舞いあがれ!

パイロットを志望する舞 / 舞いあがれ! 第21回

2022/10/31(月)第5週「空を飛びたい!」

あらすじ

墜落事故で入院してしまった冬子の代役として、舞は人理飛行機・スワン号のパイロットをつとめたいと名乗りをあげました。しかし舞の希望に対して、部長の鶴田は即座に答えることができずにいました。

一方、スワン号のパイロットになると心に決めた舞は、体力づくりのために中古のロードバイクを分割払いで購入しました。そして、心配する母のめぐみを説得し一人でトレーニングを開始しました。

舞がスワン号のパイロットを目指して行動し始めているころも、舞をパイロットにすべきかどうか、鶴田は決めることができずにいました。そして悩み抜いた末に鶴田は入院中の冬子のもとに足を運びました。

冬子は、スワン号のパイロットの適任者は舞しかいないと告げました。冬子に背中を押された鶴田は舞をパイロットにしようと決断。舞をスワン号のパイロットにすることに刈谷だけは猛反対するものの、舞はトレーニングに励みました。

<<前回20回 | 次回22回>>

第5週 | 第6週 | 第7週 | 第8週 | 第9週
第10週 | 第11週 | 第12週
舞いあがれ!|感想あらすじネタバレトップページ

Sponsored Link

感想

めぐみさんの反応

前週の金曜日にも描かれた、パイロットになりたいと宣言する舞ちゃんのことを心配するめぐみさん。

今回もアバンタイトルでも再び、そのめぐみさんの場面が登場。

そして今回の本編、めぐみさんの気持ちを察した舞ちゃんは、めぐみさんの顔色をうかがいながら、パイロットになりたいという気持ちを今一度打ち明けました。

そのときの舞ちゃんとめぐみさんのやりとり。

小学生時代、五島の祥子さんと暮らす以前のチビ舞ちゃんとめぐみさんとの間で繰り返されたやりとりとそっくりでした。

このままでは、また舞ちゃんが熱を出してしまう!

と、一瞬だけ心配したものの、かつての舞ちゃんにはないものが今の舞ちゃんにはありました。

それは本気の決意。

一方、舞ちゃんの本気を察しためぐみさんも、とやかく細かいことは言わずに舞ちゃんの希望を受け入れました。

五島以来、舞ちゃんとめぐみさんの関係は変わったんだなと確信できる瞬間でした。

ただし、この先のどこかで、舞ちゃんの次の新たな決意に対しては、めぐみさんは正面から異を唱えることになるはずです。

この度のめぐみさんの反応は、その時の布石なのかもしれません。

浩太さんの気持ち

一方、舞ちゃんがロードバイクを買った目的をめぐみさんから聞かされ、舞ちゃんの新たな挑戦を喜ぶわけでもなく案ずるわけでもない浩太さんの複雑な表情が印象に残りました。

ちなみに一週間後の月曜日にも、浩太さんは同じような表情を浮かべるようです。

スワン号の改良に取り組む舞ちゃんと部員たちは、特殊な金属加工が必要となり浩太さんの工場を訪問。

舞ちゃんからの頼まれごとに浩太さんは喜ぶものの、職人の結城さんの一言が浩太さんの顔をくもらせるのだとか。

何人もの男子学生と一緒にやってきた舞ちゃんの姿を見た結城さん、舞ちゃんはそろそろ彼氏ができてもおかしくないお年頃、みたいな発言をします。

その言葉を聞いた浩太さんは複雑な気持ち・・・そんな場面があるようです。

もしかするとこれから、浩太さんの子離れの苦悩も丁寧に描かれるのかもしれません。

舞ちゃんを心の底から可愛がってきた浩太さんのこと、娘が大人になることは嬉しくもあり寂しくもあるはず。

そんな父親の気持ちが描かれることが楽しみなブログ主です。

『カムカム』の小道具

『カムカムエヴィリバディ』の「るい・大阪編」の商店街。

平助さんと和子さん夫婦が営むクリーニング店のすぐ近所のたこ焼き屋の店先にぶら下げっていたタコ。

そのタコがなにわバードマンにあるのを見つけてしまいました。

ブログ主は作品中のネタ探しが大の苦手なんですが、たまたま『カムカム』でジョーさんの背後に映ったタコの姿が脳裏に焼きついていました。

なので珍しく「ネタ」を見つけることができました。

Sponsored Link



予習レビュー

第5週のサブタイトルが「空を飛びたい!」と発表されました。

そして、そのサブタイトルのとおり、飛行機をつくることを目的に大学に入学した舞ちゃんが、飛行機で空を飛びたいと真剣に考えるようになります。

冬子ちゃんの代役としてパイロットに名乗りをあげた舞ちゃん。

しかし、人力飛行機の設計を担当していた刈谷くんは、舞ちゃんをパイロットにするというプランに猛反発してサークルを去って行きました。

舞ちゃんの「空を飛びたい!」という願いへのハードルの一人目が刈谷くん。

そして二人目のハードルも登場します。

サークルの部長の鶴田くんです。

鶴田くんは舞ちゃんの希望に対して即答ができない。

舞ちゃんをパイロットにしていいものなのか、決めることができない。

そんな中で助っ人が登場します。

元々はパイロットだった冬子ちゃんです。

ところで、冬子ちゃんが舞ちゃんをパイロットに推すこの展開にブログ主は安堵しました。

なぜなら、パイロットという花形ポジションの機会を絶たれたら、自分の代役に意地悪をするというのは、こんな状況でのよくありがちな展開です。

しかし、冬子ちゃんはそれとは正反対の考え方をしました。

本作の主要キャラは心優しい人ばかりという視聴者の期待に応えてくれる冬子ちゃんの態度が嬉しくてならない『舞いあがれ!』第21回です。

<<前回20回 | 次回22回>>

第5週 | 第6週 | 第7週 | 第8週 | 第9週
第10週 | 第11週 | 第12週
舞いあがれ!|感想あらすじネタバレトップページ

POSTED COMMENT

  1. 名乗る程の者ではございません より:

