本放送:2021年11月18日(木)
再放送:2024年12月5日(木)
第3週「1942−1943」
あらすじ
稔の出征が決まり、安子は毎日、神社に通って稔の無事を祈願していました。その頃、杵太郎は肺の病を煩い、寝込むようになっていました。ほどなくして杵太郎は、静かに息を引き取りました。
同じ頃、千吉は稔の出征までに縁談をまとめるために奔走していました。そんな千吉に対して勇は訴えました。銀行頭取の娘との縁談は、稔に代わって自分が引き受ける。だから、せめて安子に会ってほしいと。
千吉は勇の訴えを受け入れはしないものの、これから戦地に向かう稔に対して複雑な感情を抱いていました。そんな中、千吉は「たちばな」を訪問。千吉を稔の父と知らない安子は、心を込めて千吉を汁粉でもてなしました。
一方、金太はその訪問客が千吉であることに気がつきました。金太は千吉に言いました。自分は息子の出征を送り出してあげられなかった。出征する息子に対して悔いを残さないようにしてほしいと。その頃、稔は祝言をあげるために岡山に向かっていました。
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予習レビュー
前回に引き続き、今回もまた勇くんが泣かせてくれる回になりそうです。
さて今回、千吉さんは稔くんの縁談を一刻も早くまとめてしまおうと動き出します。
何故なら、稔くんの出征が決まったからです。
そこに、またしても男前すぎる勇くんの登場です。
勇くんは、稔くんの代わりに縁談を受け入れる用意があると千吉さんに宣言。
大好きな安子ちゃんと大好きな兄さんのために、自分を犠牲にしようとする勇くん、泣かせてくれます。
しかし、千吉さんはきっと簡単にはわかってくれないんでしょう。
千吉さんにすれば、諸般の事情から長男が嫁を迎えられなくなったので、代わりに次男を出しますなんて言えるわけがありません。
千吉さんのそんな事情を、勇くんだってわかっているかと思います。
それでも勇くんは食い下がります。
そして、実際に「あんこ」に会ってみてほしいと、勇くんは千吉さんに懇願。
安子ちゃんに会ってみれば、千吉さんなら間違いなく安子ちゃんの素晴らしい人柄を見抜くはずだと勇くんは考えたのでしょう。
安子ちゃんへの想いと千吉さんへの尊敬の念がヒリヒリするほど伝わってくる勇くんの純情。
今回も号泣の準備が必要と思われます。
感想
感想
一人ひとりの優しさが、心に沁みる回でした。
勇くんの優しさ
少年時代はすべることが多かった勇くんは、心優しい立派な青年になりました。
好きだった安子ちゃんのことを兄さんのためにあきらめただけでなく、今もなお、安子ちゃんと兄さんの幸せを心から願っている心意気に涙しました。
神社に通っている安子ちゃんの気持ちを察した勇くん。
その気持ちを大事にしてあげたい一心から、千吉さんに対して必死の訴えをする勇くん。
彼の言葉と行動の一つひとつが涙腺を攻撃してきました。
金太さんの優しさ
出征が決まったことを機に算太くんが実家に帰ってきたものの、金太さんは算太くんを家の中に入れることを許しませんでした。
そして算太くんが出征するとき、金太さんは作業場で黙々と菓子づくりに没頭していました。
本当はあのとき、金太さんは他の誰よりも算太くんを送り出してあげたかったに違いない。
息子が旅立つ最後の姿を見届けたかったに違いない。
しかし、金太さんは上げた拳を下ろすことができませんでした。
算太くんの旅立ちの瞬間、金太さんは作業場で菓子づくりに没頭していました。
しかし、作業場の外から聞こえてくる、算太くんを送り出す商店街の人々の声に、金太さんの心をざわついていたように見えました。
やっぱりあの時、金太さんの心の中はざわついていたようです。
そして、算太くんを送り出さなかったことを後悔していることが、間接的にではありますが、金太さんの口から語られました。
金太さんの息子への愛情を確信できた瞬間でした。
千吉さんの優しさ
千吉さんが「たちばな」を訪問し、安子ちゃんの優しさに触れる。
そんな展開になることは事前に承知していました。
しかし、千吉さんが次回まさかの決断を下す動機としては「安子ちゃんの優しさに触れる」経験だけでは、なにか物足りない。
そんな感想を抱いていたブログ主でしたが、金太さんの言葉が千吉さんの背中を押したことがわかり、次回は深く納得できる展開になりそうです。
明日は号泣回になりそうな予感でいっぱいです。
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勇くん、なんて優しい!
いい漢ですね。
彼も幸せを掴んでもらいたいものです。
杵太郎お祖父ちゃんの「安子、幸せになれ」は安子ちゃんに呼びかけたというより、いつも小豆に「美味しくなれ、美味しくなれ」と呼び掛けていた、あのおまじないのようなものなのかなと思いました。
可愛い孫におまじないを掛けて幸せになってくれと祈るお祖父ちゃんの心に、涙が出ました。
「たちばな」に様子を見にやって来た、千吉さん。
そんな千吉さんを、そうとは知らずに心からもてなす安子ちゃん。
軍と関係を結び、政略結婚で資金調達をし、ひたすら事業拡大に突き進む千吉さんですが、それもすべて雉真繊維のため、お国のため。
そこには「お客さんのため」という視点が、決定的に抜け落ちていました。
お客さんに心から真摯に寄り添う安子ちゃんの姿と、「雉真繊維の足袋は足に馴染んで歩きやすい」と言った杵太郎さんの言葉は、同じ商売人としての初心を思い出させてくれたかもしれません。
また、「後悔のないように」と語った金太お父ちゃんの言葉に、父としての気持ちに改めて気づかされたのかもしれません。
千吉さんは、方針転換してくれそうですね。
でもあのラスボス感半端ない美都里さんは、どんな反応を示すのでしょう…。
松村北斗君、イケメンという表現より、端正な二枚目という表現の方が良く似合います。足長で、長身ですが、まるで、日本映画全盛期のスター男優のような雰囲気を醸し出しています。ご存知の通り彼はジャニーズ所属ですが、かのジャニーさんは松村君に「歌やダンスの巧い子はたくさんいるので、YОUは、俳優の方へ進んだ方が良い。」とアドバイスしたそうです。流石の慧眼。果たして彼は岡田准一、風間俊介、生田斗真に次ぐ存在になれるでしょうか?
