2022/10/13(木)第2週「ばらもん凧、あがれ!」
あらすじ
自分で出来ることが増えるにしたがい、これまで繰り返していた舞の発熱は落ち着いてきました。そして、舞の日々の様子をめぐみに知らせることによって、祥子とめぐみの間にあったわだかまりも少しづつ消えてゆきました。
そんなある日、ジャムを届けるために、舞は一太の母・莉子を訪問。そのとき、妊娠中の莉子が産気づきました。莉子を助けようと、舞は無我夢中で祥子のもとへ走りました。舞は全力で走ったものの、その日、熱が出ることはありませんでした。
月日は流れ夏になりました。浦家では一太の弟のためにばらもん凧が完成。一太は舞を凧あげに誘うものの、失敗を恐れた舞は一太の誘いを断りました。その数日後、凧あげチームに入れずショックを受けた舞は久しぶりに熱を出しました。
舞は祥子に、凧あげに失敗するのが怖いと打ち明けました。舞の気持ちを知った祥子は言いました。舞は人の気持ちを大切にできるのだから、自分の気持ちも大切にしろと。電話を通してめぐみにも背中を押された舞はある決意を固めました。
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感想
めぐみさんが言いたかったこと
今回のアバンタイトル、めぐみさんと祥子さんの電話を通しての会話の場面。
電話を切る間際、めぐみさんが祥子さんに何かを言いかけたものの、言うのをやめました。
あのとき、めぐみさんは祥子さんに「ありがとう」と言いたかったに違いない。
でも、きっと照れがあったのでしょう。
めぐみさんは何も言いませんでした。
しかし、めぐみさんが何も言わなかったことで、かえってめぐみさんの祥子さんに対する気持ちが伝わってきました。
祥子さんもまた、めぐみさんの気持ちがわかったに違いありません。
祥子さんとめぐみさん、こじらしてしまった母と娘の関係はもう大丈夫と思える瞬間でした。
追記:そして、「ありがとう」の一言をあえてやめさせることで、気持ちをしっかりと伝えてしまう脚本家の先生。
彼女は脚本家であると同時に歌人でもあるとのこと。
言葉を省略することでより深く伝える技をお持ちなのでしょう。
プロの技に感服する瞬間でもありました。
舞ちゃんの最後の試練
熱を出すことが少なくなった舞ちゃん。
莉子さんを助けるために熱を出すこともなかった舞ちゃんに最後の試練。
失敗は悪いことではないと頭ではわかっていても、心の中ではやっぱり失敗は怖い。
まして、一太くんの凧を壊してしまったという失敗をすでに経験している舞ちゃんは、同じ失敗を繰り返してしまうことが怖い。
そして、その失敗によって人を傷つけてしまうのが怖いのでしょう。
そんな舞ちゃんに贈った祥子さんの言葉が胸に沁みます。
舞は人の気持ちを大切にできる。
だから、自分の気持ちも大切にしろと。
そして、めぐみさんもまた、舞ちゃんが自分の気持ちに素直になることをすすめてくれました。
そして今回の最後、舞ちゃんが最後の試練を乗り越えるフラグが立ちました。
次回あたり、めぐみちゃんは最後の試練を乗り越え、次週は成長後のヒロインの幼少期を描かれるのでしょう。
幸福な時間の象徴
久しぶりに熱を出した舞ちゃんが、少し楽になったと言って布団から出てきて、海の見える縁側で祥子さんと話をする場面。
海を眺めながらおだやかに会話を交わす祖母と孫をとらえた映像の美しいこと。
前々作『カムカムエヴリバディ』でも、似たような映像がありました。
大阪でささやかな菓子屋を営む安子ちゃんとチビるいちゃんの「カムカム英語」に聞き入る母と娘の後ろ姿をとらえた映像です。
その映像は、その後のるいちゃんにとっての幸福な時間の象徴のようになりました。
ただし残念なことに、その映像は忘れてしまいたい幸福な時間の象徴でした。
今回の、祥子さんと舞ちゃんの幸福な後ろ姿は、舞ちゃんにとっていつまでも忘れたくない幸福な時間の象徴となるよう祈るばかりです。
予習レビュー
これまで繰り返されてきた舞ちゃんの発熱が、少しづつ落ち着いてきた模様。
そして、今回か次回のどちらかで舞ちゃんの原因不明の発熱は治癒するはずです。
今回、舞ちゃんは一太くんの家を訪問。
ちょうどその時、一太くんのお母さんの莉子さんが産気づいてしまう。
激しい陣痛に見舞われ苦痛に顔をゆがめる莉子さんのために、舞ちゃんは祥子さんのもとへ全力で走ります。
走ったらまた高熱を出しかねないのに。
しかしこのとき、舞ちゃんは熱を出さないのだとか。
