2024/4/29(火)第5週「人生は喜ばせごっこ」
あらすじ
寛に背中を押され、嵩は美術学校の図案科を受験すると決意。そんな中、美術の学校の受験科目にも苦手な数学があることが分かりました。しかし嵩は、数学を克服するために猛勉強を始めました。
一方、女子師範学校のあまりの厳しさに弱音を吐き泣き出すうさ子を、のぶは励ましていました。そこへ姿を現した黒井は、のぶとうさ子に「御国のために強くなりなさい」と叱咤。のぶは「負けない」と自分に誓いました。
そんな中、のぶは一ヶ月ぶりに朝田家に帰って来ました。女子師範学校に入学してから初めてとなる朝田家への帰還。家族に囲まれたのぶは、この家に生まれてきてよかったと家族に告げました。
のぶが帰って来たことを知った嵩が朝田家にやって来ました。美術学校に進学し絵を描いて生きていくことを嵩はのぶに報告。報告を受けたのぶは嵩に告げました。嵩は絵を描くために生まれてきた人だと。
第10週 | 第11週 | 第12週 | 第13週
あんぱん|感想あらすじネタバレトップページ
感想
うさ子ちゃん
うさ子ちゃんが女子師範学校に進学したのがずっと謎でした。
女学校時代は、お嫁に行くのが憧れだったのに。
そして女学校時代の描写の中で、うさ子ちゃんの変化の描写もなし。
なので、うさ子ちゃんが女子師範学校に進学したことが不思議でなりませんでした。
しかし、うさ子ちゃんの進学の理由が判明。
気に入らない縁談から逃れるため。
そんな理由なら納得です。
そして、そんな理由からこそ今の環境はうさ子ちゃんにはつら過ぎます。
気に入らない縁談よりはマシだろうと逃げてきた先は、もしかすると気に入らない縁談よりも厳しい環境。
入学して早々に後悔するのも無理はありません。
ところでちょっとネタバレが含まれますが、うさ子ちゃんは将来、今は恐怖の対象でしかない黒井先生の部下になります。
自ら望んでその道を選びます。
メソメソ泣いているうさ子ちゃんがどのように変化していくのか。
要注目です。
のぶちゃん
女子師範学校の受験で不合格を覚悟していたのぶちゃんの合格理由も判明。
体操の成績が群を抜いてよかった。
この理由にも納得です。
ハチキン&韋駄天ののぶちゃんです。
他の追随を許さないレベルの身体能力を持っているはずなので。
受験の際に、のぶちゃんは苦手な裁縫はかなり残念なレベルでした。
他の教科も、嵩くんや千尋くんから勉強を教わった場面から推測するに、それほど高得点は取れそうもない。
そして面接では大失点。
大失点のその理由は、遅刻寸前で受験会場に到着し、そのことを「寄り道」と思われてしまったこと。
これらいくつものマイナス要素をくつがえしてしまったのぶちゃん。
この高い身体能力は今後も何かで生かされるのでしょうか。
黒井先生
受験のマイナス要素を高い身体能力の一点だけでくつがえしてしまったのぶちゃん。
群を抜いた才能なら、どのようなジャンルの才能であれ価値あることです。
しかし、黒井先生は「あなたの価値はそれしかない」と言う。
そんな時代だったからなのか。
それとも黒井先生の性格によるものなのか。
色々と偏りすぎている黒井先生ですが、物語中盤の頃にどのような状況に置かれるのか。
というのも、本作の主人公の職業を教師にしたのは、世の中の価値観の激変に苦悩する姿を描くためだったと何かの記事で読みました。
世の中の価値観の変化に、のぶちゃん以上に影響を受けるのは黒井先生のはずです。
そして黒井先生の性格から考えて、世の中の価値観が変わって、手のひらを返すように自分の価値観を安易に変えたりはしないでしょう。
黒井先生、かなり苦しむことになるのではないかと。
今のところ、黒井先生がこの先でどうなるのかは明らかにされていません。
しかし、これだけ強烈なキャラです。
