2024/4/15(火)第3週「なんのために生まれて」
あらすじ
のぶはパン食い競争への出場を希望するものの、女子という理由だけで出場を許してもらえませんでした。のぶは嵩に対して「女子はつまらん」と不満を口にしました。しかし、そんなのぶに何を言ってあげればいいのか嵩にはわかりませんでした。
そして迎えた祭りの当日。パン食い競争のためのパンも焼き上がり、パン食い競争に出場する若者たちも集まってきました。その中には、嵩と千尋もいました。そして釜次に頼まれ豪も出場することになりました。
ついにパン食い競争が始まり、のぶがあんパンを運んでいると、嵩は自分のたすきをのぶに預けました。嵩は腹痛を理由に出場を棄権し、出場する権利をのぶに譲ったのです。そんな中、嵩が棄権した競争が始まりました。
走者たちの後方から誰よりも速く走ってくる者の姿に朝田家の家族は目を見張りました。のぶが走ってきたのです。のぶは俊足を生かして他の走者に追いつくと、最後は岩男を抜き去り一位でゴールしました。
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感想
のぶちゃん
女子も大志を抱けと言った父・結太郎さんの言葉が忘れられないのぶちゃん。
しかし現実は厳しい。
結太郎さんの言葉に従おうとしても世間がそれを許さない。
パン食い競争に出たがるのぶちゃんに対してカマジイが反応しました。
パン食い競争なんかに出たら嫁のもらい手がなくなると。
このカマジイの反応、当時の「世間」は誰もがこんな考え方だったんでしょう。
それに加えてパン食い競争に女子は出場禁止という今では考えられないルールまである。
そんな状況下で、トラックを全力で走り抜けたのぶちゃん。
この姿は、これから描かれるのぶちゃんの人生を暗示しているのかも。
また、のぶちゃんに活躍の場を与えたのは嵩くんです。
本作の物語後半は、史実にも残るリアル嵩くんの活躍の場面が数多く描かれることになるかと思います。
しかし本作の主人公はのぶちゃんです。
嵩くんではありません。
嵩くんが活躍する環境が、のぶちゃんを活躍させる機会をも作る。
そんな展開になるのかなと、今後のことに思いを馳せながら全力疾走するのぶちゃんの姿を眺めていたブログ主でした。
蘭子ちゃんのフラグ
次女・蘭子ちゃんの今後の展開のフラグが次々に立ち驚きです。
パン食い競争の会場に豪くんが姿を現し、驚きならも嬉しそうな表情を浮かべる蘭子ちゃん。
蘭子ちゃんが豪くんにどんな気持ちを抱いているのか。
わかりやす過ぎるくらいよくわかる場面でした。
豪くんの活躍に期待でいっぱいの蘭子ちゃん。
でも豪くんは浮かない顔。
足が遅いらしい。
親方に言われたので、断れなかったのでしょう。
豪くん、お気の毒。
そして豪くんの言う通り、豪くん悲しくなるぐらいに足が遅い。
順位はビリ。
ここまで足が遅いとは・・・。
でも、そんな結果になっても豪くんを優しく見守る蘭子ちゃん。
蘭子ちゃんが豪くんに対してどんな気持ちを抱いているのか、よくわかる場面でした。
ここまでが蘭子ちゃんと豪くんの恋バナのフラグです。
その恋バナの中に、第三の人物が割り込んでくるフラグも立ちました。
小学校時代の嵩くんをいじめ、今もなお嵩くんをいじる岩男くんの存在です。
岩男くん、どうやら蘭子ちゃんに一目惚れしたらしい。
蘭子ちゃんに「のぶの妹さんですかね?」と尋ねたときの目は、一目惚れの目でした。
ちょっとだけネタバレになりますが、今後の展開の中で岩男くんは蘭子ちゃんに対して距離を縮めてきます。
そして岩男くんという存在の登場によって、豪くんのことをあきらめかける。
そんな展開が用意されています。
今回は、その時の展開のフラグで満載でした。
カマジイの気になる言葉
カマジイの次のセリフがひどく気になりました。
「遠い世界を感じてみたくなった」
息子の結太郎さんとは異なり保守的に見えたカマジイの中で何か変化が起こったのでしょうか。