父親同士の会話。立派な人ですね。「家柄」が違うと言えど、以前の会話の中でも
同じ経営をするする立場として相手を尊重する姿勢。美味しい物は美味しい。
そもそもこの父親がたちばなの商品を好きだったから稔と安子が出会ったのだし。
丹善人さん、全く同感です、あまりに共感したので思わずコメントしてしまいました。二人とも人格的に立派であり、それぞれの立場から自分の子に最善を尽くそうとしていることが伝わります。だからこその明日の逆転劇、きっと爽やかなものになるんだろうと今から待ちきれません。
それとこの二人の会話、言葉遣いが丁寧なんですよね。古き良き昭和の礼節を感じさせる段田さんと甲本さんの演技に惚れ惚れします。
千吉さんはきっと
「俺は息子に言われてその娘に会いに行くんじゃない、たまには好物のおはぎを自分で買おうと思ったまでだ」
と自分に言い聞かせながらたちばなの暖簾をくぐったんでしょうね。
勇君の男気にはうるっと来たものの、何とかこらえましたけど、まさか金太さんと千吉さんに泣かされるとは思わなかったです。
この時代、皆さん個人情報満載の名札つけて出歩いているので、誰だかすぐわかってしまいますよね?
まあ、安子ちゃんは名札ガン見したり、相手によって態度変えたりなんて下品なことはしませんけど。
ちなみに、下世話な私は千吉さんがAB型であることを確認しました(笑)段田安則さんのリアル血液型とは違います。藤本有紀さんかスタッフのイメージでは、千吉さんはAB型なのでしょうね。
大和田伸也さん(昔、マルコポーロ?)が死んじゃったよ~
100まで飄々(ひょうひょう)と生きるかも思っていたのに~
「安子、幸せになれ~」って、おじちゃん(私のこと)泣いちゃったよ~
(T_T) (T_T) (T_T)
雉真社長があんこ屋へ?
なぜ?
偶然?
勇に「会ってくれ」って言われたからか?
安子ちゃんに出会っちゃったら、もう、
安子ちゃんの良さがよ~く分かるでしょう。
そして、甲本さんも出てきて、
父親同士、
息子を出征させた同士、
そして、会社(お店)の大小はあるにして、
経営者同士、
通じるものがありますなあ。
稔の結婚を(頭取に)平謝りでやめさせるのか?
しかし(あさイチでも言っていたけど)頭取娘がかわいそう?
( ̄▽ ̄;) ( ̄~ ̄;) ( ̄□ ̄;)!!
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
おじいちゃんも勇ちゃんも、ホントに泣かせてくれます。
でもでも、今日は父親2人に持っていかれました。
我が子に深い深い愛情を抱いている2人だからこそ、相通ずるものがあったんでしょう。
安子ちゃんがいい子だったっていう以上に、稔パパは、安子パパに感じ入ったんだと思いました。
勇君、高校野球に続いて大学野球をも奪われる。でもその表情にはどこか吹っ切れた所が、何か覚悟を決めた感じが。兄の為か?安子の為か?それとも?。おじいさん「幸せになあれ。」家族もお菓子作りも精一杯愛した人でした。合掌。軍服作りも学生服作りにも誇りを持つ千吉さん、それはあたかも「エール」で歌謡曲も軍歌も情熱を持って作った裕一のようでもあります。安子、千吉さんが誰か知らない。千吉さんと金太さん、二人とも物作りを大事にする人でした。あんこ作りと足袋作り。二人の父親に通い合うものが、千吉さんと同じく二人の男子の父親としては涙なくしては見られませんでした。今週はどのような締めくくりになるのでしょう?
杵太郎さん。本日で退場です。
「幸せになるんだぞ」。戦時中の暗い世の中だからこそ沁みる、強い思いを感じました。
勇ちゃんが漢を魅せましたね!
RPGや映画、ドラマでよくある場面に例えると敵が迫り、絶対絶命の場面で颯爽と登場して「ここは俺が食い止める!お前らは先へ早く行くんだ!俺に構うんじゃねぇ!」に似てますね(笑)
勇ちゃんの必死の訴えで後継ぎとしてではなく、1人の息子としての幸せと向き合うきっかけとなりました。
恐らく安子の人柄と汁粉の味で千吉さんの「社長面接」は無事突破したでしょう。
金太さんと千吉さんの父2人のシーンは圧巻。
出征の見送りが出来なかった息子と自分の会社の軍服を来て死地に赴く息子への複雑な想いがひしひしと伝わって心動かされましたね。
そんな子どもの為に自分は何をしてやれたんだろう?と。
2人の父としての思いにグッと来ています。
千吉「うちも足袋作りが原点でした・・・・・・・・・。」
軍からの需要が高まる中、千吉さんが忘れかけていたことかも知れませんね。