ちなみに舞ちゃんの発熱の原因は心の問題のようです。
そんな舞ちゃんが全力で走っても発熱しないのは、心の問題がほぼ解決したから。
舞ちゃんは、自分のことを自分で出来るようになります。
そして、失敗をおそれることもなくなる、と言いたところですがもう一回だけ失敗をおそれる場面が今回か次回にあるはずです。
このハードルを乗り越えたとき舞ちゃんの心の問題は完全に解決。
もう発熱を繰り返すこともなくなるのでしょう。
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ネタバレです。読まないでください。
舞ちゃんが隣の家の子に絵葉書を送ったことが伏線になってるんですね。
何で 五島と関係の無い彼が五島に行くのか謎だったけれど、あの絵葉書の
景色を見たかったんですね。
あの宴会に入りたかった。舞ちゃん今度はめぐみさんともうまくやれそう。明日の凧あげが楽しみ。五島編は明日で最後かな、でももっと見たかった。
子どもの成長は、行ったり来たり。
成長したなと思えば、逆戻りしたりします。
舞ちゃんも随分と逞しくなり、あんなに走り回っても熱を出さなくなった。
でもやっぱりまだ不安は心の中にあって、失敗を恐れて凧揚げを尻込みしてしまった。
舞ちゃん、自信は「やってみる」ことをしないと、つかないんだよ。
そんな舞ちゃんの背中を、めぐみさんが押してあげましたね。
今まで心配なあまりブレーキばかりかけてきためぐみさん。
舞ちゃんと離れている間に、めぐみさんも成長されたようですね。
でも、舞ちゃんの成長は、別れに繋がります。
祥子さんとの島での暮らし、一太くん始め素敵な島の人たちとの別れが、近づいています。
ちょっぴり寂しいです。
めぐみ「舞の熱・・・・・・・どがん・・・・・・・?」
祥子「たまあに出るがってん・・・・・・・・回数は減ったとよ・・・・・・・・。」
元気そうな笑顔で胡瓜畑の手入れをしている舞ちゃんの姿が可愛い過ぎ!!
五島の人たちの素朴な優しさが胸に沁みます。初対面の時から優しかった一太くんに怒られて、舞ちゃんそれはそれはショックだったでしょうね。
きっと一歩踏み出せば、元通りの一太くんになってくれると信じてます。
五島の念仏踊りでも、ご先祖さまを大切にする風土が映し出されて、ここでも心がじんわり温かくなりました。
めぐみさんと舞ちゃんに会いたくて、でも、昔犯した失敗から14年も会えなくて、やっと手元にやって来た舞ちゃんとの日々は、祥子おばあちゃんにとっては宝物のような毎日でしょう。これまでのような断絶はないはずですが、濃密な時間を過ごした後のお別れはさぞかし寂しくてたまらないと思います。
心で涙を流しながらも、舞ちゃんの為に背中を押してくれるんだろうな。
すっかり祥子おばあちゃんのファンになってしまった私はまた号泣間違いなしです。
大阪の隣家少年に絵葉書、
「私は元気です」って文面に対して、
少年はあんまり喜んでいる感じではなく、
舞ちゃんが、まだ帰って来ないのが寂しいのか?
舞ちゃんが、もう帰って来ないと心配しているのか?
ん?
一太君との三角関係?と思ったら、
一太君とは喧嘩状態?
ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
今日は完璧に熱が出る原因がはっきりしました。
どれだけ走っても、本当は大丈夫。でも人のことを気にしすぎる余り、
自分の思いを押さえつけていることから来るストレスが原因。
自分の思いをはっきりと表明できない。誰かさんと真逆ですね。
だからこそ、頑張れ、と応援したくなる。
そして、お母さんにも改善の兆しが。何をやりたいのか、自分の気持ちを
大事にしなさいと。
マイナスから始まった物語が前へ、上へと舞いあがっていく。
マイナスから始まった朝ドラの評判を一気に上げてくれるのかも。
とりあえず言わせてもらうわ!
浴衣ねるちゃん、可愛い過ぎるやろ!
( ≧∀≦)ノ( ≧∀≦)ノ( ≧∀≦)ノ
名乗る程の者ではございません様。早速のフォローありがとうございます。生来の粗忽振りに加齢が加わってミスが多くなっています。また間違い等があればご指摘お願い致します。関係無いけど亀山(寺脇康文)年取ったなあ、右京さん(水谷豊)はじわじわ年取っているのを見てたから何とも思わなかったけど。美和子さん(鈴木砂羽)も実年齢50代、こっちも老けるわけだ。あと宮沢エマさんの活躍振り。彼女の祖父の事なんか知らない人の方が多いんじゃないの。