舞いあがれ!

テスト飛行に挑戦する舞 / 舞いあがれ! 第25回

2022/11/4(金)第5週「空を飛びたい!」

あらすじ

スワン号のテスト飛行の日が近づく中、なにわバードマンの部員たちは駆動試験を行いました。その日、由良は舞に操縦桿の扱い方を教えました。コックピットに乗った舞は、操縦する際の感触を身をもって体験しました。

同じころ、浩太は会社の社名を「岩倉螺子製作所」から「株式会社IWAKURA」に変更し、会社が目指すところを従業員たちに宣言。自社が製造した部品を飛行機に乗せたいという夢を語りました。

一方、テスト飛行を目前に控えた舞は、その後もトレーニングを続けていました。そんな中で舞は、悠人に実家の近況を報告。しかし悠人は、浩太の工場が社名を変えたことに関心を示すことはありませんでした。

そして迎えたテスト飛行の日。テスト飛行直前までトレーニングを行っていた舞は、なにわバードマンの面々に見守られながらスワン号のペダルを漕ぎ始めました。そしてついに、舞を乗せたスワン号は滑走路を飛び立つのでした。

<<前回24回 | 次回26回>>

第5週 | 第6週 | 第7週 | 第8週 | 第9週
第10週 | 第11週 | 第12週
舞いあがれ!|感想あらすじネタバレトップページ

Sponsored Link

感想

浩太さんの2008年、悠人くんの2008年

今週は悠人くんが再び登場しましたが、相変わらず悠人くんは父親の工場のことには関心をはらわず。

関心をはらわないというよりは積極的な無視と言った方がいいのかもしれません。

しかし、浩太さんと悠人くんという全く異なる方向を向きながら歩いているこの親子、実は意図せず同じところに引っ張られているような気がしてなりません。

同じところとは年内の放送で描かれることが予想されるリーマンショックです。

今は2004年、リーマンショックは2008年。

リーマンショックの直前のタイミングで、浩太さんは銀行から融資を受けて工場の規模をさらに拡張します。

この設備投資がリーマンショックの中でどのような結果を招いてしまうのか。

ブログ主はそのことが心配でなりません。

一方の悠人くんもまた、リーマンショックの影響から逃れることができないカテゴリーにいるわけです。

浩太さんの晴れ姿を描いたその日に、こじらせ悠人くんをわざわざ登場させたのは、岩倉父子の2008年の何かを暗示しているような気がしてなりません。

浩太さんの夢、舞ちゃんの夢

株式会社IWAKURAに社名を変えた浩太さんの工場の好調ぶりは、次週の放送の中でも描かれます。

そして、自社のネジを飛行機に乗せるという浩太さんの夢は、次週では、自社のネジを舞ちゃんが製造を手掛ける飛行機に乗せるという夢に進化します。

ところが、浩太さんの夢が進化した頃。

舞ちゃんの夢もまた進化しています。

飛行機の製造に携わりたくて航空工学を専攻した舞ちゃんでしたが、スワン号での飛行体験をきっかけに舞ちゃんは旅客機のパイロットになることが新たな夢に。

同じゴールを目指していた浩太さんの夢と舞ちゃんの夢に違いが生じます。

浩太さんと舞ちゃんのことです。

夢の方向にズレが生じたところで親子関係がギクシャクするようなことはないでしょう。

また、夢の方向にズレが生じるのは、舞ちゃんが大人になった証とも言えます。

実際、次週の前半ではこんな場面があります。

スワン号に難しい金属加工が必要になり、舞ちゃんは部員たちを引き連れて浩太さんの工場を訪問。

男子部員たちに囲まれている舞ちゃんを見て、職人の結城さんが一言。

「舞ちゃんはそろそろ彼氏が出来るお年頃」

その一言を聞いて浩太さんは複雑な心境になるという描写があります。

その描写はもしかすると舞ちゃんが大人になり「夢にズレが生じる」ことへのフラグなのかもしれません。

次週の予告の中で、記録飛行の本番のコックピット内の舞ちゃんの映像が挿入されていました。

その一瞬の映像だけで十分に涙腺が刺激されるほどでしたが、そんな劇的な場面を経て、舞ちゃんが自分の人生を飛び立つのが次週のお題のような気がしてきました。

Sponsored Link



予習レビュー

今回、今週のサブタイトルである「空を飛びたい!」が回収されるはずです。

舞ちゃんがテスト飛行に挑み、テスト飛行は無事に終了。

舞ちゃんがついに空を飛ぶ経験をします。

しかし、舞ちゃんが想像していた以上に体力を必要とすることがわかり、次週描かれる記録飛行の本番に向けて、さらなるトレーニングが続くものと思われます。

舞ちゃんがついに空を飛ぶ今回か、あるいは前回あたり。

浩太さんも「飛躍」を始めます。

前週で熱心にコーポレートアイデンティティに取り組んでいた浩太さん、社名を変更して夢に向かってさらなる飛躍を目指します。

夢とはもちろん、飛行機の部品を製造するという夢です。

舞ちゃんのストーリー、そして浩太さんのストーリー。

飛行機という夢を共有する父と娘のストーリーが本格的に動き始めました。

