カムカムエヴリバディ

雉真家に戻る安子とるい / カムカムエヴリバディ 第26回

2021年12月6日(月)第6週「1948」

あらすじ

安子とるいが、岡山の雉真家に戻ってきました。美都里は、孫娘と再会できたことを心から喜び、安子とるいが戻ってきたことを笑顔で受け入れました。その日から、安子とるいの雉真家での新しい暮らしが始まりました。

千吉、美都里、勇、そして女中の雪衣たちとの生活で、安子の暮らしは一変しました。働きづめでありながら苦しい生活が続いていた大阪での日々とは正反対の、不自由のない暮らしになりました。

安子は久しぶりに生まれ育った商店街に足を運びました。そしてきぬと、きぬの両親との再会を心から喜び会いました。きぬはすでに結婚していました。きぬは、疎開先で農家の三男に見染められたのです。

安子はきぬに相談しました。大阪での暮らしは大変だったが、あの暮らしが恋しい。大阪での日々のままでいたかったと。雉真家での暮らしに物足りなさを感じながらも、安子はるいといつまでも一緒に暮らしていけると信じて疑わないのでした。

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予習レビュー

前週の「安子ちゃんの時代の大阪編」は一週間で終わり、安子ちゃんとるいちゃんが岡山の雉真家に戻ってきました。

さて、今週のサブタイトルは「1948」。

過去五週のサブタイトルは常に複数の年にまたがっていましたが、単年タイトルは今週が始めて。

今週は、時間の大きなスキップがない描写になる見通しです。

というわけで、これまでよりも時間がゆっくりと進むことになりそうな今週は、安子ちゃんの人生の転機となるような出会いが描かれるはずです。

その出会いとは、進駐軍の将校・ロバート・ローズウッドです。

ロバート・ローズウッドとの出会いが安子ちゃんにとってどのような転機になるのかは、今のところ不明です。

ただ、ロバート・ローズウッドとの出会いが安子ちゃんの人生の転機になるとアナウンスされているのみ。

一方で、安子ちゃんの今後の人生は次のようにもアナウンスされています。

渡米する、と。

本作の制作発表時にアナウンスされていたとおり、安子ちゃんがこの先で渡米することになるのなら、そのきっかけとなる人物はロバート・ローズウッドしかいません。

今週の時間の動きはゆっくりですが、安子ちゃんの人生にとっては最大の変化が生じることになるのかもしれません。

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感想

月曜日から明るいフラグと暗いフラグが二つ立ちました。

明るいフラグ:ネタバレあり

きぬちゃんとそのご両親と再会した安子ちゃん。

きぬちゃんのお父上が安子ちゃんに言いました。

あいつ(算太くん)なら、きっとどこかで生きているだろう。

このさりげない一言はかなり大きなフラグです。

以下、ネタバレが含まれます。

次週の月曜日、なんと算太くんが生きて帰ってきます。

算太くんが雉真家の安子ちゃんの前に姿をあらわすことが判明しました。

算太が生きて帰って来る / カムカムエヴリバディ 第31回

算太くんが生きて帰ってくる一週間前の今日、しっかりとフラグを仕込んだようです。

暗いフラグ

一方で、あまりにも暗すぎる不吉なフラグが二つも立ちました。

その二つのフラグは両方とも同じ未来を暗示しています。

まずは一つ目。

雉真家に帰って早々、るいちゃんが安子ちゃんに尋ねました。

「ずっとお母さんとおれる?」

環境の急激な変化に、るいちゃんは不安に思ったのでしょうか。

そのるいちゃんに安子ちゃんは言いました。

「お母さんは何があってもるいを離さん」

しかし、残念ながらるいちゃんの不安はいつか実現してしまい、安子ちゃんのるいちゃんへの約束も守られなくなってしまう日が来るのでしょう。

そして二つ目、これは今回の最後のナレーションです。

「安子は、これまでと変わらないるいとの暮らしがいつまでも続くと思っていました」

さて、このナレーションとよく似たナレーションが第1週にあったはず。

「安子は、この幸せな暮らしがいつまでも続くと思っていました」

この第1週は、その後の安子ちゃんの波乱に満ちた人生のフラグになっていました。

そのナレーションと対をなすかのような今回のナレーション。

安子ちゃんが運命に翻弄される日が近いことの暗示なのでしょうか。

次週は・・・

次週は算太くんの生還という、ここ数週間の中で心から祝福すべき場面から始まります。

しかし、良いことの後には悪いことが起こるのがドラマの展開の定番です。

とっても嬉しいことから始まる次週、何が起こるのでしょうか?

