2021年12月7日(火)第6週「1948」
あらすじ
大阪で仕事中に事故に遭ってから三ヶ月。骨折した安子の左腕は完治したものの、るいの額の傷は消えず、安子はそのことで心を痛めていました。そんな中で安子は「水田屋とうふ」の一角を借りておはぎを売る商いを始めました。
一方、雉真繊維は焼け残った工場で足袋と学生服の製造を再開。しかし、売上は思うように伸びず、経営を戦前の状態に戻すことが出来ずにいました。意見を求められた勇は、必死になって解決策を模索していました。
安子がおはぎを売るのは、るいの額の傷の治療費を稼ぐためでした。しかし、千吉は安子がるいを連れておはぎを売ることに反対しました。雉真家が嫁とその娘を働きに出しているという噂が立つことを、千吉は避けたかったのです。
安子は一人でおはぎを売ることにしました。安子について行きたがるるいを安子は一喝。そして、るいを雪衣に託し、一人で「水田屋とうふ」に通いました。そんなある日、商店街で言葉が通じずに困り果てている米軍将校に、安子は英語で話しかけるのでした。
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予習レビュー
安子ちゃんとるいちゃんが、大阪から岡山に戻って来た週の2回目。
安子ちゃんは、きぬちゃんの実家の「水田屋とうふ」の店の一角を借りておはぎ売りを始めることになり、物語の主要舞台は再び岡山の商店街に。
いつも整然としていて明るい店内が美しかった「たちばな」はもうありませんが、懐かしい場所に戻れてブログ主は感激です。
さて、女中の雪衣ちゃんという女性が、今週から登場します。
雉真家には、以前から女中さんが何人もいましたが、物語の中に入ってくることはありませんでした。
ところが雪衣ちゃんは、勇くんを好きになってしまうという設定です。
そして、勇くんへの思いを抑えきれなくなってしまうのだとか。
また雪衣ちゃんは、るいちゃんの子守りを引き受けることになります。
おはぎ売りをするのに、るいちゃんを「水田屋とうふ」に連れて行くなという千吉さんの言葉を受けて、安子ちゃんはるいちゃんを、雪衣ちゃんに託します。
大阪では、仕事中もいつも一緒だった安子ちゃんとるいちゃん。
岡山に戻ってから、日中はお母さんと離れ離れになってしまうことで、るいちゃんは寂しさを募らせるのかもしれません。
そんなるいちゃんに対して、雪衣ちゃんはどのように応じるのでしょうか。
追伸:商店街に戻ったことでふと思い出しました。
ケチべえさんの良くできた息子。吉右衛門くんは、その後、どうなったのかが不明ですね。
お母さんの実家がある京都に戻ったのかな?
感想
不吉過ぎるナレーションの回収始まる
前回の最後に語られた不吉過ぎるナレーション。
「安子はこれまでと変わらないるいとの関係がいつまでも続くと思っていました」
この不吉なナレーションの回収が始まりました。
安子ちゃんとるいちゃんが一緒におはぎを売ることを千吉さんは猛反対。
そこまでの展開はブログ主も知っていました。
しかし、安子ちゃんについて行きたがるるいちゃんのことを安子ちゃんが厳しく叱りつけました。
安子ちゃんはるいちゃんを甘やかすようなことはしてこなかったと思いますが、安子ちゃんの性格から考えてるいちゃんを厳しく叱りつけるようなこともしなかったかと。
だから、お母さんから叱られたことはるいちゃんの心の傷になったかもです。
また、大阪に住んでいるときは、いつもお母さんと一緒だったのに、今はお母さんが仕事に連れて行ってくれない。
その理由を幼いるいちゃんが理解できるはずがない。
るいちゃんにしてみれば「理不尽な仕打ち」です。
明日以降も、るいちゃんが小さな心の傷を負う場面があるかと思います。
この小さな心の傷の積み重ねが「これまでと変わらないるいとの関係」に、ヒビを入れることになるのでしょうか。
