2021年11月16日(火)第3週「1942−1943」
あらすじ
注文を受けた和菓子を届けに雉真家に足を運んだ安子でしたが、家から出て来たのは稔ではなく稔の母・美都里でした。美都里は、やって来たのが安子だと分かると、二度と稔には近づくなと安子に厳しい口調で言い放ちました。
そして美都里は、和菓子の代金だけを安子に渡すと注文の品は受け取ろうとせず、家の中に戻ってしまいました。そのあくる日。安子が受けた美都里からの仕打ちを、きぬからを聞かされた稔は、美都里に対して怒りを爆発させました。
そして稔は、自分は縁談に乗るつもりはないこと。安子と一緒になるつもりであることを両親に向かって告げました。そんな稔に対して千吉は言いました。好きなようにしろ。ただしその時は雉真の名を捨てよと。
そして千吉は稔に対して、安子を養う覚悟を問いただしました。あくる日、稔は橘家に足を運び安子と会いました。稔は戦争が終わり大学を卒業したら一緒になりたいと言うものの、安子は稔から身を引く覚悟を固めるのでした。
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予習レビュー
安子ちゃんと稔くんの恋路の試練から始まった第3週。
稔くんに縁談が持ち上がっていることを、今回、安子ちゃんははじめて知ることになるようです。
さて、稔くんに縁談が持ち上がっていることなど想像もしていない安子ちゃんは、稔くんからの手紙が途絶え気味なことに落ち込んでいます。
そんな中で、雉真家から注文が入りました。
この注文の真意を安子ちゃんは勘違いしてしまうようです。
安子ちゃんは、稔くんが安子ちゃんと会う機会をつくるために注文を出してくれたものだと思い込んでいました。
しかし、注文をしたのは稔くんではなく、母の美都里さんでした。
稔くんへの愛情過多ぶりが気になる美都里さんが「手切れ金」を安子ちゃんに渡して、安子ちゃんと稔くんの関係を清算してしまおうと考えたのです。
心優しき人たちばかりが登場する本作『カムカムエヴリバディ』でしたが、例外とも言える人物になりそうです、今回の美都里さんは。
一方、千吉さんも、稔くんが安子ちゃんと一緒になることは猛反対。
安子ちゃんは、自身の縁談をからくも回避できましたが、稔くんがこの度の縁談を回避するのはかなり難しそう。
第3週にして、ハードな展開が始まりました。
追記:2021/11/09
美都里さんが安子ちゃんに渡したお金は手切れ金ではなく商品代金であることが判明。
商品代金だけ渡して、商品は受け取らないのだとか。
手切れ金を渡すなどというエグい展開にならず、少しだけ安心しました。
感想
ネタバレあり:千吉さんの決断と美都里さん
千吉さんはやっぱり立派な人物です。
美都里さんが安子ちゃんに対して行った仕打ちを一喝。
そして美都里さんに対して反論を許さない。
その一方で、稔くんに対する覚悟の問いただし方の厳しいこと。
商いがどれほど厳しい道であるかを稔くんに説く千吉さんの言葉に、雉真繊維を一代で築き上げてきた苦労がしのばれました。
さて、ここからネタバレが含まれます。
千吉さんは今週の最後に安子ちゃんと稔くんの結婚を認めてくれます。
安子ちゃんに会った千吉さんは、安子ちゃんの人柄を理解し、稔くんとの結婚を認めてくれるのです。
この千吉さんの決断に対して美都里さんがどのような反応を示すのか、今のところ明らかになっていません。
さて、美都里さんが千吉さんの決断を受け入れるとはとても思えません。
それでも千吉さんがいつまでもお元気であれば、美都里さんは千吉さんに決断に対しておもてだって異を唱えることはしないでしょう。
しかし、もし万が一、千吉さんが倒れるようなことにでもなったら・・・
ここぞとばかりに美都里さんの「嫁いびり」が始まるのではないか。
『ごちそうさん』の和枝姉さん以来の壮絶なイケズが展開されるのではないか。
それが心配でなりません。
美都里さんの人柄
雉真家の人々がドラマの中で紹介されたとき、美都里さんに対して大きな違和感を感じました。
稔くんは非の打ち所がない好青年。
勇くんも残念なところはあるもののにくめないところがある爽やか青年です。
千吉さんはたたき上げの苦労人であることが一目でわかるような大きな人物。
そんな中で美都里さんだけが、雉真家の男性陣とは異質のオーラを放ってました。
その異質のオーラが、この先で安子ちゃんの「天敵」」としての機能を果たすのかもしれません。
以上はブログ主の憶測ですが、この憶測が取り越し苦労で終わりますように。
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「おしん」を存じている方々は思い出してほしい、あの地獄の佐賀編と対比すれば大概の鬼姑絡みの展開はなんとかクリアできる
