舞いあがれ!

舞がばらもん凧を揚げる / 舞いあがれ! 第10回

2022/10/14(金)第2週「ばらもん凧、あがれ!」

あらすじ

凧あげに失敗することを恐れた舞は、一太からの誘いを一度は断りました。しかし舞は思い直し、一太の誘いを受けて凧揚げに参加する決意を固めました。そして、一太のもとに足を運ぶと、凧あげをしたいと一太に告げました。

そして迎えた凧揚げの日。一太の弟の誕生を祝うための凧あげに参加する面々が集まりました。いよいよ凧をあげようとするその時、一太は舞に凧糸を渡しました。舞は意を決して凧をあげ、一太たちの力を借りて、ばらもん凧は青空高く舞い上がりました。

その翌日、祥子はめぐみに舞のことを電話で報告しました。舞はもう大阪に帰しても大丈夫だと。ほどなくして、舞が東大阪に帰る日を迎えました。舞は一太やめぐみたちに別れを告げると、祥子の船で港まで送られました。

そして港まで迎えに来ていためぐみと舞は再会。祥子にも別れを告げると五島を出発。舞の希望で大阪へは飛行機で帰ることになりました。生まれて初めての飛行機の体験を経て、舞は浩太と悠人が待つ東大阪に到着するのでした。