しっかりと回収されることを期待しています。
予習レビューと史実のリアルエピソード
のぶちゃんが女子師範学校に入学
前週から数ヶ月がスキップして昭和11年(1936年)4月。
今週、のぶちゃんが女子師範学校に入学します。
のぶちゃんが進学した女子師範学校は全寮制なのだそうです。
なので今週からのぶちゃんの主要舞台は朝田家から師範学校に移動。
ただし、朝田家にも度々帰るみたいなので、朝田家の人々の登場場面もたくさんあります。
というわけで、のぶちゃんは実家を巣立ち、寮生活が始まります。
今週はそんなのぶちゃんが朝田家巣立つところがスタート。
カマジイは涙をこらえて見送るらしいのですが、涙と笑いを誘う場面になるのかも。
嵩くんは商店街の柱の陰からそっと見送ります。
のぶちゃんに声もかけられない。
嵩くん、のぶちゃんがいなくなることが寂しすぎて声もかけられないのかもです。
女子師範学校での新生活
女子師範学校での新生活がスタート。
教室で、のぶちゃんの隣の席には女学校時代からの友人のうさ子ちゃんもいます。
お嫁に行くのが憧れだったうさ子ちゃん、いつの間にか学校の先生を目指すようになったみたいです。
さて、のぶちゃんとうさ子ちゃんの担任の先生は黒井雪子という女性。
国語と体操を受け持つ厳格な先生です。
厳格というのは、当時の国家の方針を守ることに対して厳格。
例えば・・・
のぶちゃんがこんなふうに言います。
自分は家族の支えがあってここに来たと。
そんなのぶちゃんに対して、黒井先生曰く「皆さんの学費は官費。御国のために尽くす覚悟のない者は去りなさい」と厳しく叱責。
そんな時代のそんな先生、それが黒井先生。
日本婦人の鑑にたるべき女性教師になってもらう、というのが黒井先生が生徒たちに強く求めることです。
入学早々、のぶちゃんとうさ子ちゃんは自信を失います。
特にうさ子ちゃんはは間違ったところに来たかもしれないと考えるらしいです。
女子師範学校のルール
厳しい先生がいるだけに学校のルールも寮生活のルールも厳しいです。
朝は6時半起床。
先輩よりも早く起床し、先輩たちのお世話をしてから7時に朝食。
8時半に登校。
寮に戻って午後6時に夕食、7時から9時までは自習。
就寝は9時半。
これで1日が終わりかというとそうではなく、就寝中に先輩がトイレに行く時は、先輩に起こされます。
そして先輩のために洗面器に水を入れて待機。
そんな生活なので、のぶちゃんもうさ子ちゃんも、そして他の同級生たちも眠気に耐えながらの授業。
そんな学園生活が始まります。
うさ子ちゃんの変化
今週、なぎなたの訓練の場面が何回もあるようです。
指導するのは黒井先生。
うさ子ちゃんはかなり下手らしい。
なので黒井先生にかなり厳しく叱責されることに。
運動神経の高いのぶちゃんも黒井先生にはかないません。
のぶちゃんとうさ子ちゃん、強くなろうと誓い合います。
そして・・・
その後、うさ子ちゃんははみるみる上達し、黒井先生が教師としての目標になるまでに。
うさ子ちゃんの変化とその変化に対するのぶちゃんの反応、要注目です。
第10週 | 第11週 | 第12週 | 第13週
あんぱん|感想あらすじネタバレトップページ
黒井先生が、相変わらずおっかない。
でも、生徒一人ひとりをとてもよく視ていてその特性を十分理解している様子。
そして一人ひとりをああやってフォロー(?)、叱咤激励して回っているのでしょう。
そういう点では、とてもいい先生とも言えますね。
ドラマ冒頭の竹野内豊さん、演技が染みる
反町隆史さんもそうだけど「ビーチボーイズ」の二人はホント良い齢の重ね方をしているなあ😮
今日はソニンさんの出演なかったなあ
ソニンさん、ワイは好きなんだよね、「しくじり先生」見て以来