ダークな雪衣ちゃん
最初の登場から、本心が見えずにちょっと怖いところがあった雪衣ちゃんのダークサイドが次回あたりから表に出てくるのでしょうか。
前回と今回の、勇くんに仕える雪衣ちゃんの描写によって、雪衣ちゃんの勇くんに対する気持ちが見えてきました。
そんな中、あまりにも仲が良過ぎる安子ちゃんと勇くんの二人の姿を雪衣ちゃんが目撃。
雪衣ちゃんは嫉妬を感じたはず。
嫉妬にかられた人は何をしでかすかわかりません。
今週の予告動画でも、雪衣ちゃんがるいちゃんに何やら言い含めているような場面がありました。
次回以降の雪衣ちゃんが何をし始めるのか心配でなりません。
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私は、仙吉さん優しいと思いました。「おはぎはあんたにとって大事なものだろうから」と安子ちゃんがおはぎを作って売ることをやめさせはしませんでしたよね。
きぬちゃんのお豆腐屋さんに卸して、行商の時に一緒に売ってもらうなんてことできないのかしら、って思ってしまったりしました。
そうしたら、ストーリーが違ってしまうでしょうが・・・。
痛々しいるいちゃんの額の傷、刀傷のように見えなくもありません。
将来、時代劇好きの人と結婚するらしいるいちゃん、この傷痕がきっかけになるのかも?と思いました。
みどりさん(YOUさん)じゃなくて、
段田安則お父さんが
おはぎ売りに難色を示したか~
それにしても、勇は野球だねえ。
あの例え話は、どうなるか!?
と思ったら、どうもならんかったわ~
米兵さん(将校さん?)とお花屋さん?
お花屋さんは(何を?)ひたすら謝っていたけど、
米兵さんは「お花売って~」って言っていただけ?
安子、本当の外人さんと英会話をするのは初めて?
通じるか!?
ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
早くも前回の違和感が表に出てきました…。
千吉さんの雉真家としての面子。雪衣さんの明らかに何かを秘めた意味深な視線…。
特に雪衣さんは安子とるいの関係を壊してしまうキーマンになるでしょう。
勇ちゃんを狙う「恋敵」として…。
更に美都里さんもまた今が弱っているだけで回復すればまた風当たりが強くなるはず。
そう。この2人がるいを「洗脳」してしまうことになるかと。
徐々に「安子包囲網」が狭まってきていることがわかる今回でしたね。
最後にアメリカ人将校との出会い。
渡米のキーマンになるはずですね。
金太さんと分かり合えていた千吉さんとは様子が変わって来ましたね。
雉真の孫に固執しているけど、勇ちゃんがいるんだから、勇ちゃんが結婚して子供が出来たらその子が雉真を継ぐことになるのに、何でだろうって思ってしまいます。るいちゃんが男の子ならいざ知らず、女の子なのに。
それに戦後のどさくさで、雉真のメンツなんてどれほどのものなんでしょうか。
雪衣さんも暗い雰囲気を醸し出してちょっと不安。
あの(!)美都里さんが、勇ちゃんとお手伝いさんを結婚させる訳ないのに、安子ちゃんにヤキモチ焼いても仕方ないと思うけど。
たちばなは、商店街では、人も知る名店でしたね。再確認。雉真繊維はやがてジーンズ生産に乗り出すかな。勇君例えが野球過ぎて変。勇君、体育会系の鈍感さと燃え残る安子さんへの好意で、雪衣さんの発する好き好きビームに気付かず。雪衣さんまるで「家政婦は見た」の市原悦子さんのように楽し気に話す安子さんと勇君をじとっと観察。なんか大阪と同じ事始めたぞ。でも地元の人は暖かい。ロバートさん登場。どうストーリーに絡むのかな?
安子「May l help you ?」
この出会いがまた大きく運命を変えるのか?
訂正します。村雨さんは植木職人ではなく庭師でした。