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感想

放送期間が二週間のドラマが完結する最終回みたいな回でした。

一太くん

一太くんがいちいち泣かせてくれました。

凧あげチームに参加させてもらおうと思い直し、意を決してやって来た舞ちゃんの宣言をこころよく受け入れる一太くん。

子供ながらに、その度量の大きさが素晴らしい。

そして迎えた凧あげ当日。

凧をあげる最初の一人に舞ちゃんを選んだだけでも十分すぎるほど実に粋なはからいですが、舞ちゃんを最初の一人に選んだ理由がまたにくい。

「舞からやってみようと言ったのは初めて」

舞ちゃんが自分の気持ちを口に出すのが苦手な子だということを、祥子さんだけでなく一太くんもしっかりとわかってくれていました。

そんな一太くんが、舞ちゃんが大阪に帰ると知ったときの寂しそうな表情、ブログ主の貧しいボキャブラリーでは、表現できません。

一太くんにとって舞ちゃんの存在は友達以上になったことはほぼ間違いなさそうです。

一方で、舞ちゃんにとって一太くんの存在は、友達以上すなわち恋の対象ではないにせよ、祥子さんとならぶ恩人として特別な存在です。

さて、舞ちゃんはお父ちゃんとお兄ちゃんが待っている東大阪に帰って来ました。

次週から、物語の舞台は再び東大阪です。

この先、年内の放送で、舞ちゃんは一度だけ五島を訪れるようですが、五島の地が物語の本格的な舞台になることはありません。

しかし、制作発表時にアナウンスされたストーリーでは、大学卒業後の舞ちゃんが再び五島で活動するという展開になっています。

再び五島が物語の舞台になれば、成長後の一太くんも登場することになるかと。

成長後の一太くんのキャスティングはまだ発表されてはいませんが、成長後の一太くんが登場する頃に、舞ちゃんと一太くんの二人の新しい展開が始まるかもです。

一方、舞ちゃんの恋バナの相手になるらしきキャラもすでに判明しています。

前作のようなややこしいことにだけはなりませんように。

祥子さんの決断

「舞はもう大丈夫」と、めぐみさんに報告した祥子さん。

そのように報告する決断は、祥子さんにとっては嬉しい決断であるとともに、苦渋の決断であったかとも思います。

孫にこれだけなつかれたら、ばんばとしては孫娘を手放すのはつらいはず。

そして舞ちゃんの五島滞在を、引き伸ばそうとすればいくらでも引き伸ばせたはずです。

しかし、孫娘のためにも、そして娘のためにも、元の生活に戻してあげなければ本人のためにはならない。

舞ちゃんのため、めぐみさんのためとは言え、祥子さんが舞ちゃんを大阪に帰すと決断を下したときの胸中、想像するにあまりあります。

でも、舞ちゃんの一言に救われたかとも思います。

舞ちゃんの一言とは、

「ばんば、今までありがとう」

です。

舞ちゃんが五島で過ごした数ヶ月の時間は、これから先の舞ちゃんにとって宝物のような時間になるに間違いありません。

と同時に、舞ちゃんの成長を見続ける視聴者にとっても、忘れがたい豊かな時間になりました。

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予習レビュー

莉子さんを助けるために全力で走っても高熱を出すことがなかった舞ちゃん。

心の問題を克服したかに見えますが、まだ少しだけ心の中に何かが残っていたようです。

一太くんが弟の誕生祝いに凧揚げをすることに。

舞ちゃんも誘われるものの、一太くんにとってはとても大事なイベントである凧揚げで失敗したどうしよう。

失敗をおそれて何も出来なくなる舞ちゃんの臆病な性格がまた出てしまいます。

しかし意を決して、凧揚げにチャレンジすることに。

そして、凧揚げがうまくできるという成功体験を舞ちゃんは積むのだとか。

この凧揚げの場面は番宣で使われていましたが、そんな記念すべき瞬間の場面だったとは・・・。

さて、今週中か次週の冒頭、舞ちゃんは東大阪に帰ります。

そして次週は、もう高熱を出して倒れることのない舞ちゃんが描かれます。

舞ちゃんが「夢の種」のようなものを見つけて、そこに向かって歩き始める次週の物語の舞台は再び東大阪。

貴司くんや久留美ちゃんなどの幼馴染みたちと過ごす小学生時代の最後の週でもあります。

本作の幼馴染みたちは、物語のクライマックスまで深い付き合いが続くものと思われます。

将来、幼馴染みたちの過去の回想場面が描かれた際、感動がよりディープになるよう、子役ちゃん時代の幼馴染みたちの姿を記憶に刻みつけておこうと思います。

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POSTED COMMENT

  1. masm580 より:

    一太くんいい子過ぎ(笑)…オソヨウはよかった、昔に同じことがあった、あったと懐かしかった

  2. 名乗る程の者ではございません より:

    ぐだぐだコメントしませんが

    外伝とタイトルに付けていいのは「カムイ外伝」、「セクシーコマンドー外伝 すごいよマサルさん」、馬場猪木モデルのふたりが東京ドームで闘う「グラップラーバギ外伝」の3つだけだと思うんだッッッッッ!最後の作品は先週ずっと読みなおしていたなあ😢

  3. 秋桜おばさん より:

    いやぁ、泣かされました。
    五島と大阪、なかなか行ったり来たり簡単に出来ない距離だから、祥子ばんばも切なかっただろうなぁ(;_;)
    でも、これからは電話も気軽に出来るし、盆正月の帰省も出来るね。
    男の中の男、一太くんにもまた会いに行ってあげなくちゃ!

    ダメなことはダメ、いい事はいい、ちゃんと伝えられることが大事。
    だからこそ心を打たれるんですね。

    子役ちゃん週は来週で終わりですね。
    寂しいなぁ。
    でも、そっくりな子役ちゃんからだから、すんなり大人舞ちゃんにバトンタッチ出来そう。

  4. オペラ座の怪人 より:

    舞ちゃんが急に「飛行機!」って言ったわけだけど、
    当時、飛行機代も、馬鹿にならないくらい高かっただろうに。
    まあ、舞ちゃんは子供だから、飛行機代の高さなんか、
    分からなかっただろうけど。

    中小企業経営者の女将(おかみ)さんとしては、
    なかなか、痛い出費だったような気がします。
    つまらんこと書いて、すみません。

    でも、私、チビッ子の頃、
    両親が、それはそれは、お金にうるさい人で、

    私が「飛行機!」って言った日にゃあ、
    絶対に「怒鳴られる」と思っちった。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  5. zebra より:

    現実には絶対にありえない、自宅に疾走したことによって元気になったという設定。それが理由で東大阪に戻れるようになったというのはこじつけにしか見えない。東大阪に戻す理由付けには他にいくらでも方法があったろうに。

  6. 名乗る程の者ではございません より:

    YS-11って中途半端に高いトコ飛ぶしそれなりに揺れるから高所恐怖症の私には苦手、伊丹→出雲に利用したけど帰りは特急やくも→新幹線使いました

    ジョーさん、鍵盤やる前は東大阪にいたんかい?よくみたら又吉さんでした

    凧が上がった時に脳内ではさださんの「天まで届け」が再生されたなあ
    舞い上がれ、風船の憧れの様に~♪
    今年の紅白歌合戦でさださん歌うのはこれかな?(ももいろ歌合戦では大トリで「防人の歌」がいいなあ)

