2021年6月9日(水)第4週「みーちゃんとカキ」
あらすじ
街に買い物に出かけた耕治が昼間から泥酔している新次と遭遇。それは二人にとって久しぶりの再会でした。耕治は新次を飲みに誘いました。そして耕治は、漁師としての豊かな才能を活かそうとしない新次の説得を試みました。
一方、原盤を海から引き揚げるタイミングをめぐって未知と龍己が対立しました。嵐が来る前に原盤を海から引き揚げるよう龍己が言うのに対して、未知は少しでも長く原盤を海に入れておきたいと考えていました。
しかし、未知が原盤の引き揚げのタイミングを見計らっている間に、龍己の言うとおり海は大荒れになりました。原盤を引き揚げるため、未知に代わって海に出た龍己は転倒して怪我をしてしまいました。
龍己が怪我をしたことがきっかけになって、龍己や耕治と未知は激しい口論を開始。龍己や耕治が未知を子供扱いしたことが、未知を怒らせてしまったのです。しかし、百音のとりなしによって家族の対立は丸くおさまるのでした。
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予習レビュー
今週のサブタイトルである「みーちゃんとカキ」に関するエピソードの中で「原盤」という言葉が登場します。
ブログ主にとって耳慣れない「原盤」とは何なのか。
宮城県庁のホームページで調べてみました。
牡蠣は7〜8月頃に産卵。
浮遊幼生(牡蠣の赤ちゃん)が様々なところへ付着する性質を利用して、ホタテ貝の貝殻を連ねた採苗器に浮遊幼生を付着させます。
この浮遊幼生が付着したホタテ貝の貝殻の束が「原盤」と呼ばれるものなのだそうです。
宮城県庁のホームページの記述が難しいため、ブログ主の説明もわかったようなわからないようなものになってしまいました。
ドラマの中で説明があるかと思われますので、わかりやすい解説はその説明を待っていただければと思います。
感想
大人の事情
ブログ主が気になってやまない耕治さんや新次さんの「過去」と「大人の悩み」が、二人の会話場面を通して少しだけ描かれました。
耕治さんや新次さんの語り合う場面で分かったこと。
耕治さんの若いころ、耕治さんがトランペットの演奏に夢中になっていたことはすでにジャズ喫茶のマスターのセリフを通じて明らかになっています。
新次さんが同じ話題に触れることで、耕治さんの過去がより強く印象に残りました。
一方、新次さんがただの漁師ではないことが判明。
新次さんが漁に出たら魚群に当たらない日はない、そんな凄腕の漁師だったようです。
今回、ドラマの中で初めて語られた新次さんの一面。
そんな漁師としての才能豊かな新次さんが、昼間から泥酔するような廃人同然の暮らしをしているのは何が理由なのか。
新次さんの過去がますます気になってきました。
そして、新次さんが今のような状態になった理由のヒントが、未知ちゃんの口から語られました。
どうやら新次さんは船を買うための融資を銀行員の耕治さんに頼んだらしい。
新次さん自身もそのことをほのめかすような言葉を発しました。
しかし耕治さんはその頼みを断ったのか、それとも耕治さんは新次さんの頼みを引き受けたものの銀行内での稟議が通らなかったのか。
そして、耕治さん、亜哉子さん、新次さんの大人たち三人がギクシャクしているのは、この融資依頼が原因なんか。
まだまだ謎ばかりの『おかえりモネ』の大人の事情です。
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亀島は、牡蠣を大きく育てるには良いけれど稚貝を抑制させるには不向きな海、ということだったのですね。
じーちゃんは原盤の扱いについても十分な知識を持っているようで、それなのにこれまで稚貝を買ってきて育てていたのは、それでは稚貝が足りない、そして採算が取れない、ということだった。
亀島で可能な新たな稚貝の抑制方法こそが望まれることであり、未知の研究はそこを外してしまっているようです。
