2023/5/11(木)第6週「ドクダミ」
あらすじ
「十徳長屋」に空き部屋があることを知った万太郎は、部屋を借りることはできないかと差配人のりんに尋ねました。粗末な「十徳長屋」に部屋を求める万太郎にりんは困惑するものの、万太郎は本気で部屋を借りたいと考えていました。
「十徳長屋」を下宿先にすることが決まった万太郎と竹雄は、住居用と研究室用に二間を借りることにしました。そして「十徳長屋」の差配人・りんや住人・福治たちに手伝ってもらいながら大量の荷物を運び入れました。
腰を落ち着けた万太郎は倉木から求めらていれた金を払いました。しかし倉木は、万太郎の行動を「施し」と考え反発しました。倉木は「雑草」に大金を出す万太郎の考え方がどうしても理解できなかったのです。
倉木が口にした「雑草」という言葉に万太郎は反応。万太郎は倉木に言いました。雑草という名の草花はない。名のない草花に名をつけるのが自分がやることなのだと。そして、万太郎と竹雄は「十徳長屋」で新しい生活を始めました。
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感想
十徳長屋の人々
十徳長屋の人々は、貧しいながらも肩を寄せ合い生きている心優しい人々。
というステレオタイプの貧乏キャラで構成される群像劇が繰り広げられることを想像していたのですが。
心優しいながらもかなり腹黒い人々、それが十徳長屋の住人のようです。(笑)
万太郎くんがすごい金持ちらしいということがわかってから、もっと掃除を丁寧にしようと態度が急変。
しかし、すごい金持ちの実家から勘当同然の身であることがわかり態度が再急変。
実にわかりやすい人々です。
しかし、ブログ主が一番反応してしまったのは次の一点。
棒手振りの福治さんが「ただれた暮らしはよくない」みたいなことを言った直後、その娘が「ただれた暮らし」という言葉に激しく反応。
まだ幼さなが残る女の子がそこに反応するのかとビックリです。
朝ドラなのでエグい描写はないかとは思いますが、何が飛び出してくるのか予測不能のキャラたちのようです。
倉木さん
倉木さんは
・上野戦争を生き延びた元彰義隊員
というキャラクター設定です。
前回、一瞬だけ登場した背中の斬り傷は上野戦争で負ったものと思われます。
彰義隊(しょうぎたい)は、幕末期に江戸幕府の警護などを目的として結成された部隊。
江戸幕府からの任を受け江戸の治安維持を行っていたものの、上野戦争で明治新政府軍に敗れて解散。
ウィキペディアによれば、彰義隊の生き残りは厳しく詮議されたということです。
ところで「明治新政府軍に敗れ」で思い出すのは『マッサン』の主人公の北海道での師匠的な存在だった森のクマさんこと森野熊虎(演、風間杜夫)です。
森のクマさんは元は会津藩士の子息。
会津藩は戊辰戦争で明治新政府軍と戦ったものの敗北し、その結果会津藩は「朝敵」に。
森のクマさん一家も逆賊として故郷を追われ北海道で過酷な暮らしを強いられた過去がドラマの中で語られていました。
倉木さんが参戦した上野戦争は戊辰戦争の一環です。
なので、森のクマさん一家と同様に肩身の狭い立場に立たされているのかと。
倉木さんの背中の斬り傷以上に深い心の傷。
その傷は癒えることがあるのか。
闇の深い訳ありキャラクターが登場しました。
「峰屋は若の財布じゃない」
竹雄くんが万太郎くんに厳しく言いました。
「峰屋は若の財布じゃない」
万太郎くんはこの言葉を自分の口で言わされるものの、これから先に万太郎くんがこの言葉どおりに行動するとは到底思えない。
この言葉の真逆の行動を次々にとることになるフラグが今回の最後の場面かと思われます。
参考までにリアル万太郎くんは家業の経営が行き詰まるまで実家を財布にしていたのだとか。
実家という財布がなくなったあとは、奥さまの必死の働きによって、家計を支えることに。
ストーリー後半では寿恵子ちゃんのそんな描写が出てくるかも知れません。
一方、万太郎くんの「お財布」の将来は、綾ちゃんと竹雄くんが引き継ぐことに。
峰屋を財布にする万太郎くんと「財布」の婿になる竹雄くんの関係がどのようなことになるのか。
そんな先のことを心配してしまった『らんまん』第29回でした。
予習レビュー
今週ついに万太郎くんが運命の人・寿恵子ちゃんと再会します。
一方のリアル万太郎くんの「運命の人」はどんな女性だったのか。
簡単にまとめてみます。
リアル万太郎くんの「運命の人」の名は小沢壽衛(おざわすえ)。
実在の「運命の人」の名前に「子」をつけた名が、ドラマの中の「運命の人」の名前になったようです。
ドラマの中の万太郎くんが寿恵子ちゃんを見そめたのは初めての上京の折でした。
一方でリアル万太郎くんがリアル寿恵子ちゃんを見そめたのは、リアル万太郎くんが東京での下宿生活を始めてからのこと。
下宿先から大学に通う途中の菓子屋の娘にリアル万太郎くんは恋をしたのが馴れ初めです。
ドラマの中では二人の年齢差は不明ですが、リアル万太郎くんとリアル寿恵子ちゃんの年齢差は9歳。
なお、リアル万太郎くんとリアル寿恵子ちゃんの間には13人の子供が生まれ、そのうちの6人が早逝し7人の子供を育て上げました。
子沢山だったリアル万太郎くんとリアル寿恵子ちゃんの家庭環境がドラマの中でも再現されると、後半はにぎやかになるかもしれません。
ただし、リアル寿恵子ちゃんはリアル万太郎くんよりも早く亡くなっているので、悲しい別れもクライマックス近くで描かれることが考えられます。
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リアル万太郎君、牧野富太郎には、従姉ではなく従妹がいて、祖母の言いつけ通りに
結婚したそうです。で、猶という名前の奥さんがせっせと仕送りをしたそうで、
にもかかわらず、東京で二重結婚をして、正式に別れることになったそうですが、
その間に実家の酒屋は借金まみれで、とうとう身売りに出すことになり、
買い取ったのが、坂本龍馬の本家の酒屋だったそうです。
金の切れ目は縁の切れ目と言いますが、
長屋の皆様の、あーあ金持ちじゃないのかよー!的な手のひら返しで笑ってしまいました
万太郎くん、倉木さんと手打ちにするために一括払い、男らしいです
峰屋の財布からの一括払いではありますが
倉木さんとは金が切れても、縁がありそうでとても楽しみですね
訳あり?事故物件?何?ほんとにあった呪いのビデオ?搬入作業、みんなお手伝い。勘当、みんながっかり。仕送りあてにしてたのね。倉木、相変わらず無頼。百円ちゃんと持って来たね。たかが雑草しかし各々名が有る。万太郎さんの話いくらかでも倉木の心に響いたか?「峰屋は若の財布じゃない。」無理やり言わされてる感満載。右から左へ抜けていく~。