  7. オペラ座の怪人 より:

    最初に、舞ちゃんが一太君を訪ねて来た時、
    一太君は、若干、不機嫌そうな感じで、
    「なんね!?(何の用だ!?)」みたいな感じだったと思うけど、
    舞ちゃんが「私もバラモンだこ、揚げたい!」みたいに言って、
    即、主題歌になっちゃったけど、
    一太君は、喜んだんでしょうな~。

    私みたいに「何だ!? 今頃!?」みたいな悪態は
    つかなかったんでしょうな~。

    で、一番だこ(っていうか、分からんけど)を
    一太君が舞ちゃんに譲って、
    最初くらいは失敗するかと思ったら、
    最初っから、うまくいっちゃって、
    おじちゃん(私のこと)、涙が出ちゃったよ。

    色々あったけど、やっぱ、東大阪に帰ることになって、
    一太君も、
    最初、ぐずっていたけど、
    最後、気持ち良く送り出してくれて、良かったね。

    地理的関係がさっぱり分からんけど、
    お母様は、ご実家までは迎えに来なくって、
    おばあ様の船で往復(どことどこを?)した後、
    大きな船で往復して(どことどこを?)
    で、そこから、
    え?飛行機?

    来週は、子供編→大学生編、ね。

    ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  8. 還暦 より:

    信吾さん、それは言わない約束。軽トラでないと運べない凧。一太君男前。失速しそうになったら皆が助ける。うまく上がって良かった。でも大阪ではこういう体験が出来なかった。幼いプロポーズ。一太君初恋破れる。成人後の一太君、再登場するとしたら誰が演じるのかな。哀川さん、舞の成長を離れて見守る役どころだったね。これで第一章の終わり。YS11だ。国産初の旅客機何度も乗りました。来週は実家の危機。どう乗り切る浩太さん。

  9. 魁光006便 より:

    祥子クリニックも今日で終了。名残惜しいですね。
    五島のみんなのキャラが最高だったのでなおさらです。

    ばんばの教えを胸にこれからの舞は力強く生きていくでしょう。

    何かと前作と比較されていますが、私はそこは切り離して見ていきたいと思います。

    何かと繊細な舞ですが、気を使おうとしたら逆に人を傷つけてしまった。よくありますよね。
    私も人の顔を伺うタイプです。

    このばらもん凧の経験で舞はひとつ経験値を上げましたね。
    来週はその成長の成果が出ることを期待しています。

  10. 丹善人 より:

    一太君、本当にいい子だね。2歳下の妹がいることもあるけれど、
    とてもやさしいお兄ちゃんで、よそ者の舞ちゃんを自然に受け入れてくれて。
    舞ちゃんも、お兄ちゃんといるような感覚になっていたのかも。
    実際の3歳上のお兄ちゃんは不器用だけど、兄妹間はとてもよいし。
    一太君ともこれで最後かと思うとジーンときてしまう。
    大きくなって戻ったときには再会はあるのかな?

    来週末には学生編が始まるようですが、ネットの書き込みで、ちむどんを
    もっと早く打ち切って、今回の子ども編を1ヶ月くらいやってほしかった
    とあったけれど、本当にそう思う。

    • オペラ座の怪人 より:

      ほんと、子供編をもっと長くやって欲しかったですなあ。
      ちむどんは、ほんと、最低最悪の朝ドラでした。

  11. よるは去った より:

    舞「凧・・・・・・私があげた・・・・・・・・。」

    表情がなんとも言えなかったですね。

  12. 名乗る程の者ではございません より:

    ベトナム戦争反対活動、ラブ&ピース、ボブディラン、ビリージョエルのグラスハウス、ウルトラ警備隊みたいな制服、ATG映画の女性みたいな気だるい雰囲気、時にはボブマーレィのレゲエであったり時にはパンクロックっぼい歌詞(尾崎豊チックな歌詞もある)等々
    要するにねるちゃんがいた欅坂46っておっさんが好きになるのに言い訳しやすいグループだったんだよな

    まあ、そんなこ理屈がど~でもいいようになるぐらい現在のねるちゃんはカワエエけどな、次はアラサーのさくらちゃんとしての登場を待ちますか

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