さて、おちょやんで一平が借りていた家もそうだったのですが、百音の家の天窓、気になります。
雨が降ったらダダ漏れです。
もう少し<らしく>してくれないと、ドラマの進行にどうでも良いことが気になって落ち着きません。
ん~~。
「高校生の自由研究」って、自宅に顕微鏡や周辺機器を備えて普通の高校生のレベルとはとても言えない。購入したのだとすればかなりの金額になるはずだし、学校から借りてきたのだとしてもそう簡単に運べるものでもないはず。ここまでやってきて「高々高校生の自由研究にすぎない」くらいに思っていたことに驚きだ。
最後にみーちゃんに苦言を呈すると。
りょーちんの家だけを特別扱いなんて出来ないし、しちゃいけないんだよ…。
耕治さんも痛いほど分かっているし、その中でどうにか出来ないかってずっと思っているはず。
返済出来ない借金を背負いまくったら、みーちゃん自身の生活も成り立たなくなってしまう。銀行は「慈善事業」ではないですから。
前作の借金大王もこうのたまっております。
「♪貸した金返せよ〜」と(笑)
そこがまだ「子ども」なんだよなぁ…。
でもみーちゃんのことだから、頭では分かっているはず。
だからこそ今こう思っているでしょう。
「早く大人になりたい」
と。
百音「粉練ったりするのたいへんだから・・・・・・・。」
はっと汁。
具に練った小麦粉使うとか、岩手のすいとん、福岡のだご汁に似てるかな?
夢だけではどうにもならない現実があって、銀行員であるお父さんにはよくわかる。
とくに3年前の震災からまだまだ立ち直れない状況。でも夢を後押ししたい祖父と、
わかってはいるけれど、具体的現実を知っているお父さんと。
お父さんが銀行員だという設定がここで意味をもっている。
なんだかんだあっても、わだかまり持っていても、ひとつでいられる家族あるある。
大人の事情ってありますもんね。
子ども扱いしないで!って気持ちもわかるけど、子どもだから、知らずに済んでることもあるわけで…。
でも、すっと「ごめんなさい」が言えるみーちゃん、なんていい子なんだ。
何日も仏頂面してた若い頃の自分思い出して、反省しきりです。
漁師のりょーちんお父さんと
銀行員みーちゃんお父さんとは
そういう因縁だったかあ~
ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
新次、耕治間のわだかまり、いまだに深い。先人の経験を素直に聞けないのは、若さか愚かさか?未知、目標が遠すぎて手元が見えていない。間に入る耕治。訥々と銀行員らしく道理を説くが、かえって未知の反感が。耕治は新次の対して銀行員としてできる最善の事をしたはずだが、その中途半端な誠意が新次を傷つけたのでは。モネの強引な仲裁で一旦、家族喧嘩は収まるが、今後どうなる?
とはいえ大人側をフォローをすると、みーちゃんが本気だからこそお金の話をしているんじゃないでしょうか。
「たかが高校生の自由研究」でここまで踏み込んだ話しますか?
ただ付き合って「はいはい。よくできました〜^_^」で普通は終わり。
昨日もコメントした通り見込みがあるからこそです。
みーちゃんは一度のミスで腐らず、研究を継続するだけです。
みーちゃんが話の本筋がズレてしまう程、取り乱してしまうのは本当に珍しい。
優等生に見えて、年相応の脆さを合わせ持つ性格が垣間見えましたね。
正論と金のお話で逃げ道を塞がれると心がバキバキに折れてしまいますよねぇ。
特にお金のお話は社会にまだ出たことのないみーちゃんに話すことはズルいですよ。
そんなもの論理立てて言い返せるワケがないですから。
私が危惧しているみーちゃんが大人の都合に巻き込まれつつあります。
だからといって誰が悪いということもないんですよね。
最後にみーちゃんが謝って、優しく許す耕治さん。
引っ込みが付かない人もやんわり包み込む永浦家。
いい家族です!
龍己「亀島は水深なんだよ・・・・・・・・・・。」
「原盤」・・・・・・・。
話から何となく察するに「亀島」で生まれて「亀島」で育った「牡蠣」はまだない・・・・・ってこと?