らんまん

学ぶ楽しさを知る万太郎 / らんまん 第8回

2023/4/12(水)第2週「キンセイラン」

あらすじ

万太郎は「名教館」の門前で竹雄を帰らせ意を決して教室に入ろうとするものの、昨日いじめられたことを思い出し、教室に入ることができません。教室に入れずにいる万太郎は、目に飛び込んできた草花に夢中になりました。

そこへ、前の日に万太郎に水をかけた見知らぬ男が姿をあらわし、植物に関する豊かな知識を披露。その男は知識を習得した植物に関する書物を万太郎に見せてくれました。その男は「名教館」の学頭・池田蘭光でした。

学問の面白さを説く池田に刺激された万太郎は、その日以来「名教館」に通うことが一番の楽しみになりました。そして万太郎は、池田のもとで学問に没頭する日々を送り三年の歳月が流れます。

明治7年(1874年)、12歳になった万太郎は相変わらず学問に没頭していました。そんなある日、万太郎は番頭の市蔵から見せてもらった懐中時計に興味を持ちました。そして万太郎は、その懐中時計を分解してしまうのでした。

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感想

今回、3年がスキップ。

9歳だった万太郎くんは12歳になり学問に没頭。

今回描かれた万太郎くんの3年の歩みは、史実のリアル万太郎くんの歩みと異なるので、リアル万太郎くんの歩みをまとめてみます。

寺小屋で学び始めたリアル万太郎くん

史実の牧野富太郎氏(以下、リアル万太郎くん)は10歳のときに寺小屋で「いろは」に始まり漢字の読み書きを学び始めました。

ドラマとは異なり学問の第一歩は士族の子弟の学問所ではなく寺小屋でした。

わずか1年足らずで漢字の読み書きができるようになるなど才能を発揮したリアル万太郎くんは、寺小屋に入った翌年に「名教館」へ。

ドラマの中ではいきなり「名教館」に入り、最初はまだ漢字が読めない状態でしたが、史実では「名教館」に入った時点では漢字の読み書きができる状態だったようです。

リアル万太郎くんが「名教館」へ

ドラマの中では万太郎くんが「名教館」に入ったのは9歳のときでしたが、リアル万太郎くんが「名教館」に入ったのは11歳のとき。

「名教館」への入学をすすめたのは「名教館」の学頭・伊藤蘭林。

万太郎くんに水をかけタキさんから野良犬のようにけむたがられた謎の男・池田蘭光の実在モデルです。

漢学者の伊藤蘭林のもとでリアル万太郎くんは四書五経などを学び、士族の子弟から一目置かれるほどに優秀だったとか。

なお「名教館」では現代の高校や大学教育レベルのことを学んでいたのだとか。

11歳にして高校や大学教育レベルのことを学び成績優秀、リアル万太郎くんが頭抜けた才能の持ち主だったことがよくわかります。

リアル万太郎くんが小学校に入学

ドラマの中の万太郎くんが「名教館」に通ったのは、今回の描写だけで9歳から12歳までの約3年。

一方、リアル万太郎くんが「名教館」に通ったのはわずか1年です。

明治7年(1874年)、リアル万太郎くんが12歳のときに新政府による学校制度が始まり、小学校開設にともない「名教館」は閉鎖。

リアル万太郎くんは12歳のときに小学校に入学します。

このあたりのことは、おそらく次回ドラマの中で描かれるかと。

ここまでをまとめると、ドラマの中の万太郎くんは

9歳から12歳まで「名教館」で学び
12歳のときに小学校に入学

一方のリアル万太郎くんは

10歳から11歳まで寺小屋で学び
11歳から12歳まで「名教館」で学び
12歳のときに小学校に入学

です。

リアル万太郎くんが小学校を中退

12歳のときに小学校に入学したリアル万太郎くんは、2年後の14歳のときに小学校を自主退学。

現代の高校や大学レベルの学問で優秀な成績を収めるほどだったリアル万太郎くんにしてみたら、小学校で教わることは退屈極まりないものだったようです。

リアル万太郎くんが小学校を自主退学するエピソードは、今週の金曜日に描かれるはずです。

ただしドラマの中の万太郎くんが小学校を自主退学するのは12歳のときです。

