NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『らんまん』
2023年7月31日 〜 8月4日放送
あらすじ
万太郎の論文に田邊が激怒
万太郎が書いたムジナモ発見の論文に田邊が激怒しました。ムジナモが日本では自生していないことを指摘した田邊の名前の記載がないことが原因でした。
万太郎は謝罪し論文の書き直しと雑誌の刷り直しの弁償を申し出、大窪、波多野、藤丸も最高を求めるものの、田邊は考えを変えませんでした。
そして田邊は、万太郎が大学に出入りすることを禁じた上に、土佐植物目録と500点の標本すべてを大学に寄贈するよう命じしました。
ロシア行きを決意する万太郎
万太郎は、博物館の野田と里中を訪ね博物館に通わせてほしいと懇願。しかし野田と里中は万太郎の願いを受け入れるわけにはゆきませんでした。
そんな中、ロシアのマキシモヴィッチ博士から万太郎に宛てて手紙が届きました。マキシモヴィッチ博士は、万太郎が書いたムジナモ発見の論文を高く評価していました。
手紙を読んだ万太郎は自分の成果を認めてくれるマキシモヴィッチ博士のもとで研究をしようと、寿恵子と園子を連れてロシアに行くことを決めました。
綾と竹雄が窮地に立たされる
万太郎がロシアへ行くと決めていたころ、土佐の峰屋では綾と竹雄が窮地に立たされていました。
腐造を出したことで貯蔵していた酒がすべてだめになってしまい、峰家は廃業に追い込まれてしまったのです。
綾と竹雄は槙野家の土地と屋敷を売り払い借金を返済。手元にわずかに残った金で、一からやり直すことになりました。
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今週の展開
86: 7/31(月) 田邊が万太郎を追放する
86: 8/1(火) 大学への出入り禁止確定
88: 8/2(水) 野田と里中に助け求める
89: 8/3(木) 万太郎がロシア行き決意
90: 8/4(金) 綾と竹雄が再出発を誓う
予習レビュー
万太郎くんの追放
前週までは万太郎くんの快進撃が描かれました。
新種を発表、図譜の発行、日本で発見されていなかた水草の発見。
万太郎くんが次々と成果を出すその一方で、田邊教授は負のスパイラルにはまり込んでしまいました。
そしてついに田邊教授は、万太郎くんを大学から追放してしまいました。
これから起こり得ること
さて、史実に近いストーリー展開になるのならば、これからドラマの中の万太郎くんは受難の日々を送ることになります。
史実の中のリアル万太郎くんが植物学教室への出入りを禁止されてから、次のようなことが起こっています。
1890年(明治23年)ムジナモを発見
1890年(明治23年)東京大学植物学教室への出入り禁止
1890年(明治23年)ロシアのマキシモヴィッチ博士のもとへ行くことを決意
1891年(明治24年)マキシモヴィッチ博士の急死によりロシア行きを断念
1891年(明治24年)家業の経営が危機的状況に陥り事業を番頭に譲渡
1891年(明治24年)日本植物志図編の発行を中断
1891年(明治24年)谷田部良吉教授が東京大学教授を罷職
1892年(明治26年)長女・園子が急死(4歳)
1892年(明治26年)東京大学の植物学教室の助手として雇用される
植物学教室への出入り禁止によって研究する環境を失うだけでなく、私生活でも受難の日々が続きます。
実家の家業の経営が行き詰まり事業を番頭に譲渡したことで、仕送りが途絶える。
そして長女の急死。
ドラマの中でどこまで再現されるかわかりませんが、これからつらい描写が続くことになるかもしれません。
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