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POSTED COMMENT

  1. 重信六三郎 より:

     これからの展開を思うと気が重い中、きぬちゃんの旦那さんの登場に救われました…。

     旦那さん、安子さんがきぬちゃんと2人で話しをする機会を作ってくれたように、底抜けに明るいでなく、周囲への気配りも出来るようですね…。

     この先、算太さんが戻って来た時には、算太さんときぬちゃんの旦那さん、気が合うような気がします…。

  2. 秋桜おばさん より:

    交通事故というアクシデントがなければ岡山に帰らず、貧しいながらも大阪で母娘2人で幸せに暮らしていけたのに。運命は得てして非情な時がありますね。美都里さん、明らかに病み上がりのような様子なのに上辺は帰って来たことを喜んでいるみたい。雪衣さんも気が利くお手伝いさんだけではないような…。岡山編早くも暗雲立ち込めていますね。
    救いは、疎開して離れ離れになってたきぬちゃんが帰って来てくれてたこと。そして、きぬちゃんの旦那様があの(!)よしひさお兄さんだったこと(わーい!)きぬちゃんの周りは明るい青空みたいだ。
    安子ちゃんの心の支えだね。見ている私もハラハラの中にホッとひと息つけました。

  3. ぱぽりん より:

    安子とるいを玄関で迎える美都里。
    しっかしその背後に映る富士山(?)の絵、不安の予兆MAXじゃありませんか!
    ナンマンダブ、ナンマンダブ・・・

    雪衣、素敵ですね。
    岡田さん、着物がとても似合っています。
    この先、役者人生初の悪役となるのでしょうか?

  4. オペラ座の怪人 より:

    みどり(YOU)さんは、
    嫌みや恨み言を言わず、
    とりあえず「ありがとう」と言ってくれて、
    ああ、よかった。

    親友きぬちゃんとも再会して、
    ああ、よかった。

    でも、でも、
    お手伝いさん(岡田さん?)、
    何かありそうだなあ。

    そして、今日の最後のナレーション、
    るいちゃんとの関係で、
    猛烈に悪い予感がするのお。

    ( ̄▽ ̄;)  ( ̄~ ̄;)  ( ̄□ ̄;)!!

    (-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ

    おしまい

  5. H.Sakigake4th より:

    岡山編第二部スタート。
    これは三角関係の始まりを予感させます。

    雪衣さんの勇ちゃんを見る目…。
    明らかに恋しているように見えます。
    しかし肝心の勇ちゃんは安子への想いは消えていない。

    先週の月曜日の「あんこ」へのセリフは今後のフラグとなりますね。

    ラストの含みを持たせたナレーション。
    幸せで穏やかな回でしたが、ところどころに潜む違和感に今後の波乱を仄めかしてます。

  6. 還暦のたつお より:

    低姿勢なのがかえって.不気味な美都里さん。後が怖そう。雪衣さんなんか腹に一物ありそう。るいちゃん「ずっとお母さんと一緒。」逆の伏線。きぬちゃん知らぬ間に結婚、旦那さんいい人そう。「あほなだけと思うけど。」でも働き者で明るそう。あのきぬちゃんが見込んだだけあって間違いなし。勇君ビジネスマンが板に付いた感じ。インテリ特有の弱さを抱えた稔さんよりも家業に向いているかも。「ずっと続いて。」ということは続かないのですね。

  7. 名乗る程の者ではございません より:

    いかなる理由があるかは現時点では不明ですが母子は生き別れしいつかはお互い対峙し過去に落とし前をつける展開があるみたいな感がありますね
    何度もリメイクされた森村誠一原作「人間の証明」が思い出されますね、渡米する雉間安子と渡米しなかった(できなかった)八杉恭子を対比しながらドラマを見ようと思いますね

  8. 還暦のたつお より:

    ロバート役の村雨さん。北欧出身、金髪碧眼の美男子です。彼は日本に来なければレンジャー部隊に入隊する予定だったそうです。通りで軍服が似合うはずです。海軍将校役の武井壮さんに続くマッチョなイケメンの登場です。彼の本職は植木職人ですが、ネットフリックス当たりのアクションドラマで俳優としても活躍してほしいです。華があるのにもったいないです。

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