2022/10/19(水)第3週「がんばれ!お父ちゃん」
あらすじ
仕事のことで苦しんでいる浩太を元気にしようと、舞は模型飛行機づくりに挑むことにしました。その日以来、舞と貴司は「デラシネ」に通い、舞は模型飛行機づくり、貴司は八木が自費出版した詩集を読む日々が始まりました。
しかし舞は、飛行機の骨組みをどうしてもうまくつくることができません。舞は浩太に相談したいものの何も言い出せずにいました。そのころ、浩太の工場の経営は行き詰まっており、ピンチから抜け出すために浩太は必死になっていたのです。
浩太はめぐみに相談しました。悠人を私立中学に進学させるのは今の状態では困難だと。しかし、その話を聞かされた悠人は猛反発しました。一方の浩太は、仕事がなければ工場をつぶしてしかねない状況に苦しみ続けていました。
そんな中でも浩太は、舞との約束を果たすために、舞を遊園地に連れて行きました。その日、遊園地で気持ちを新たにした浩太は、取引を打ち切られたカワチ螺子を訪問。製造が困難な特殊ネジの試作を引き受ける決断を、浩太は下しました。
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感想
デラシネ
舞ちゃんと貴司くんの憩いの場と化したデラシネ。
デラシネとはフランス語で「根無し草」を意味する言葉なのだとか。
デラシネの店主・八木さんは、どう見ても人づきあいが苦手なタイプ。
前回、本を雑に扱う客へのあしらいが、そのことを雄弁に物語っていました。
今回も詩を書くことの苦痛を語る言葉の中に、人づきあいが苦手であることが暗示されていました。
人づきあいが苦手なので、人の中に入ってゆけない。
そんな自分の性格を「根無し草」と表現したのが古本屋さんの店名の由来?
八木さんのお店は、貴司くんが就職した後も、彼の憩いの場となるようですが、古本屋が生き残るのが困難な時代には逆らえません。
ちょっとネタバレになりますが、八木さんが店を畳む日がやってきます。
古本屋をこよなく愛するブログ主は、デラシネの閉店の道を選ぶ八木さんのその後のことが、今から気になって仕方ありません。
浩太さんとチビ舞ちゃんの挑戦
無理難題に挑む、池井戸潤小説のようなものづくりの人たちの挑戦のストーリーが始まりワクワクが止まりません。
今回の前半、カワチ螺子に足を運ぶものの、担当の男性に相手にしてもらえない浩太さん。
そのとき、若い男性社員が何か言いたそうな表情を浮かべていたので、この男性がその後、何らかの役割を果たしてくれそうだと期待していたら・・・
今回のうちにその若い男性社員が一歩踏み出してくれました。
さて、浩太を袖にした担当の男性社員は、浩太さんの工場には新しい機械も独自の技術もないと、かなり手厳しい言葉を口にしました。
その直後、画面に映った浩太さんの工場。
確かに、おそらく先代の頃から使われているらしい、いかにも古そうな機械があるだけでした、浩太さんの工場は。
そんな工場で、今回引き受けた試作の案件はかなり難しいものと思われます。
浩太さんの工場に勤める職人の笠巻さんが、難しいことを理由にその仕事を突っぱねるのか、それとも難しさに挑むことに粋を感じて挑戦の道を選ぶのか。
おそらくは後者になるものと思われますが、3週目にしてこんな素敵なストーリーを堪能できて、ブログ主は大満足です。
一方、浩太さんの挑戦と対比するかのようにチビ舞ちゃんの挑戦もスタート。
今週の放送はあと2回ですが、この2回で浩太さんの挑戦とチビ舞ちゃんの挑戦が並行して描かれるのでしょう。
追伸:「キラキラしてるな」
話が前後しますが、気落ちしていた浩太さんを奮い立たせたのはチビ舞ちゃんが東大阪の街並みを表現した「キラキラしてるな」という言葉でした。
ものづくりに励む浩太さんたちものづくりの人たちへの、極上のエールの言葉だったと思います。
チビ舞ちゃん、いいこと言うね。
予習レビュー
今週のサブタイトル「がんばれ!お父ちゃん」の回収が、今回あたりから始まるかもしれません。
お父ちゃん=浩太さんの工場は行き詰まっています。
必死になって社長営業を続けるものの、あてにしていた取引先からは仕事がもらえない
仕事がなければお金がまわらない。
従業員の給料や、納入業者への支払いでいっぱいいっぱい。
浩太さん自身の給料は返上しないと工場が立ち行かない、そんな状況のようです。
給料を返上すれば岩倉家の家計はひっぱくし、私立中学への進学を目指して受験勉強に没頭していた悠人くんも、私立をあきらめ公立に通わざるを得ない。
工場のピンチは岩倉家のピンチでもあります。
そんな逆境下でも、浩太さんは舞ちゃんの模型飛行機づくりを手伝い、以前から約束していた遊園地に舞ちゃんを連れて行ってくれる。
優しいお父さんぶりに今回は泣かされるかもです。
そして、そんなお父さんの優しい気持ちに触れた舞ちゃんの中で「がんばれ!お父ちゃん」の気持ちのスイッチが入るようです。
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古本屋のご主人は、孤高の詩人だったのですね。