のぶちゃんが、結太郎さんの言葉「女子も大志を抱け」に従い行動する頃に、カマジイが応援する側に立つフラグなのかも。
カマジイが大好きなブログ主としては、見逃せないセリフでした。
予習レビューと史実のリアルエピソード
前々週、結太郎さんが亡くなったのが昭和2年(1927年)10月。
前週はその後の日々。
そして前週の最後に7年スキップして昭和9年(1934年)秋。
今週は、前週の最後から半年ほどスキップして昭和10年(1935年)春からスタートです。
昭和2年から昭和10年にスキップし、その間に次のような変化が生じています。
8年スキップ:朝田家の変化
朝田パンが開業8年
ヤムおじさんの焼いたパンを朝田石材店に併設した朝田パンで売り始めて8年。
細々とした規模ながらもまだ続いているようです。
一つの場所に腰を落ち着けるようには見えないキャラのヤムおじさん。
やっぱり、たまに旅に出てしまうこともあるみたいですが、御免与に住み着いるようです。
いつだったかヤムおじさんは汽車賃が足りず広島に行けませんでした。
たしか不足していたのは20銭。
わずか20銭がヤムおじさんと朝田家のその後を左右したようです。
のぶちゃんは高智高等女学校の五年生(最終学年)
のぶちゃんは高等女学校の五年生です。
五年生は当時の女学校の最終学年。
なので卒業後の進路を決めるころです。
巣立つ直前の主人公が進路に悩むという朝ドラ定番の展開が今週描かれます。
さて、のぶちゃんが通う女学校には幼馴染で同級生の小川うさ子ちゃんという子がいます。
今週から登場する新キャラです。
そのうさ子ちゃんの卒業を目前にした悩みは結婚相手が見つからないこと。
女学校に通う主人公の同級生が結婚相手探しで悩むという展開も、戦前を舞台にした朝ドラの定番の展開の一つですね。
うさ子ちゃんが結婚相手に悩んでいるのに対して、のぶちゃんの悩みは夢が見つからないことです。
しかし今週、のぶちゃんは夢をみつけます。
どんな夢かは本欄では伏せておきます。
次女と三女
子役ちゃん時代は出番が少なかった朝田家の次女と三女も成長し、これから出番が増えてくるはずです。
次女の蘭子ちゃんは郵便局で働く社会人になっています。
三女のメイコちゃんは高等小学校の一年生です。
8年スキップ:柳井家の変化
嵩くんは中学五年生(最終学年)
のぶちゃんと同じ学年の嵩くんも中学校で最終学年を迎えます。
そして嵩くんは翌年に受験を控えています。
ところが嵩くんは漫画に夢中になっており受験どころではない。
さらに嵩くんは小学校時代は優秀な成績を収め首席だったのだそうですが、中学校に入ってからは成績が落ちる一方。
そんな嵩くんが千代子さんは心配でならない。
そんな状況です。
そんな中で、嵩くんのその後の人生を左右するような大きな出来事があるのですが、そこは本欄では伏せておきます。
千尋くん
見るからにひ弱そうだった千尋くんはたくましい少年に成長。
柔道初段なのだそうです。
今週の千尋くんは柳井医院を継ぐために医者になるための勉強に没頭。
千代子さんは千尋くんが柳井医院を継ぐことを期待しています。
しかし寛先生は、継いでも継がなくてもいいと考える。
寛先生、相変わらず大きな人物です。
寛先生は嵩くんと千尋くんにアドバイスします。
何のために生まれて、何をして生きるのか、これだというものが見つかるまで真剣に考えろと。
今週のサブタイトル「なんのために生まれて」は寛先生の言葉なのかもしれません。
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最近知ったんだけど、やなせ先生って過去に週刊漫画TIMESの扉絵を1年間担当していたんだよね、シューマンと略して呼ばれているみたいだけどワイの周囲ではマンタイといってましたね、「どくだみ荘」「女帝」「男喰い」が好きな作品だったなあ、比較的新しいとこだと「特効の島」かな
まあ、ドラマとは関係ないコメントなんですがね「ながら見」なんてこんなモンてますわ