追記:一方で貴司くんの苦悩が深くなってきました。

人間関係の悩みとは無縁に見えるからと、人を相手にしないで済むシステムエンジニアという仕事を選んだ貴司くん。

実際の仕事現場では営業も求められるようで、それが貴司くんの悩みのもとに。

貴司くんには親近感をおぼえているので、彼のことがとっても心配なブログ主です。

<<前回24回 | 次回26回>>

第5週 | 第6週 | 第7週 | 第8週 | 第9週
第10週 | 第11週 | 第12週
舞いあがれ!|感想あらすじネタバレトップページ

POSTED COMMENT

  1. 還暦にたつお より:

    IWAKURAの事業規模拡大。看板お披露目と社長挨拶に遅れてやって来たのは銀行員?兄のパソコン、株価は下降気味。なにか不吉な前兆。スワンと舞は文字通り宙に舞ったが、どれだけ距離が伸ばせるか?果たして。

  2. 名乗る程の者ではございません より:

    刈谷パイセン、スキンヘッドのマッチョマンになりたいと本日のあさイチで言ってたみたいですね
    スキンヘッドのマッチョマンで一番に連想するのはドウェインジョンソンですね
    というか、どうもドウェインジョンソンという名前には馴れない、私にとっては今でもWWEのロック様と呼ぶ方がすっきりしますね

  3. ずんこ より:

    拗らせお兄ちゃんは、舞ちゃんからの電話には出るんですね。
    何のかんのと言いながらも、すぐに社名を検索してホームページを見て…。
    気にはなるけど敢えて無視、といった感じ?
    電話を切った後の「オモロい奴っちゃな」のつぶやきに、兄としての愛情を感じました。
    悠人くんなりに、舞ちゃんが可愛いのでしょうね。
    でも気になるのは、画面を見つめる浮かない表情。
    舞ちゃんとの兄妹の絆が、将来闇落ちしたとしても悠人くんの救いになるように思います。

  4. オペラ座の怪人 より:

    金曜日の、
    最後だけ、
    少しだけ、

    飛びました!
    飛べました!
    おめでとう! 舞ちゃん!

    ビズリーチ由良も、
    バードマンのみんなも、
    おめでとう!

    ♪ヽ(´▽`)/ ♪♪(~▽~@)♪♪ρ( ^o^)b_♪♪ヽ(*´▽)ノ♪へ(*^▽^)/★*☆♪

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  5. 丹善人 より:

    とうとう舞いあがりました!
    自転車を漕ぐ速度もダントツに上がりました。頑張りが目に見える。
    短い期間でよく頑張った。
    両親は長崎で出会ったんですね。で、その大きな会社を辞めて東大阪に。
    夢を一旦中断して。

    親からの電話には出ないお兄ちゃんも、可愛い妹からの電話には出るんだ。
    インドアの兄貴とアウトドアの妹と。今までに無い良い組み合わせかも。

    来年「鳥人間」を見るときは、見方が変わってることでしょうね。

  6. 還暦のたつお より:

    25話は、朝昼の放送が見れないので、明日録画したものを見て再度感想を書きます。

  7. 名乗る程の者ではございません より:

    トレーナーが松葉杖

    この姿に既視感、ウルトラマンレオでレオの人間の姿であるゲン隊員を特訓するダン隊長(ウルトラセブン)だわ、松葉杖ではなく完全にサイズが合っていない杖でフラフラな姿なんですがね
    ダン隊長が鬼の形相で怒鳴る「その顔はなんだ、その目はその涙は、その涙で地球が救えるのか?」はウルトラシリーズ屈指の名セリフで、熟年になったゲンはウルトラマンメビウスにこのセリフで叱咤しています、因みにレオはセブンの息子であるウルトラマンゼロを師匠として鍛えています

  8. 落合明人 より:

    まだだいぶ先になりますけれどもまだだいぶ先になりますけれども舞えちゃん恋人結婚相手なんでかけれども私の予想で環小学校の幼なじみ大学の同級生じゃないみたいね五島で大阪に帰るなてここで雪合戦おしないかて言っていた男の子それとも職場の同僚見たいねなつぞらおかえりモネカムカムちむどんどんいずれかも幼なじみ学校同級生じやなかたからね  

  9. 名乗る程の者ではございません より:

    近鉄バファローズネタ

    先日のコメントで梅津に飾られている近鉄ユニフォームレプリカの背番号21を岩隈久志とコメントしましたが修正します、盛田幸妃の背番号でもあります
    ベイスターズ時代には佐々木大魔王とともにWストッパーだった投手、落合さんが現役時代に最も苦手としたキレのあるシュート、近鉄時代には奥さんの献身的な支えもあり脳腫瘍から奇跡のカムバックを果たし優勝にも貢献した不屈のストッパー・・・人情味溢れる梅津の大将が好きな選手だったはず、病気が再発し45歳の若さで早逝した際には大将も泣いたんだろうね

コメントを残す