貴司くんに語った詩作の話は、小学生には難しすぎたかも。
でもその話から貴司くんは、何かを感じ取ったような。
貴司くんもまた、詩人の魂を持っているのかもしれません。
この詩人の魂を持った少年は、どんな大人になっていくのでしょう。
お父さんを元気づけたいという舞ちゃんの気持ちが、何ともいじらしく微笑ましいです。
でも舞ちゃん、舞ちゃんはもうお父さんを元気づけているよ。
お父ちゃんが引き受けたいと言った、特殊ネジの試作の仕事。
どん底からの起死回生の物語は、大好きです。
追伸 ; 丹善人さんは、豊中の方なのですね。
私も豊中市民です。
あの地震の日には出産後で市外にいたため、私自身は被災を免れました。
それでも多くの被害があったことは、自宅に戻ってから見聞きしました。
公立だと東大は難しいという話でしたが、朝のゲストの伊沢君と東大王で戦った鶴崎君は鳥取県立鳥取西高等学校の出身です。田舎だと私立よりも県立高校普通科(特に旧藩校)の方がレベルが高いのです。ただし、近年私立高校も一流大学進学に特化したクラスを作ったり、成績優秀者には学費免除したりして、偏差値を上げて、県立高校を追い抜きつつあります。ただ1994年当時は田舎だと、まだまだ県立の方が大学進学には有利でした。
還暦のたつお様のコメントを拝読して。
今日の、浩太さんが悠人くんに話をする場面を見ながらふと「公立の中高一貫校があればな…」と感じました。
現在(2022年)でこそ、(舞台となっている大阪府は分かりませんが)日本の至る所に公立の中高一貫校が増えつつあり、私が住んでいる県でもそれこそ“雨後の筍”のように県立中学の開校ラッシュが続いています。
我が県の場合は既存の県立高校(いわゆる“地域トップ校”と見做される進学校が多い)に附属中学が創設されるケースが殆どです。私の出身高校にも10年前に附属中学が創設され、現在では中高一貫組の卒業生の皆さんがそれなりに進学実績を上げているようです。そしてついに昨年には県内で“公立ツートップ”と見做されている公立進学校にもそれぞれ附属中学が開校しました。(個人的には「こんなに“雨後の筍”の如く県立中学を作るのか…?」と首を捻っているのが本音ですf^^;)
全国的に公立の中高一貫校が増え始めたのはおそらく2000年代以降でしょうか?…劇中の時代(1994年頃)ではまだ皆無だったか、あってもきわめて少数だったかもしれませんね。
仮に悠人くんが通っている塾に『二月の勝者』の黒木先生のような先生がいれば、事と状況次第では中学受験を諦めなくて済む道が開けるだろうに…と、ふと昨秋放送された他局のドラマを思い出した次第です。(長文失礼致しました)
この時代からかな、下請け業務をしていた中小企業が、元受けからの仕事を中国、韓国に奪われ、余力のあるうちにオリジナル製品の開発、販路の開拓に乗り出すのは。浩太さんの対応がいささか遅いような気がしたけど下請け切りが始まったのは、思えばこの頃からだったんだね。
カワチネジに乗り込む浩太さん
私の脳内ではALFEE「希望の鐘が鳴る朝に」がBGMで流れっぱなしでしたね(サラリーマン金太郎主題歌)
うん、おっさんになってもカッケーよ!矢島金太郎さん👍️
大阪で古本屋といえば京橋・山内書店
ネットなんかなかった時代、ここでいろんなサブカルを学びお宝ゲットしたなあ
浩太さんの苦悩。胸が痛くなります。
それでも舞のためにも家族サービスをしたり、何度も取引先に頭を下げたり、無理難題にもチャレンジしたりと精力的です。
その原動力は新たな挑戦をする舞でしょう。
過去の夢にチャレンジする舞を自分と重ね合わせているんでしょう。
確実に励みになっているはずです。
今作は朝ドラながら日曜9時のドラマを見ているような感覚です。
物凄く新鮮ですが、これもこれでいいなと思っています。
内容は工場の倒産の危機にあるシリアスなものでしたが、その中でも舞ちゃんを遊園地に連れて行ってあげる(悠人くんには断られたけど)お父ちゃんの優しさにほっこりしました。
お父ちゃんの為に飛行機を作る舞ちゃんも、お父ちゃんの優しさを受け継いだんですね。
悠人くんの屈託は、病弱な妹に両親の関心が向いていたことに起因したのでしょうか。だから頑張って東大に入ると決めて努力してきたのに、それすら危うくなって落ち込むのも仕方ないかも。悠人くんに救いがありますように。
デラシネの八木さんは、リアルな又吉さんとリンクして見えます。影響を受けてそうな貴司くんのキラキラした目が印象に残りました。
子供たちの将来に、周りの大人が色々関わってきそうで楽しみです。
可愛い娘と遊園地デート
娘の満面の笑顔
親として、これほど嬉しいことはありません
頑張って受験勉強している息子に、私立を諦めるよう言う(まだ決定ではないかも知れませんが)
親として、これほど辛いことはありません
今日は父親·浩太さん回でした
お兄ちゃんは東大を目指しているんだ~
公立からでも東大には入れるけど、
まだ子供だから、
一度「私立中学!」って決めたら、
そこにこだわっちゃうんだろうね。
釘(だか、何だか)の試作品は、
朝ドラの王道からして、
一発大逆転で、うまくいくんだろうけど、
果たして?
ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ ヽ( ̄▽ ̄)ノ
(-A-) (-A-) (-A-) ← ざっくぅ
おしまい
震災について。
僕の住んでいる豊中市が、大阪府では唯一の被災地でした。我が家から
道路を挟んだマンションが倒壊しました。服部緑地につながる道路も
割れて通行止めが長く続きました。阪急宝塚線も豊中に入ると、
沿線沿いの多くの家がブルーシートで覆われていました。池田市との
境目の、阪急電車と国道が立体交差する地点で、陥落で通行不可になったり。
でも、ニュースは兵庫県しか取り上げられなくて、豊中市も被害が
大きかったと何度もぼやいてました。
又吉先生の喩え、深いなあ。竹ひご曲げてる。って古本屋でするなよ。危ない、危ない。お兄ちゃん、会社の危機。この事態に受験を控えた子供がいるとしんどい。浩太さん取引先を一社に依存したのはまずかったね。会社が暇になって遊園地に行けるのは悲しい。意外な糸口。無理を承知の案件。気が引けるけど「下町ロケット」、「陸王」始まる。
子どもの頃、奴凧や飛行機を作るのに竹ひごをろうそくの火で
あぶりながら曲げていました。普通に曲がりましたけれど、
空き缶を使うのは目からうろこでした。そんな手があったんだな。
生駒山の遊園地には何度か行きましたが、まだ変わらないですね。
高所恐怖症で、特に遊園地の飛行機が苦手なので、見ているだけでしたが。
幼かった娘と別の遊園地に遊びに行って、急流滑りに乗らなくては
いけなくなって、ようやくジェットコースター系は克服できたのですが、
飛行機は未だに無理ですが。
お父さん、起死回生の道を見つけられて良かったですね。これがフラグに
ならなければいいのですが。
10月19日
今日って10.19じゃないか!
近鉄対ロッテ川崎球場ダブルヘッダー
そんな日に近鉄バファローズユニフォーム着ている梅津大将、好っきやわ~♥️
生駒山上遊園地行くんですね
秋は紅葉もあり気候が良くハイキングするにも生駒山は良いとこです
因みに大阪桐蔭高校野球部のグラウンドもあり何人ものプロ野球選手がこの山中から誕生しています
関東の方がイメージするには高尾山が最適かと、高くもなく低くもない県境にあるなだらかな山
という生駒山ですが、元々は精進落としの為の生駒遊郭があった山です
生駒は哀しい女町~♪というサビが哀しい「女町エレジー」という名曲があります
舞えちゃんお母さんと長崎から帰りに乗った飛行機はYS\-11だと思いますよでもそのころはもう737767ジェット機が運用されていたはずですよなんだか前作と違って家庭身があっていい感じですね
でもなんだか1994年提ゆうたら翌年は阪神淡路大震災があった年だと思いますよ舞えあがれわ朝ドラの中で参上が描かなかったんですかねあまちゃんもおかえりモネ半分青色も東日本大震災の参上ようお入れて朝ドラの中で描いていましたからね
それから前作ちむどんどんスピリットオフは11月12日午後9-11時にBSプレミアやるそうです
東大阪の被災はほぼゼロでした
兵庫県の被災は西宮市・芦屋市・神戸市東灘区・灘区・中央区・兵庫区・長田区、淡路島北部がほぼ全域、尼崎市・伊丹市・須磨区、淡路島洲本市・南部が一部地区という感じでしたね
カムカムの時にも感じましたが、1995年の震災は阪神淡路大震災であり決して関西大震災ではございません