実はヒントは身の回りに
    いkらでもあったのですね。おじいちゃんもお父さんも、みーちゃんもりゅーちんも、
    とっくに気づいていることを、自分の内にばかり目を向けていたモネは気づけなかった。
    今週は、自分の役割に気づくのがテーマなんですね。

  2. オペラ座の怪人 より:

    今週全体のテーマが
    みーちゃんとカキ、なんだね。
    みーちゃんはしっかり勉強して、
    東大の理系とかに行くのかな?

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  3. 秋桜おばさん より:

    モネちゃんが、故郷で心の傷を癒す反面、研究に没頭してるみーちゃん。
    将来が見えていないモネちゃんには、みーちゃんが眩しく見えるだろうけど、みーちゃんが頑張り過ぎてて、おばちゃんは、もっと肩の力抜いたら?なんて思ってしまいます。
    そんな考え甘いのかな。

  4. 還暦のたつお より:

    「しばらく、うちいる?」三生君、モネちゃんのこの言葉、明らかに期待していたな。未知は、かなりハイレベルな事の挑戦しているな。震災からの栽培漁業の復興が動機らしい。妹の方が立ち直って、前を向いている。モネちゃんは気象への興味が少しずつ深まっている。ただその歩みは遅い。三生君の意外な才能。

  5. 魁光3号 より:

    思っちゃったからしょうがないコーナー

    天気予報のシーンでテレビの朝岡さんと食卓の耕治さんの2人が映るカットがありましたが、「昨日何食べた?」のシロさんとケンジを意識したのは間違いなさそうですね(笑)

  6. 魁光3号 より:

    浮遊幼生を養殖場で一から生み出し、育てる。
    一見すると誰もが思い浮かびそうなこと。
    業者を経ずに経費も削減される。

    養殖場には喜びそうなことですが、一方で幼生を取扱う業者にとっては収入がなくなってしまいかねません。

    みーちゃんの若い情熱は昔からの既得権益に風穴を空けようとするタブーへの挑戦にもなってしまいます。

    都会と違い、地域産業になると数も限られるので雇用にも影響するでしょうし…。

    今後みーちゃんが大人の都合に巻き込まれないことを祈ります…。

  7. 還暦のたつお より:

     藤竜也さん。この人の出ているドラマ、映画はほとんど好きだけど、最近だと「やすらぎの郷」二部作の、引退したアクションスターの役が、自分自身と、高倉健さんのイメージをだぶらせて、パロディにしたような感じで良かったな。たけしの映画も、残念な役柄を楽しそうに演じていたし。同世代の役者さんが続々と亡くなられている中、この方にはいつまでもお元気でいてほしいです。

  8. よるは去った より:

    未知「わかった・・・・・今日やる・・・・・・・。」

    ああいう場面を見ると牡蠣もおろそかには食べられませんな。

  9. 名乗る程のものではございません より:

    この週は藤達也さんの出演がかなり多いですね。
    晩年の前田慶次を演じた時もそうでしたが、枯れた藤さんを見るのも何かほっこりしますね。
    若い頃の艶がムンムンだった藤さん(特に『愛のコリーダ』で石田吉蔵を演じた時)を知るからこその感じでしょうかね?若い頃やんちゃだった頃の火野正平さんの心旅と同じ感じで見ています。

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