2024/4/4(木)第1週「女賢しくて牛売り損なう?」

あらすじ

寅子が女子部法科に願書を提出。しかし寅子の進学に賛同する直言は、いつまで経ってもはるを説得する気配はありません。一方の寅子は花江の助言に従い、勉強と家事に専念するふりをして大人しく振る舞っていました。

そんな中、直道と花江の結婚式の日を迎えました。結婚式は笑顔であふれていました。直道のリクエストで寅子は歌を歌い披露宴を盛り上げました。それでも寅子は、自分の幸せが結婚にあるとは思えませんでした。

結婚式が終わったとき、結婚式場に穂高が姿を現しました。直道とはるは穂高とは知り合いでした。そして穂高は、寅子が願書を受け付けた事実、女子部に合格した事実を、直道とはるの目の前で言ってしまいました。

帰宅した寅子は女子部法科に願書を出したことを話さなかったことをはるに謝罪しました。続けて寅子は言いました。穂高教授は自分の言葉をさえぎらなかった。そんな大人のもとで勉強し道を開きたいのだと。

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感想

沙莉ちゃんの名演

結婚式の披露宴の場面でのトラちゃんの熱唱、沙莉ちゃんの名演でした。

兄と親友、大事な二人の結婚式だから思い出に残るにぎやかな式にしてあげたい。

二人には幸せになってもらいたい。

そんな兄想い、親友想いのトラちゃんの気持ちが伝わってくる熱唱。

熱唱するトラちゃんはまた、その一方で熱唱の合間に我にかえる。

我に返ったときにこう考えてたようです。

兄と親友が幸せいっぱいになっている「結婚」というものに、自分はどうしても幸せを見出せない。

兄と親友が幸せなのはわかるが、同じように幸せになる自分が想像できない。

兄と親友の結婚を祝福する気持ち、その結婚によって自分も幸せになれるとは考えられないという気持ち。

二つの相反する気持ちに引き裂かれながら熱唱するトラちゃんの図。

第1週からこれほどの名演を見ることができるとは。

弟の直明くん

弟の直明くんがかわいい。

ブログ主がひそかに注目しているキャラの一人が、まだ幼いので見せ場らしい見せ場なまだあまりない直明くんの存在です。

最近はあまり使われなくなった「金魚のフン」という表現。

この表現がぴったりなのが、いつもお姉ちゃんと一緒にいる直明くんの姿。

今回も、廊下の拭き掃除をするお姉ちゃんの後にずっとくっついていたり。

前回も、「”に”の”2”」のお皿を取ってきて欲しいと言われたお姉ちゃんと一緒に「”に”の”2”」を繰り返しながらくっついて行ったり。

一方で、お皿くらい自分で撮りに行ったらいいのに不満を口にするお姉ちゃんの言葉を、チクろうとしたり。

お姉ちゃんが大好きな直明くん。

この「金魚のフン」キャラがこの先でどのように活かされてくるのか、将来が楽しみなキャラの一人です。

トラちゃんの進学の2つの動機

トラちゃんが女子部法科に進学したい2つの理由が明らかに。

1つ目、お見合いを避けたいから。

トラちゃんははるさんに言いました。

梅丸少女歌劇団に入ろうと思ったのも、女子部法科に進学したいと思ったのも、その理由はお見合いを避けたいその一点。

お見合いを避けたい=結婚を避けたいということでもあるのでしょう。

1つ目はとっても消極的な理由。

前作のスズ子ちゃんが、大好きな歌と踊りを生涯の仕事にしたくて梅丸少女歌劇団に挑んだのとは正反対の理由からです。

2つ目、話を遮らない大人のもとで道を開きたいから。

こちらは積極的な理由です。

トラちゃんはこうも言いました。

法律のことはまだよくわからない、しかし自分の言葉を遮らないどころかもっと話せと言ってくれた大人のもとで勉強してみたいと。

この2つ目の理由、物語後半で回収されるかもしれません。

トラちゃんは物語後半で家裁の判事になるはずです。

そして、もし史実を参考にした展開になるのなら、トラちゃんは子供たちの事案を多数扱うことになるかと思います。

おそらくトラちゃんが扱う事案に関わる子供たちは、自分の居場所がない、誰も自分の言葉を聞いてくれない、そんな子供たちかと思われます。

自分の言葉を聞いてくれる大人の存在を知り、その大人についてゆけば自分の道は開けるかもしれないと考えたトラちゃん。

そんなトラちゃんが大人になったとき、子供たちの声に耳を傾けながら、様々な問題を抱える子供たちを導いてゆくことになるのではないか。

後半はそんなエピソードがいくつも描かれるような気がします。

トラちゃんが女子部法科に進学したい理由の2つ目。

後半にこれが効いてくるような気がするので、しっかりと記憶に刻みつけておこうと思います。

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東京女子高等師範学校に入学

ヒロインの実在モデル・三淵嘉子さんが東京女子高等師範学校附属高等女学校に入学した当時、高等女学校の狙いは良妻賢母教育にありました。

「家事」「裁縫」など、男子の旧制中学校にはない科目が設定されていた。

学業の成績だけではなく,親切、謙譲、円満など「家庭的な資質」も重視されていた。

さらに卒業後の進路の多くが就職ではなく「家庭」であったことなどからも、当時の高等女学校の狙いが良妻賢母教育にあることは明らか。

そして嘉子さんが入学した東京女子高等師範学校附属高等女学校は、良妻賢母を育成するエリート校でした。

現代、エリート校を卒業すれば一流企業に就職できるように、当時は良妻賢母のエリート校を卒業すれば一流の縁談に恵まれる。

そのような認識があったようです。

そして、嘉子さんがそんな良妻賢母のエリート校に入学することを誰よりも強く望んだのはお母上のノブさんでした。

ノブさんは現代でいう熱心な教育ママでした。

そして、嘉子さんをどこに出しても恥ずかしくない嫁にするために良妻賢母のエリート校に入学させることがノブさんの悲願でした。

しかし嘉子さんが、良妻賢母のエリート校の卒業後に選んだ進路は「家庭」ではなく、明治大学専門部女子部でした。

昭和7年(1932年)4月、嘉子さんは明治大学専門部女子部法科に入学。

明治大学専門部女子部は女性のための法律専門学校として、嘉子さんが入学する三年前の昭和4年(1929年)に創設されたばかりでした。

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