ロンパールームを幼少期に視聴していた世代としては、みどりという名の方はやさしいお姉さんというイメージなんだけどな・・・(^_^;)
ドラマの本筋や感想じゃないんだけど、朝ドラ名物の国防婦人会は今回出番なしかな?あの方々が出てくると「それはそれでおもしろい」的な展開になるんだけど
今日の段田安則さんの千吉は素晴らしかったですね。市井の和菓子屋を小商いと侮らず、商売とは簡単なものじゃないと諭す。だからこそ家業の最善を尽くそうと銀行との姻戚を画策することは、当然の、あるいは親心とも言うべき決断だったでしょう(おそらくお相手も魅力あるよき連れ合いたり得たでしょう)。それに言い返せない稔にせよ、父を説得しようとする勇(明日以降?)にせよ、父の説得力、そして良き人格を裏から描いているのだと思いました。だからこそ今週末の「逆転」が今から楽しみです。このドラマ、人の描き方が重層的で、かつテンポが良くて二週目にしてのめり込んでいます。
好感度の高い稔さんですけど、縁談が持ち込まれたり外堀を埋められそうになって、おまけに叩き上げの百戦錬磨のお父上から正論突きつけられると、そこはぐぅのねも出ないのは仕方ないこと。
あの時代、若い2人が夢を追うには厳しい世の中ですね。
さて、悲恋のまま終わるのか…。
100年続く物語だから、これでジ・エンドとはならないのでしょうけど。
YOUさん本人とは真逆の美都里さん、久々のヒール役登場でヒリヒリしますね。
「カムカム」以外のYOUさんのお人柄を推察する限りでは、天と地ほどのかけ離れた美都里おかあさんのキャラで、それがかえって凄みを増してくるのではないかと期待しちゃいました。
いや、「安子ちゃんを徹底的にいじめて」という意味ではなく、あくまで「今後のYOUさんの熱演に期待している」という意味です。念のため。
息子の覚悟を厳しく問い質す父と、娘に会って話をしてくれと稔君に声をかけるもう一人の父。
どっちも父の愛なんでしょうね。
久々にコメントしますが。
いやあ、千吉の「菓子屋じゃろうが服屋じゃろうが」からの言葉には重みがあるというか、覚悟ができているんだなと感じる。
ここまでの回では千吉の人間性とかそういうものが今ひとつわからなかったけれど、現実をちゃんと見て、腹を据えて物事を進められる人なんだろうなと思う。
それにしても、美都里のイケズっぷりがすごいわ。
これで今日のあさイチにYOUさん出たら完璧だぜ! って思ってたら、本当にいらっしゃってて。。。
NHKもエグいわ(笑)
今日は父の日ですか。二人の父親の思いがよく伝わります。
雉真のお父さん、正論なだけに何も言い返せない。この覚悟があったから一代で会社を築き上げた実績があります。
安子のお父さんも安子の幸せを願う気持ちが弾けてます。
思い返せば、家を捨て、橋の下で生活しながら、生涯妻を愛し続け、泣かせる事もなく、いつも笑顔にさせてくれた、スカーレットの糞親父がすごく立派に思えてきました。
あの覚悟があったなら。
昨日は都合で見られなかったので、
今朝早く、昨日の分を、
たった今、今日の分を見て、
続く「あさイチ」に、YOUさんがご出演されていて、
開口一番「国民の皆様に謝罪します」みたいな。
ご本人も「私とは真逆」って言っていました。
それにしても、段田安則お父さんの言うことも、
まあ、あの時代の経営者としては、ごもっともかしら?
甲本お父さんも優しいですなあ。
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
「小せえ、小せえ、生活の足しに。二度と稔に会わないで。」お母さん怖い。代金だけ払って菓子を受け取らない。
きぬちゃん動く。父親の一喝、筋は通っている。父親の厳しさこれも愛情。母親の怒りと嫉妬これも愛情。「安子を傷つけることになっても会ってやって下さい。」これも父親の思いやり。でも安子、本当に夢のままでいいの?YОUさんああ見えて多才です。自分のキャラと真逆の役を演じたのは、昨日も書いたけど「誰も知らない」以来です。
稔くん…。出来た息子さんだなぁと思っていましたが、中身はやっぱりまだまだ未熟な学生さんでしたね。
そして朝ドラ毒親枠はまさかのヒロイン側ではなく、お相手側の方。
しかしながらあれだけ安子と一緒になりたいと言いながら、ビジョンがないのは頂けない…。
これだと千吉さんに軽く諌められますよ。
そこまで考えが及んでいなければ勢いだけで結婚しようとしてるとしか思って貰えないぞ…。
そして、稔くん!情けなさすぎるぞ!
結局は安子を苦しめているだけじゃないか。
家の事情はあるかもしれないけど、何で安子を追いかけなかった?
君の安子への想いはこれっぽっちだったのか?
男を見せてやれよ!