らんまん

万太郎が標本を盗まれる / らんまん 第27回

2023/5/9(火)第6週「ドクダミ」

あらすじ

佑一郎から紹介されていた下宿先への入居を断られた万太郎と竹雄は、新たな下宿先を見つけるために不慣れな東京を歩きまわりました。しかし、行く先々で荷物の多さを理由に断られ、下宿先は簡単には見つかりませんでした。

そんな中、立ち寄った神社でお参りをしているすきに、植物標本を入れたトランクが盗まれてしまいました。盗まれたトランクが持ち込まれていないか質屋へ行くと、そこへえいという名の女性が盗まれたトランクを持って姿をあらわしました。

万太郎はトランクを取り戻すことができたものの、中に入っていた植物標本はなくなっていました。なくなった植物標本を探すために再び歩きまわる万太郎と竹雄は、ドクダミだらけの「十徳長屋」にたどり着きました。

「十徳長屋」の庭では、見知らぬ男が、庭で何かを燃やそうとしていました。男が燃やそうとしていたものは万太郎の植物標本でした。男が植物標本のひとつを火の中に入れようとするのを、万太郎はあわてて止めるのでした。

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感想

箱入り

今回は佑一郎くんの叔父上から下宿を断れた続きからスタート。

入居を断られ続ける万太郎くんと竹雄くん。

入居を断られる理由はその荷物の多さ。

とりわけ「草の干物」の存在。

佑一郎くんから標本を捨てるように言われた時点で、標本の存在が下宿先探しの足かせになることに気が付かなかったのかな?

竹雄くんだけは途中でそのことに気がついた様子ですが。

竹雄くんの言葉を借りるなら、これが「箱入り」と言うやつなのでしょう。

箱入りくんはこれから先、東京で無事に暮らしてゆけるのか。

ちょっと心配になりましたが、そんなあぶなっかしい箱入りを支えるのが竹雄くん。

そして、竹雄くんの後に箱入りを支えるのが寿恵子ちゃん。

二人が支えてくれる安心感はあるものの、箱入りくんはいつまで箱入りなのかな?

倉木夫妻

東京編の登場人物たちの中で主要キャラになると考えられる倉木夫妻が登場。

万太郎くんのトランクを盗んだ男がご主人、そして万太郎くんのトランクを質屋に持ち込んだのは奥さま。

しかし、この二人がこれから同じ長屋で暮らすことになる人たちだとは、万太郎くんと竹雄くんは知る由もありません。

それどころか最悪の出会いです。

最悪の出会いなので言うまでもなく万太郎くんと竹雄くんから見た倉木夫妻の第一印象は最悪です。

万太郎くんと竹雄くんの中の最悪の第一印象がどう変化するのか。

その前に、燃やされる寸前の植物標本を守ることができるのか。

次回に引っ張る終わり方となりました。

白梅堂

今回は、下宿を次々に断られた上に大事なトランクを盗まれるという、悪い出来事ばかりが立て続けに起こる回。

そんな中で、運命の人との再会のフラグが立ちました。

運命の人とは寿恵子ちゃんのこと。

今週の金曜日の放送で、万太郎くんと寿恵子ちゃんの再会場面が描かれるはずです。

その再会場面のフラグが今週のどこかで立つに違いないとは思っていましたが、早くもフラグが立ちました。

竹雄くんは「白梅堂」と言う菓子屋を発見。

この菓子屋は博覧会の会場の菓子屋ではないかと竹雄くんが指摘するものの、万太郎くんはそれどころではない。

万太郎くんが「白梅堂」の前を通り過ぎたその直後に寿恵子ちゃんが姿をあらわす。

微妙なすれ違い、粋な演出でした。

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予習レビュー

ドラマの中の万太郎くんが下宿する「十徳長屋」は根津に立地するという設定です。

根津(現在の文京区)は東京大学のある本郷にも近いので、大学まで通える距離にある根津が下宿先になったという設定なのでしょう。

一方、リアル万太郎くんが下宿先は飯田町。

現在の千代田区飯田橋です。

飯田橋駅が千代田区、新宿区、文京区にまたがっているためよく間違われるエリアです。

ブログ主も長い間、飯田橋は新宿区だと思い込んでいました。(苦笑)

さて、リアル万太郎くんの下宿先の家賃は月額4円。

現在の価値に換算するとおおよそ8万円ほど。

ちなみに当時の小学校教員の初任給が8円ほど。

リアル万太郎くんが東京で下宿生活を始める7年前、故郷で臨時教員をしていたときの給料が3円だったそうです。

現在の飯田橋で家賃8万円の物件は1Kで築年数がやや古いワンルームマンションといったところです。

リアル万太郎くんが下宿していた当時と現在を単純に比較することはできませんが、金遣いが豪快だったリアル万太郎くんとしては慎ましい住まいだったことが考えられます。

なおドラマの中の万太郎くんは住居用と研究室用で二間借りるのだそうです。

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POSTED COMMENT

  1. 名乗る程の者ではございません より:

    還暦のたつお様

    ご返信ありがとうございます
    「八重の桜」は好きだったんですよ
    真偽は不明ですが「八重の桜」で描かれた長州の方々があまりにも酷すぎるというブーイングが山口県からめちゃくちゃ上がり急遽製作が決まったのが「花燃ゆ」ということらしいですね、まあこちらの方は早々に視聴脱落しましたが

  2. ばなななち より:

    下宿の人に正直に話をするシーン
    竹雄くんに対して、先に言っといた方がよいだろう!
    万太郎くんのバカ正直加減、植物への気持ちと同じように真っ直ぐですきです!

    さらにトランクが盗まれたことが発覚したシーン
    普通だったら一緒にいる竹雄くんに当たってしまいそうですが、
    ワシが悪かった、竹雄くんに当たらないのが性格がよくて最高です!

    竹雄くんも相棒らしく、ダメなことはダメ!と伝えてるところが対等な関係っぽくてすきです
    ならぬことはならぬのです!

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    谷中といえば「寺内貫太郎一家」
    おばあちゃん(樹木希林さん)が「じゅり~」と沢田研二さんのポスター見て身体をくねり、長女(風吹ジュンさん)とお手伝いさん(浅田美代子さん)とおばあちゃんが「チビデブブス体操」を踊り、親父(小林亜星さん)と息子(西城秀樹さん)が毎度毎度襖がぶっ飛ぶぐらいの乱闘を繰り返えすドラマの舞台になったエリアです
    毎週水曜日はお腹いっぱいになりました

  4. 還暦のたつお より:

    名乗る程の者ではございません様。返信は昨日分で致しました。ありがとうございました。「腹が減っては。」その後の浪費の前兆が。路上で博打する怪しげな連中。昨日の佑一郎さんの心配が的中か?むやみとお宝言うな。危ないぞ。やっぱり盗られた。大丈夫、金目のものじゃないから。でも捨てられると困る。質屋は小倉さん。トランク帰還。曰くありげな成海さん。標本燃やす男発見。続く。

  5. よるは去った より:

    万太郎「ドクダミがようけ生えとうとじゃ・・・・・・・・・日の当たらん証拠じゃ・・・・・・・・・・・。」

    いやはやそのへんは無知でしたなあ(汗)

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