以上をまとめると、ドラマの中の万太郎くんは

12歳で小学校に入学
12歳で小学校を自主退学

一方のリアル万太郎くんは

12歳で小学校に入学
12歳から14歳まで小学校で学び
14歳で小学校を自主退学

です。

小学校自主退学後のリアル万太郎くん

小学校を自主退学したリアル万太郎くんは、自主退学した翌年に請われて小学校の臨時教員に。

自主退学した小学校の先生になったわけです。

しかもわずか15歳のときに。

このエピソードはドラマの中では描かれません。

今週の金曜日の放送で小学校を自主退学してから6年がスキップ。

今週の最後はドラマの中の万太郎くんは18歳になっています。

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予習レビュー

万太郎くんが「名教館」に通うエピソード3回目、万太郎くんにとっては「名教館」での新しい生活の2日目。

万太郎くんに学ぶ面白さを教える恩師が登場します。

その恩師とは、前々回と前回にも登場した謎の男。

前々回では万太郎くんに水をかけて驚かせ、前回は万太郎くんに「今こそ変わるときだ」と意味深な言葉をかけて万太郎くんの心をざわつかせた人物です。

幼少期の描写が本作とよく似ていると話題の『エール』でも、主人公の才能を開花させる恩師にあたる人物が登場しました。

『エール』の主人公の恩師は、主人公が大人になってからも登場場面がありましたが、本作の主人公の恩師が今後も登場するのかは今のところ不明。

しかし、恩師から受ける影響は絶大のようです。

今回、学ぶことの面白さに気付かされます。

さらに学ぶことの本質を恩師から教わった万太郎くんは、今週の金曜日にまさかの決断をくだします。

また、万太郎くんは生涯にわたって植物学を探求することになるはずですが、彼の人生に大きな影響を与えるのも、今回登場する恩師と思われます。

しかしこの恩師、残念ながら次回あたりで退場するものと思われます。

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POSTED COMMENT

  1. よるは去った より:

    万太郎「おまんらみんな・・・・・・名があるがじゃ・・・・・・・・。』

    数十年後、リアル万太郎君によって名をもらった植物はどのくらいの種類になるのでしょう。

  2. 還暦のたつお より:

    名乗る程の者ではございません様。「ロッテ歌のアルバム」でしたね。確か日曜日(地域によって異なる可能性あり。)のお楽しみ、夜は時期によって「サンダーバード」「オバケのQ太郎」「ウルトラシリーズ(ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブン)、こんな状態だと宿題なんか出来る筈も無く。「逃げるな卑怯者。」剣術毎日やってるやつが未経験者相手にどっちが卑怯だよ。池田先生による植物講義。時珍さん偉いな。でも漢文が読めないと。ここで初めて特命係の亀山さんが池田先生だと判る。「者ども好きに学びや。」ちょっと感動。三年スキップ。万太郎君、幼少にして博覧強記。懐中時計分解するなよ。殿様(多分「龍馬伝」でガラスの酒器で酒を飲んでた近藤正臣さん?)やっぱり分解しやがった。

  3. 名乗る程の者ではございません より:

    一週間のご無沙汰でした、玉置宏でございます
    と今や知っている方も少ないとは思われる挨拶で恥ずかしながら戻って参りました(こちらに対してもコメントしている私自身が小野田さんだったか横井さんだったか忘れていますが)
    なんにせよ、またよろしくお願いいたします

    万太郎くんの第二形態演じる男の子って「真犯人フラグ」で篤人くん演じてましたね
    洗脳されるわ、冷凍便で主人公の会社に送られるわ、主人公と血縁関係がない託卵の子供だったと発覚したりと散々な役だったからお付きの少年がいて豪華な弁当持っている状況というのがかなり恵まれているように見えますね

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