    バファローズというチームが初日本一
    という発想はなかったなあ

    自分の中では阪急ブレーブスの後身が26年ぶりの日本一というイメージかな、もし2005年シーズンからライブドアバファローズになっていたら相変わらずバファローズ応援していたかもね

    大阪府本拠地のチームが58年ぶりの日本一、こっちの方がしっくりくる
    58年前に日本一になったのは南海ホークスという大阪スタヂアムを本拠地としたチーム、福岡ソフトバンクホークスの前身
    そう言えば大阪スタヂアムも西宮球場も野球見たことよりコンサートやプロレス見た記憶の方が強いなあ(ギラギラしていた頃のマドンナさんのコンサートはどちらの球場にも見に行ったっけ)

  2. 還暦のたつお より:

    間違えていました。「皇帝のいない7月」ではなくて「皇帝のいない8月」でした謹んでお詫びいたします。

  3. オペラ座の怪人 より:

    あるアマチュアの合唱団に、
    音大卒、声楽専攻、セミプロ級、
    一流のソリストとはお友達、
    っていう女性がやってきて、

    「普段の練習には参加しないけど、
     本番だけ合唱に参加して『あ、げ、る』」

    みたいな感じで、参加を打診してきたんだけど、
    (実際、合唱団の面接に来た)
    合唱団としては、丁重にお断りしたそうです。

    今日の舞いあがれも同様に、
    確かに「漕ぐ」テクニックとしては、
    自転車部から誰か助っ人をスカウトして、
    人力飛行機の操縦席に乗せた方が良い、ような気もするし、
    実際、飛べるような気もするけど、

    それじゃあ、いかんのでしょうな~。
    まあ、私は、大学のサークル活動には否定的で、
    それを今日、書こうと思っていたんだけど、
    まあ、後日にします。

    ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  4. オペラ座の怪人 より:

    それは無理だよ~と言われて、
    「分かってます、でも、うち、やりたいんです」
    と答えるのは、暢子も、舞も、同じ。

    でも、その背景というか、前提というか、が
    全然、違うんだよな~。

    暢子は、とにかく楽天的で、
    そんなに楽天的だと、周りは(登場人物も視聴者も)反発する。

    でも、舞は、自信なさそうに、
    でも、内心は強い決意をもって「やりたい」という。
    だから、周りも応援したくなる。
    ここが、ちむどんと舞いあがれの大いなる違い、だと思う。

    お母様も、チームのみんなも、一度はやめた同期生(?)も、
    応援してくれて、良かったね。

    ヾ(・◇・)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ(・∀・)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  5. 丹善人 より:

    設計者の刈谷さんを除いて、全員が賛成、協力してくれる。特に前パイロットの
    由良さんの積極的支援が大きい。本人もきっちり手順を踏んでまず親の協力を
    取り付ける。まあ自転車買っちゃったし。で、通学も当然自転車で。
    当たり前に見える事柄の重要性、実用性。全員が全員賛成でもなく、認めない人も
    いるのがきわめて自然。そして本人の努力が始まる。こういう努力して頑張っている姿を
    見せてくれてこその物語。当たり前なんだけど、その当たり前をすっ飛ばした
    物語を見てきてしまったからこそ、何でもないような事が素晴らしいと思える現実。

  6. よるは去った より:

    博文「俺は反対たい・・・・・・・・・。」

    この人をどう説得するかも今週の見所かな。

  7. 還暦のたつお より:

    久留美さん値切れるのか?でも舞さん断った?表示価格であのバイク買ったのか?多数決、空さんの賛成で決定。理詰めの刈谷を説得できるか?二か月は厳しいなあ。

  8. 還暦のたつお より:

    名乗る程の者ではございません様。「御園橋のジュリー」の名前が出た時点でお察しかと思いますが私も京産大生です。同じ学部学科の一年先輩に北野誠氏がおられますが面識はありません。
    あと「戦国自衛隊」であえて良かったところと言えば。
     1、それこそイチから作った61式戦車
     2,幟を駆け上ってヘリを撃墜する真田広之。ただし斬られたヘリのパイロットが俳優じゃなくてヘリのレンタル会社の社員で、彼の素人芝居がひどかった。
     3、前にも書いたけど乱暴狼藉をする幸楽のマスター
     4.「皇帝のいない7月」を連想させる役柄だった渡瀬恒彦。
      とりあえず、録画した奴をもう一回見返しています。

  9. 名乗る程の者ではございません より:

    よるは去った様

    金曜日のコメントに反応します
    私もサンダーバードと「雷鳥」和名直訳と思っていました(そもそもJR西日本が大阪北陸間をつなぐ特急雷鳥の後継車両をサンダーバードと名付けましたし)
    しかしながら、実際のところ雷鳥はあまり飛ぶ習性がないことや「5 4 3 2 1」のカウントダウンから爆煙を上げて発進する国際救護隊を取り上げた人気番組のイメージから飛行機名はサンダーバード号の方がしっくりくるとも思います

  10. 名乗る程の者ではございません より:

    私は某転職サイトのCMがめちゃくちゃキライです、理由を問われても生理的にウザイと感じてしまうということ以外答えようがございません
    しかしながら、このドラマで冬子さん並びに演じる古谷彩子さんにはかなり好感持ちました
    そこで改めて某転職サイトのCMを見たらあら不思議CMまで好感あがり良く見える・・・なんてこたあございません、やっぱりウザイです

還暦のたつお へ返信するコメントをキャンセル